追う?追わない? 彼から別れをうやむやにされた時、大人女子がとるべき道4つ

人気歌舞伎俳優・片岡愛之助と、タレント・熊切あさ美の恋愛騒動がなにかと話題になっている。真実などはもちろん当人同士しか知るよしもないが、「別れ話をした」「別れ話なんて聞いてない!」「もう別れた」「別れてなんていない!」と食い違う双方の主張を聞きながら、「私にもこんなことあったなぁ……」と思った女子も多いのではないだろうか。

以前、「『これってフェードアウト?』音信不通になる男たち 彼らがいきなり姿をくらますワケとは?」
こんな記事を書いたことがある。物事のケジメをキッチリさせたい女とは逆に、自分が悪者になりたくない男たちはズルズルと別れの言葉を曖昧にしたり引きのばすことがある。

そんな時、泣き叫ぶのはみっともないけれど何かの区切りや決着をつけたくなるのが女心というもの。今回は「別れをうやむやにされた時、大人女子のための対処法」を紹介しよう。

目次

1.アクティブに追いかける


・「3年付き合って同棲までしてたのに、ある日家に帰ったら“ごめん、別れよう”のメモとともに消えていた彼。“こんな紙一枚で今までの年月をなかったことにしようなんて冗談じゃない!”って猛然と怒りが沸いて、ストーカーで訴えられないギリギリまで彼を追いかけた。でもそのうち、メールの返信すら返してくれないヘタレ男にエネルギーを使うのがバカらしくなって……。いまはあんな男よりイイ人見つけよう、って婚活頑張ってます!」(20代・広告宣伝)

――「彼の心はもう戻らない」「理由がどうでも私とは別れたいだけ」そうはわかっていても、理不尽な消え方をされたら追いたくなるのが女というもの。そんな時はただひたすら“自分のため”に、納得ゆくまで彼と連絡を取ろうと試みるのも良いだろう。ただしヒステリックなやり方は逆効果!
「あなたの気持ちは分かったけれど、最後に一度だけ話をしたいな」など冷静なひとことを添え、逃げる男を思わずホロリとさせるのが大人女子のやり方だ。

2.友達に愚痴りまくる


・「合コンで知り合った彼とデートを繰り返し、周りにも紹介したあとで連絡が取れなくなって二カ月……。『ごめん、忙しくて会えない』としか言わない彼に、これは他に女ができたな~とピンと来た。そこで、ずっと恋を見守っていてくれた友達へ連絡した。みんな忙しいのにすぐに飛んで来てくれて、『そんな男とは別れられて良かったじゃん』って慰めてくれて……。恥ずかしいほど泣きまくってスッキリした。あの夜の皆が奢ってくれた高価なシャンパンの味は一生忘れられない」(30代・宝飾店勤務)

――大人の恋は周囲に迷惑を掛けず、自分だけでケリをつけるもの。……とはいえ、理不尽な別れのの時こそ、支えてくれる友人の力は必要不可欠だ。あなたがこれまでに周囲と良い関係を築いてこられたならば、こんなにもツラいときに助けてくれる友達がきっといるハズ。“大人女子は友人というセーフティネットなしには恋するべからず”である。

3.「なぜ私は今こんなにもツラいか」を追求する


・「『結婚』という言葉が会話に出たあと、お約束のようにフェードアウトしてしまった彼の心をトコトンまで知るため、恋愛心理学の本を読みまくった。どうして男は追うと逃げてしまうのか、別れのときに何も言わないのかわかって胸のつかえが取れたような気がした。それから人の心に興味が沸いて、いまは心理カウンセラーの資格を取ろうと勉強中。以前は会社のなかしか知らなかったけど、資格講座に通ううち、世界も広がって……。いまは別れをうやむやにしてくれた彼に感謝しています(笑)」(20代・OL)

――大人女子は転んでもタダでは起きない! 恋を失った代わりに、「最後にケジメすら付けずに逃げる」という男性の実態を目の当たりにすることができたのだ。その貴重な体験を生かすか殺すかは女性の対応次第。この女性のように、「なんで彼はこんなことしたの?」という疑問を追求するのも良いだろう。知識が増え、失恋の傷も癒えるなんてステキなことである。

4.「失恋オーラ」を身に付けて新たな恋を探す


・「私の実体験では、失恋した直後というのは何故かモテます(笑)。もちろん見苦しい態度を取ったり、ボサボサの髪とかじゃ論外ですが、泣き濡れて憂いを帯びた瞳や、『彼に逃げられちゃった。私も悪かったかな』っていうしおらしい態度が男性をグッとそそるようです(笑)。私はそれで前の彼よりもっと優しい会社の同僚をゲットしました(笑)。ポイントは“健気さ”!元彼の悪口を絶対言わず、『非は私にあった』って態度でいると、男性たちは同情してくれますよ~」(20代・窓口勤務)

――見事な逆転劇! “失恋オーラ”も魅せ方一つで周囲を惹きつけるものに変わる。
もちろんそれはどんより陰気なモノではなく、涙をこらえて微笑むような“しっとりと”した憂いある雰囲気でなくてはならない。美しい失恋オーラを纏うのは大人の女ならではのこと。彼にフェードアウトされたあなたはぜひこの方法を目指そう。

うやむやにされたあとのエネルギーを有効活用すべし


段取りをキチンと踏んだ場合の別れ方とは違い、「ハッキリしない別れ」には必ずモヤモヤとしたエネルギーが女のなかに溜まり込む。

「なんで? どうして? なぜ彼はなにも言ってくれないの? 私のなにがいけなかったの?」

スッキリしない恋の終わり方を男から突き付けられて、そう思わない女はいない。完全にフラれたならばいざしらず、曖昧な別れのあとでは女は必ず「どうしてこうなったか知りたい」「こんな終わり方納得できないっ!」「この事態、なんとか修復したい」という一種の「情熱」が湧き出るものだ。

たいていの女性はそれを負の方向に持ってゆく。
泣き叫ぶ、男を追い詰める、みっともない形で修復を迫る、思い通りにならないそのむしゃくしゃを周囲にぶつける、はたまた男に復讐することに時間を費す……。
それは決して大人のすることではない。
大人の女性はその熱情を「正の方向」に向けることができる。仕事、自己の向上、趣味に没頭する、逃げるような卑怯な彼以上のイイ男を探す……などだ。
せっかく失恋で得られたエネルギーである。なにか有効なことに使わねばもったいないではないか。あなたのなかに今沸き起こっている「どうして?」という痛いほどの悔しさは「うやむやな別れ方をされた女」にしか与えられない気力……いわば特権のようなものなのだ。
男性に逃げられたあなたが早く自己の情熱をよい方向へ向けられるよう祈っている。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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