男性がデート中の彼女に「お願いだからやめて欲しい」と思うこと5つ

たくさんの情報がインターネット上にあふれている今、ほんの少しでも検索すれば「デートマニュアル」なんてものはいくらでも見付けることができる。だが、デートのコツが並べられた特集ページを眺めながら、こう思ったことはないだろうか?

「こういうのって本当に効果あるのかな~……」

その手の“マニュアル”は、効き目や手応えがあれば良いが、相手にそれが見抜かれた場合、あなたの評価を著しく下げる危険も潜んでいる。なによりも、あなた自身の心が傷つくことにもなる。
そんな失態を犯す前に、“男性側”からみたデート中における女性への本音を知っておこう。

目次

男性が好感の持てる女性って?


「女性向けデートマニュアル」では、“一般的に”以下の項目がよくまとめられているように思う。

1.とにかくいつも笑顔! ニコニコしている女子をキライな男性はいないので話し掛けやすさもUP!
2.自分のことばかり話さないで彼の話もしっかり聞こう! ただ相槌を打つだけではなく、「それで?」「その時どうしたの?」と質問を挟むと、より「聞いてますよ」アピールができて◎。
3.服装は女子力高めのキレイめで。露出のし過ぎは厳禁。遊園地やハイキングデートのときはちゃんとTPOを考えた格好を!

――このマニュアルを読んだ瞬間「ああ、めんどくさっ」「私のキャラじゃない……」と苦笑いする女性も少なくはないだろう。
ただ、上記のポイントは、なにも間違ったことは言っていない。実際、デートの際この3つを実行してみれば彼の反応は格段によくなるはずだろう。
……けれど、これらはあくまで「基本」であり「原則」。男性たちは実際、デート中の女性にどんなことを求めているのだろうか?

男性がデート中の彼女に求める5つのこととは


1.キレないで!
・「お願いだからヒステリーだけは起こさないで!! 生理前なのか、突然ちょっとしたことでキレる彼女。気遣って『大丈夫?』って言葉を掛けても、日によって反応が違うから困る。ある日は『ありがとう~!』って嬉しそうにしてるし、別の日には『男にはわかんないのに、わかったようなフリしないでくれる!?』って怒る……。もうどうしていいかわからない」(30代・物流関連職)

2.他の男の影を見せないで!
・「社交的な僕の彼女は男友達が多い。それだけならいいんだけど、彼らとの交流をいちいち報告してくる。『○○さんたら私が投稿するたび“いいね!”してくれるんだ』『LINE仲間で今度バーベキューに行ってくる』僕を嫉妬させようとしてるんなら逆効果! 男は彼女がいかにモテるかなんて聞きたくない。最近じゃ自慢ばっかりで気持ちが冷めつつある」(20代・ホームヘルパー)

3.回りくどい言い方をしないで!
・「『会社で上司に“○○さんはいつもさりげなく気を遣ってくれるね”って言われちゃった! ぜんぜんそんなことないのに。ね? そう思わない』って言われた時、バカ正直に『ああそうだね』って返したらデートの途中で帰られた。どうやら俺に『その上司よく見てるね』って言って欲しかったみたいだけど、そんなのコッチは分かるハズもない。褒められて嬉しかったなら素直に喜べばいいのに……そしたらこっちも『良かったな~』って言ってあげられて、けんかにならずに済んだのに」(20代・技術エンジニア)

4.すぐに疲れないで!
・「女性ってすぐに体力がなくなっちゃいますよね。屋外デートだと、途中から明らかな“ガス欠”状態に見舞われて、みるみるうちに不機嫌に……。男はどうしても自分基準で考えちゃうんで、『ちょっと疲れたな~』とか『お茶でも飲まない?』とか女性から合図を出して欲しい。デート後に『休憩もさせてくれなかった!』って、気の利かない男呼ばわりされても困る。ある程度はしょうがないと思うけど、一緒に何か楽しめるくらいの体力はつけて欲しいな~」(30代・予備校講師)

5.不満があるならその場で言って!
・「一番嫌なのは、そのときは『別に』とか『なんでもいいよ』って言ってたクセに、後から『あの時はこうして欲しかった』って言われること。僕に直接ではなく、SNS上でそのことをグチグチ言ってるのを見たときはマジあり得ないと思った。なにか不満があるならその場で言う、言えないなら後でも言わない。いい大人なんだからそれは徹底してくれないと」(40代・コンサルティング業)

男性が望むのは「~して欲しい」ではなくて「~しないで」だった


「デート中、彼に何を望む?」という質問を女性側にすると、「同じ速度で歩いて!」「車道側を歩いて!」「もっと買い物に付き合って」「ステキなお店に連れてって」「できれば知らないうちにお会計を済ませておいて欲しいな」……などなど「~して欲しいの!」というたくさんの要望が返ってくるだろう

けれど今回の調査で男性たちが口を揃えて言ったのは「~しないで!」というNG集だった。その理由を、ある男性はこう語ってくれた。

「男は好きでもない女の子とはデートしません。それは“ヤリたい”って気持ちもあるかもしれないけど、その子に好意があるということは変わりない。だから『自分の好きな子』がデート中に多少やらかしたり失敗したって、たいていの場合は受け流せるんです。だからこそ要望より、『~しないで!』って発想になるんじゃないかな?」(30代・会社員)

――見よ、男性たちの広い心を!(笑)。それはもしかしたら「俺が付き合うって決めちゃったんだし……」という諦めに近い感情からくるのかもしれないが、男性たちはずっと「俺の彼女」に対して寛大だったりするのだ。

だが、以前の記事「突然の別れにつながる可能性大! 男が彼女にして欲しくないこと4つ」
でもお伝えしたように、男性側の小さな不満や怒りを決して見くびってはならない……。彼らの怒りは無言のまま積もり積もる。男性たちの“最低ライン”を踏み越えたとき、待っているのは突然の、そして決して覆ることのない「俺たちもう別れよう」という言葉なのだ。

そういう意味では「~して欲しくない」という“禁止事項”を守るのは、「して欲しい」という“プラスの願い”を叶えるよりずっと難しいことなのかもしれない。「コレだけは嫌だ」という「彼とあなたのタブー」はカップルごとによって違う。
浮気だけは絶対に許さないという彼もいれば、仕事の邪魔をされるのだけはごめんだ! という男性もいるだろう。そしてそれはもちろん、女性であるあなたの側にも必ずあるはずだ。

「コレだけはやっちゃいけないこと」を早めに確認し、互いにそのNGを守る……それが何よりの「デートで好感度を上げる方法」なのである。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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