急に何? 元彼が急に連絡してくる理由【男の心理】

とっくの昔に別れた男から急に連絡があったら……? 仮に未練などなかったとしても一度は愛しあった相手。あなたの心は少しはザワつくはずだ。

「懐かしいし、ま、食事くらいいいかな」なんてグラついてしまったら最後、元彼が仕掛けた罠に自ら飛び込んでいくようなもの。
実際、元彼から連絡があった女性の証言とともに、今更になって連絡してくる男の心理を追求したいと思う。

目次

1 自分に今彼女がいないから……


・「不倫してたオッサン(※当時はちゃんと名前で呼んでました)から別れてから5年くらい過ぎた頃に電話が来たときは驚きました。別れるときに”二度と連絡してくるな”って言ったのは向こうだったのに。電話帳から削除していたから、誰かわからず出てしまいましたが、「○○でぇぇぇ~す」というハイテンションな第一声に呆れるしかありませんでした。だから「もう二度とかけてこないでよね! アタシの人生の邪魔すんなよ!」……と今度は私のほうからきっぱり言ってやりました」

――別れて数年も経ってから連絡をしてくるというのは、ほとぼりが冷めて、女も許してくれているのでは? と思い込んでいるのだろう。
しかし自分の方から別れ際に吐いた「もう連絡してくんな!」というキメ台詞を自から破るとは呆れてしまう。
もしかしたら男はソレを覚えているからこそ「○○でぇぇぇす!」と、あえて無邪気に明るく連絡してきたのかもしれない。はたまたシラフじゃ恐れ多くて連絡できないからお酒の力を借り、酔った勢いで……という可能性もある。

なんにしてもこの彼は今の生活が楽しくないのは間違いない。今自分がモテていない状況下にあると元カノに連絡したくなるものだ。幸せでラブラブな環境ならあなたに連絡する必要などないのだから。

2 聞いてくれる友達がいない


・「元彼から、『今カノとのことを相談したいんだけど……』と連絡が。なんでアタシに相談すんの? 友達いないの?」

――「今カノの相談」これは明らかに元カノを誘い出す口実のほかならない。
元カノを安心させるために今カノをダシに使い『俺には下心はないよ~』とおびき出しているのだ。そういう男性に限って真剣に相談に応じると「こんなに親身に相談に乗ってくれて、やっぱり俺のことをわかってくれるのはお前だけだ」「キミは僕の心のよりどころ」などとヨイショして誘ってくるのだ。

3 俺のことを未だに好きだと思っている


・「イケメンの元彼から電話が。
元彼「もしもし?」
私「どちらさまですか?」
元彼「あぁオレオレ。○○だけど……」
私「え? え~~~っ!」
元彼「あのさ~これからメシ食いに行かない?(22時頃)」
私「ハァ? もうとっくに食べ終わってるから無理!」
……ちょうど好きな人ができたこともあって、気持ちも切り替えられつつあったときの電話だったから丁重にお断りしました。もしかするとお腹いっぱいの時だったからキッパリ断れたのかも(笑)」

――元カノに別れた後に平然と電話できる男はたいそうな自信家。しかも「オレオレ」などと普通に言ってくるのは「コイツはオレをいつまでも好きでいてくれる」「まだオレのことを忘れてないないハズ」と踏んでいるから。
「オレオレ」といった時点で、真剣にやり直したいとか復縁したいという気持ちなど相手にはこれっぽっちもない。
こういく男性は歴代の元カノに同じように軽いノリで電話をしまくっているのだ。

彼らの自尊心を砕くには「あのさ~~私もう好きな人いるから!」と言い切ってやるに限る。

4 慣れ親しんだ元カノの家をホテル代わりにしたい


・「元彼から、夜中に『悪いんだけど、終電逃したから泊めて! 頼む』とメールがきた。ありえない」

――元カノの家に宿泊しあわよくば……なんてずる賢い考えではないか。
家にあげてしまったら最後「都合のいい女」に確定。一度あることは二度、二度あることは三度……。一度目を許せば彼はつけあがりあなたを利用しまくるはずだ。
「終電逃しちゃった」「タクシー代がなくって」などと懇願してきても、仏のような慈悲心など出してはいけない。「うちは無料のホテルじゃないッ!」とキッパリ叩き切って欲しい。

最後に…元カノに連絡をする男性たちにその真相を聞いてみた


・「一人で飲んでる時とか無性に思い出す。特に仕事でミスしたりうまくいかないことがあると、優しかった元カノを呼び出したくなる。元カノだとみっともない俺を見せても平気だろうし今更カッコつける必要もないから。慰めて欲しいときに元カノは最適。俺の身も心も全て包んで欲しい(笑)」(飲食業・30代・男性)

・「別れた彼女であっても体の関係は続けたい。だってそこがイヤで別れたわけじゃないしね」(保険会社勤務・40代・男性)

・「いまさら元カノに連絡? それは淋しいからでしょ。人肌恋しいんだよね。”昔のよしみでやらしてくんないかな~”の一言に尽きるよ(笑)」(建設・30代・男性)

――男性たちは「あなたならきっとそれに応えてくれるはず」という期待とともに見くびっているともいえる。

「あれから何年もたってるのに連絡してくるなんて私のこと好きなのね」
という甘いロマンスとはどうやら事情が違うのである。あなたが元カレの餌食にならぬことを願う。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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