お金も時間もかかるけど…結婚後の「趣味」活動、皆はどうしている?

多くの人が多種多様な趣味にハマる時代。独身の人のなかには、「結婚したら、金銭的にも時間的にも、好きな趣味ができなくなりそうで嫌だ(心配)」と主張する人もいます。実際、結婚したら皆、趣味活動をどうしているの? 動向を探ってみました。

目次

自然に必要なくなった!? 趣味を辞めた派


まずは、趣味を辞めた派から。

・旦那が家で待っていると思うと自然に足が向かわなくなった。今は新婚生活を楽しみたいなと。毎週、絶対に休まないくらいハマっていたのに、自分でも驚いています!(女性/ダンス)
・以前は趣味の勉強も兼ねて頻繁に飲み歩いていましたが、家で一緒に飲める旦那を見つけたので、あまり出かけなくなりました。知識はある程度身についたし、これ以上はいいかなと満足しています。(女性/ワインソムリエ)
・時間がないのもありますが、子供が可愛すぎて今は出かける気がしないですね(笑)。(男性/バイクツーリング)

意外にも集まった回答では、皆“嫌々”、”仕方なく”、”止むを得ず”趣味を辞めたというわけではなく、自然に足が向かわなくなった、必要性を感じなくなったなどの理由でした。「独身時代にやりきったのでもう十分かな」という意見もあり、できるうちに思う存分やっておくと、人生のステージが変わったときに悔いも残らないのかもしれません。

家族の理解と応援は必須!? いっそう趣味を楽しんでいる派


続いて、結婚後も趣味を思う存分楽しんでいる、という人たち。こちらも多数いました。

・妻には半分呆れられつつ、変わらず追っかけています。最近は娘が大きくなり、ハマってくれて(洗脳して?)一緒に楽しんでいます。(男性/アイドル)
・夫婦でアニメ好き。元々そういう繋がりで知り合ったこともあり、一緒に見たり、ロケ地を巡ったり、思う存分楽しんでいます。(女性/アニメ)
・視野を狭めたくなくて、結婚してから始めました。ランナー仲間も増え、子連れで“パパの集い”をしたりして、かなり満喫しています。大会に合わせて旅行を計画するなど、妻子もできるだけ巻き込んでいます。(男性/ランニング)
・全く変わらないペースで続けています。奥さんも応援してくれて有難いです。(男性/楽器演奏、武道など(複数))

こちらは予想通りというか、「家族の理解」があるというのは大前提のようですね。むしろそれに取り組むことによって仲が深まっている様子も見られ、趣味は夫婦円満にもひと役買っていると言えそうです。

今だけお休み! 一時休止している派


最後は、完全に辞めたつもりはないけれど、とりあえず今は辞めている、という人たち。

・子供を産んで行けなくなった。昔の友達が楽しんでいるのを見ると、ちょっと寂しい時もあるけど、今はYouTubeなどを見てガマン。子供の手が離れたらまた行きたい。(女性/ライブ参戦)
・やむを得ず休止中。結婚して、ご飯が美味しくて太って、久々に試合に参加したら脚を痛めてしまい、ドクターストップ。痩せるためにも行きたいのですが……。(男性/フットサル)
・家を買って節約しているので最近は行けていませんが、子供が大きくなったら連れて行くつもりです。(男性/スノーボード)

子供が生まれた、家を買った、健康上の理由など、大人の階段を上ったからこその(!?)コメントが並びました。他に大事なものができると趣味の優先度が自然に下がることはあるのでしょうが、「時間ができたらまたやろう」と決め、今しかできない子育てなどに精一杯取り組む、というのもひとつの選択と言えそうですね。

意外にも、周辺調査では「配偶者が反対するので、辞めました」という人は一人もいませんでした。むしろ「趣味は二人の生活を楽しくするもの」「趣味があったほうが人生を豊かに生きられる」などと考えている人も多く、結婚による制限を気にしている独身者も、その点はあまり気にしなくてもいいのかもしれませんね。一部の独身者からは「時間があり余っているので、趣味はとりあえずの暇つぶしです(笑)」なんて意見も聞かれましたが、皆さんは、結婚しても趣味を続けたいと思いますか?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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