似た者同士カップルが多い理由って? 男運と自己評価の関係

心理学に「マッチング仮説」というものがあります。人は自分と釣り合った相手を自然に選ぶ、というもの。このマッチング仮説を応用すると、あなたの恋愛運はグッと向上するかもしれません。今までの恋は、間違いだったかも!? 少し検証してみましょう。

目次

マッチング仮説とは


雑誌のモデルさんなどを見て、素敵だなと思いますよね。でもそこで「私なんて不釣り合いだわ」とか「相手にされるはずがない」と、思って恋愛対象から外すでしょう? このモデルさんと自分では、ミスマッチだと思うから。釣り合いの取れない相手を選んでしまうと、卑屈になったり、嫌われることへの不安がつきまといます。そんなストレスの多い恋愛は、したくありませんよね。だから恋人や結婚相手を選ぶ場合、自分と釣り合いが取れるかどうかを判断し、無意識に取捨選択しているのです

カップルに似た者同士が多いのは、これが理由でした。時にはあまり美人ではない女性と、イケメン男性のカップルも見かけます。でもこれは、外見ではなく別の部分で釣り合いをとっているんですよね。男性は、見た目こそイケメンですが、自分に自信のない人かもしれません。そうすると美人には腰が引けてしまいます。この女性も、外見的にはパッとしなくても例えば料理に自信を持っていて、自己評価はかなり高め。そこでイケメン男性と、釣り合いが取れたのでしょう。お互いに「この人なら」と思えたわけです。

自己評価の低さが同レベルの人を引き寄せる


もしもあなたがDVばかりするような相手を選んでいたり、浮気やふたまたをかけられるような恋愛が多いとしますよね? それは、あなたの中に「私なんてその程度」「こういう人にしか好かれないんだ」という思いがあり、自己評価が低いからなのです。それに、「こんな私でも必要としてくれる」と、むしろ嬉しく感じていることだってあるのではないでしょうか。

自己評価が低いと、「幸せになんてなれるはずがない」「多くを望んではいけない」と、何か重い十字架を背負っているかのように、本当の幸せから遠ざかろうとしてしまいます。

見方を変えるだけで、自己評価は変わる


自己評価の低い人は、自己評価の高い人と同じものを見ても、そこで受け取りかたが違います。
例えば友人と登山中に遭難してしまいました。食料も底をつき、後は友人の持つ水筒のお水だけ。ふたりとも喉が渇いて仕方がありませんが、友人は水筒の水の残りを、あなたに分けてくれました。そこで自己評価の高い人なら、「わずかしかない貴重な水を私にくれるなんて」と、喜ぶでしょう。でも自己評価の低い人は「最後の残りだけなんて。私なんてそんなもんなんだろう」と、ネガティブに受け止めます。

あなたがツイていないわけでもなければ、恵まれていないわけではありません。同じ場面で、どう考えられるかが大事なんです。ほんのわずか、感じかたを変えるだけで虚無感が、幸福感へ変わるということ。とても簡単なことです。

自己評価が上がったら


自己評価を上げることができたら、世界が違って見えてくるはず。手の届かない人だと思っていた相手に、「アプローチ、するだけしてみようかな」と意欲が増します。それ以前に、DV男やフタマタ男から、話しかけられるのさえ、わずらわしく感じるでしょう。こんな人たちはお呼びじゃありません。そして自己評価の上がったあなたに、声をかけてくる人たちも、徐々に変わっていくはず。「こんな素敵な人から声をかけられるなんて」、ということがあったら、あなたの魅力も男運も、そして自己評価も上がった証拠です。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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