可愛がられるのにモテない…”祈られ女子”って!?

就職活動中の学生に企業から届く不採用通知、いわゆる「お祈りメール」。 自分たちの会社の人材としては必要ないけれど、当たりさわりがないようにとりあえず「今後のご健闘をお祈りします」と締めくくられるのですが、最近、同じように周囲の人から「幸せをお祈りされる女子」が増えてきています。「○○ちゃんの幸せを祈ってるよ」とか「○○ちゃん、応援してる!」とか、そういった言葉をかけられたこと、ありませんか?

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「祈られ女子」はなぜ恋人がいないのか?


幸せをお祈りされる女性は、されない女性よりも男性からの好感が高いからモテているのでは? と思うかもしれません。しかし、現状では多くの「祈られ女子」がその後の発展もなく、独り身生活を続けているのです。

幸せをお祈りするということは、離れて見守っているということ。男性の「○○ちゃんならきっと彼氏できるよ。絶対幸せになってほしいなぁ……」という言葉は、遠回しに「俺には関係がないよね」と伝えているのと同じです。建前としてあなたの幸せをお祈りしている男子は、現状なにもアクションを起こす気がないのです。

異性の友人がきちんといて、しかもお祈りまでされている状況なのに、なぜか恋人がいない……このギャップに戸惑い、恋愛への向き合い方をこじらせてしまう女性も少なくありません。

どうして「お祈り」の対象になるのか


では、なぜ祈られ女子は幸せを「お祈り」されるようになってしまったのでしょうか。その理由を探っていきます

1.好感度が高すぎる
祈られ女子は、安易に「好き」と言われがちな人がほとんどです。気軽に好きと言いやすいがゆえに本気の恋愛対象になりにくい、いわゆる「無害な人」になってしまっているのかもしれません。これはみんなに愛されるということなので、むしろ誇るべきことです。それではなぜ、この好感度がモテに繋がらず、現状まわりに愛されるだけの公認マスコットになってしまっているのでしょうか。

2.サバサバキャラになっている
「祈られ女子」の中には周囲に気を遣うばかり、必要以上に自分をさらけ出して笑いをとっている人が多く見られます。恋人がいないことをネタとして昇華してしまうのは、その典型といえるでしょう。そのことで、「この子は俺が幸せにしてあげたい!」と男性から思われなくなってしまうパターンに。

3.恋愛に関心がないと思われている
「祈られ女子」脱却への道においては、これが一番のポイント! 異性からも同性からも評価の高い「祈られ女子」は、仕事がテキパキできたり日常生活が高い水準で営まれていたり、何かと自分である程度はこなせてしまうような自立心が高い人が多いものです。
そこまでは良いのですが、それゆえデキる女子は定期的に自己アピールをしていかないと「恋愛に興味がない人」などと勘違いされがち。せっかく好感度が高いのに、結果として異性から放っておかれてしまうのです。

放っておかれているままはNG


好感度が高くまわりに愛されているからといって、「放っておかれている」現状を無視していては独り身生活から抜け出せません。

まわりが察してくれるのを待って黙っていては、「彼氏いると思ってた」、「彼氏いらないんだと思ってた」と思われてしまうのも当然のことです。オトナ女子が幸せをつかむためには、自ら「彼氏が欲しい」のだとバンバンと積極的に営業していくしかないのです。

上を向いていないグラスには水がつがれないもの。何かアクションを起こさなければ、すぐそばにいる異性も振り向く機会がありません。
具体的には、お祈りをされた瞬間、「じゃあいい人紹介してくださいよ」と返してみることを心がけましょう!
(五百田達成)

この記事を書いたライター

五百田達成
作家・心理カウンセラー。「男女コミュニケーション」「きょうだい型性格分析」「ことばと伝え方とSNS」をテーマに執筆・講演。35万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズほか著書多数。

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