男子だって悩んでる!? 生理中の彼女に対する男の本音とは

生理は女性にとって、毎月の悩みの種だろう。恋人をもつ男性も、これがきたと言われたらつい戸惑ってしまうものだ。そもそも自身で体験できない男性にとっては、その苦しみを理解することも難しい。

ときにその理解不足から、けんかに発展することもある女性の生理について男性はどう思うのか。そのホンネを紹介し、うまくけんかを避ける方法を考えてみよう。

目次

1.そもそも、生理なのか教えてもらわないとわからない


女性は、生理になると機嫌が悪くなることがほとんどだ。しかし男性にとって、生理だから機嫌が悪いのか、単に機嫌が悪いのか、言ってくれないと判断できない。

筆者もかつての恋人からハッキリと伝えられず、ただ「察して」なんて言われたことがある。言いにくいのはわかる。だが積極的に伝えた方が、恋人とのトラブルは避けやすい。

筆者の妻も、まだ恋人として付き合い初めのころはちゃんと説明してくれず、120km離れた電話の端と端で口論になりかけたことがあった。こちらがデートに誘っているのに、無愛想に「会いたくない」とだけ告げられたら、嫌われたのかとすら思う。

今は生理になったとき、すぐに知らせてくれる。それで家事ができないのも、つらいから横になっていないといけないのも理解できる。教えてくれることで、なるべく楽にさせてあげようと、献身的になれる。
女性にとっては当たり前におきる現象なのだから、パートナーの前でまで黙っていては損だ。恥ずかしがるより、しっかりアピールして恋人に甘えてみてはいかがだろうか。

2.生理を言い訳にするな、と思ってしまう


パートナーが生理だとわかれば、筆者の場合は献身的になれると書いた。だが、なかにはそうならない男性もいる。

生理は病気ではない。毎月起こることならちゃんと自己管理できるだろう、いいかげん慣れろよ、なんて他人行儀に考える。だが、男性だって生理がどういうものか把握すれば、「慣れる」とかいうレベルのものでないことぐらいわかるはずだ。

「自分の体からレバーみたいのがゴロっと出てくるんだよ!」

妻からはそう教えられた。また、テレビであるタレントはこうも語っていた。

「男だって、三日三晩どばどば血が出続けること、想像して欲しいよね」

生理とは、男性には想像を絶するものである。いかに強烈なものか、誇張してもやり過ぎということはない。多少オーバーに主張し、そのすさまじさを教えてやるといいだろう。

3.セックスができなくてつらい


最後は夜の悩みだ。なかには生理中でも構わず行為に及ぶカップルもいるらしいが、生理中は女性の免疫力も落ちている。感染症にかかるリスクも高く、それでなくても女性の方は激しい痛みをともなうこともあるとのこと。

我が夫婦も、妻の生理から5日間は絶対に性行為はしないようにしている。その代わり、できない間はスキンシップを多く取る。生理中の妻はとくにお腹や腰の痛みを訴えるので、さすったり、マッサージをしてあげたりする。

もちろん、それでは物足りなく感じてしまう男性もいるだろう。そういうとき、「生理中なんだからしょうがないでしょ!」と怒るのはよくない。女性側が少し大人になって、優しく相手をしてくれれば、たいていの男はガマンできる。

以上が男性のホンネだ。これを聞いて「男は気楽でいいわよね」と妬ましく思う女性も多いかもしれない。しかし男性だって自分が経験できないことをどうとらえるべきか、戸惑いもあることを理解してほしい。
生理中の女性は、男性と接する余裕もなくなってしまうこともわかる。しかしそれならなおさら、男性に助けを求め、甘えるべきだ。

生理になるたびブルーな気持ちになるのではなく、これこそ優しくしてもらえるチャンスだと思って恋人と接してもらいたい。ふたりでいっしょに、つらい時期を乗り越えてみてはいかがだろうか。
(平原学)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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