セカオワSaoriも絶賛! 女子の心をぐっと掴む『僕の隣で勝手に幸せになってください』

"「言葉だけでアレだけど、応援してるから」と言われて
泣きそうになったから言葉だけでも応援は出来る。"

そんなつぶやきをはじめ、疲れた心に元気を与えてくれる言葉が満載の本、『僕の隣で勝手に幸せになってください』(蒼井ブルー/中経出版)。フォロワー数11万人超のフォトグラファーである著者が、これまでにツイッター上で綴ってきた格言やエッセイなどをまとめた一冊である。

3月19日の発売から、5月末時点で早くも第5刷目に到達。帯文を提供した人気バンドSEKAI NO OWARIのSaoriを初め、多くの著名人の間で話題となっている。

恋に仕事に人間関係に。ストレス社会で生きる女子たちにそっと寄り添い応援してくれる言葉の一部を、本書の中から紹介していこう。

目次

1.頑張っても報われないのはなぜ? 仕事を頑張るあなたを応援してくれる言葉


"頑張りは
必ず誰かが見ていてくれるらしいのだけど、
誰も何も言って来ないことから考えるに
そもそも
頑張りが足りてないか、
あるいは
こっそり頑張って
しまっているかである。"

「仕事は結果がすべて」とよく言う。ただ、「結果」とは0%か100%しかないと考え過ぎてはいないだろうか。たとえ50%しかできなくても「結果」は「結果」だ。発表しても、足りなければ評価は得られないだろう。しかし発表さえしなければ、足りているか否かの判断すらしてもらえない。

「こっそり頑張って」しまうのはカッコイイことかもしれない。けれどそれが単なる自己満足ではなく仕事ならば、発表しないのはもったいない。

自分では足りないと思っている頑張りも、案外、認めてくれる人はいる。中途半端でも「結果」と開き直り、少しずつ報告するなどしてみてはいかがだろうか。

2.信頼している人ほど厄介? 人間関係に悩むあなたを応援してくれる言葉


"信頼関係にある人との間でも嘘はある。何もかもをさらけ出して付き合うのは疲れるから、正直さは程々でいいと思ってる。ただ、誠実さは別。ここは求めたいし、応えたいとも思う。"

信頼している相手に裏切られるとキズつく。例えば、どんな人でも失言はある。自分に向けられた失言なら、腹が立ったとしても率直に怒りを示すのではなく、ユーモアを交えて切り返してみてはいかがだろうか。「太ったね」と言われたら、「違うわ、成長したのよ」と返してみる、など。

ただしそれ以外の失言なら、率直に注意すべきだ。他の誰かをキズつけるようなことを言ったとすれば、キッパリ「間違っている」と言おう。そんなときまで冗談で誤魔化す、聞かなかったフリをするというのは誠実さを欠く行動だ。

それで言い合いになることもあるかもしれない。けれど最終的にわかり合えれば、お互いの信頼はますます強いものになるだろう。

3.恋人への甘え方がわからない…そんなあなたの恋を応援してくれる言葉


"会えなくても会いたいくらいは
知っておきたいから
会いたいは言っていい。"

仕事や遠距離などでなかなか恋人と会えず、つらい思いをしている女性も多いだろう。「会えなくても大丈夫」と気丈に振る舞うのは強さも感じさせるが、それはそれで「会いたいと思われていないのか……」と相手をガッカリさせてしまうこともある。

「会いたい」「ずっと一緒にいたい」は、恋愛における最低限のワガママだ。叶えられなくてもいい。けれどその気持ちだけは、相手に伝えてみてはいかがだろう。「俺も同じ気持ちだよ」と言われて心のシンクロを感じ、それだけで安心できるかもしれない。

4.夢に自信が持てないあなたの背中を押し、応援してくれる言葉


"人前で夢みたいなことを語ると「また夢みたいなこと言って」などと怒られたり笑われたりするので語る際は夢みたいなことではなく夢そのものであることが好ましい。"

夢を語るのが恥ずかしいと思うのは、その夢は叶えられないと自分自身で諦めてしまっているからだ。それでは、まだ夢になってすらいない。「夢みたいなこと」止まりである。

自分が絶対に叶えられると思っている夢なら、笑われてもキズつくことはない。また相手に本気が伝われば、怒られるどころか応援してもらえる。

やがて自分一人の夢ではなく、周りみんなの夢になる。そうした夢は、どんな願いよりも強く、本当に「叶えられるもの」となっていく。本気の夢ならどんどん口に出し、人に伝えていくことがたいせつである。

以上、本書の中から4つのつぶやきを厳選して紹介してみた。正直、少なすぎる。まだまだ紹介し足りない。

きっと読んだあなたもつい誰かに紹介したくなるハズ。折れそうな自分の心を励ますためにも、人に教えて元気づけてあげるためにも、繰り返し本書を読み、心に刻み込んでみてはいかがだろうか。
(平原 学)

写真はアマゾンより『僕の隣で勝手に幸せになってください』(蒼井ブルー/中経出版)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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