彼氏はアクセサリー? SNSにラブラブ投稿するカップルがすぐ別れる理由

最近、あるアラサー女性からこんな話を聞いた。
――「私は毎日SNSチェックするのが習慣なのですが、『○○くん大好き!』『今日は○○に行ってきました~』って彼氏と一緒の写真をアップして、ラブラブアピールが激しい子ほど、たいてい2~3か月で破局してるなぁと思うんです。SNSでそんな投稿を見せつけられるたびに『あ~~コイツらどんくらい持つのかな?』って考えちゃうんですけど、意地悪ですかね?(笑)」

――今回はこの「SNSラブラブバカップルは破局する」という都市伝説についてリサーチしてみたのだが、「ああ、そうかも」「そう言えば当たってる……!」という声が多く聞かれた。なぜそうなってしまうのか、“アピール”する側の女性の心理と、された側の男性の本音を両面から探ってみた。今回は女性編である。あなたもこのウワサの真相を一緒に探って欲しい。
ラブラブアピールから一転、破局した女性の証言を見ていこう。

その1.「写メの撮り過ぎでフラれた私」


・「数年ぶりにやっと彼氏ができた私。それも、私にはもったいないほどのイケメンだったからちょっと舞い上がり過ぎてたし、イケメンと付き合ってることを皆に自慢したかった。週末彼と出かけるたび、『こんなとこ行きました~』『彼とのディナー美味しかった♪』ってSNSにデートの様子を詳しくあげてた。それまで少なかった“いいね!”も増えて調子にのってたら、ある日突然彼にフラれました……。『食事の度に写メ撮りまくる女は好きじゃない。一緒にいても楽しくないよ』……だって。号泣して謝りまくったけどもう遅くて。今でも後悔でいっぱいです」(25歳・会社員)

――食にこだわるのは女性側ばかりではない。男性だってたまの休みは美味しいモノをゆっくりと味わいたいだろう。美味しそうなひと皿が運ばれて来て、さあ……という時に
「ちょっと待って! まだ写真撮ってないから」などと“待った”を掛けられてしまったら? 目の前で冷めてゆく料理同様、彼の気持ちだって冷めるだろう。また、周囲の雰囲気も考えず“写真ばかり撮りまくる女”というのは体面を重んじる男性には選ばれないのだ。

その2.「してはならない投稿をしてしまった私」


・「いい年してバカだったとしか思えないけど、今まで彼氏がいなくて私のことを哀れんでた人たちを見返したくて、SNSに彼とのツーショットを投稿しまくってました。ある日外出先で、彼の会社のお偉いさんとばったり会い、三人で話が弾み……。彼の会社は誰でも知ってる有名なところだったから、その方と記念にスリーショットを撮ったんです。もちろん後で『○○社の○○さんと♪』と投稿……。そうしたら数日後、彼から怒りのメールが! どうやらそのお偉いさんは業務上“つるし上げ”を食らうことも多く、SNSにプライベートを載せるのをなるべく避けてきた方だったそうで、私の投稿のせいで彼はものすごーく怒られたらしい。
『俺の出世の足引っ張ってどうすんだよ! こんな女、一緒にいたら何されるかわかんねえ』って捨て台詞と共に彼は去ってゆきました」(32歳・事務)

――これが「あなたと彼」だけの問題だったなら、「そういう女を選んだのは俺だし」と彼の怒りもここまでひどくならなかったかもしれない。だが第三者、しかも職場の上司を巻き込んでしまったとなれば、もはや男性の怒りはおさまらない。結婚や出産などで途切れることがない分、男性の「会社」への関わり方は女性よりも濃密なことも多い。彼の周囲の人物、とくに「仕事関係の人」の扱いを間違えるととんでもないことになるのだ。

その3.「見栄っ張りのアピールで自分を誤魔化そうとした私」


・「熱心に告白してくれた彼にほだされて付き合ってみたけど、自分が好きで付き合ったワケじゃないからやっぱり彼の欠点が気になりまくってしまった。“顔が好みじゃない””デートもノープランでリードしてくれないとこがヤダ”とかその他もろもろ……。
でも根はイイ人だったし私も『コレじゃいけない!』ってことで、SNSで仲良しアピール開始! 『○○君、だ~~い好き』『ず―っと一緒にいようね』って毎日呪文みたいに唱え続けることで、自分に暗示を掛けるようなつもりだった。それに友達にも『彼とラブラブでいいね~』と羨ましがられたいという、見栄もあった。
でもそんな方法で本当にハートに火が付くワケもなく、結局三週間で別れた。彼には本当にヒドイことしたなと思う」(24歳・美容部員)

――「大して好きじゃないけど、自分を洗脳するために『好き!』『彼が大切!』アピールをし続けなければならない」なんて……。そこまでして無理やりテンションをあげようとした彼女の気持ちも分からないでもないが、それが失敗で終わると互いが傷つくことになる。
あなたの周りの“SNSラブラブカップル”の「投稿」と「実際に二人でいる時の風景」を観察してみよう。そこにひどい落差があるときは、この彼女のような悲しいケースなのかもしれない。

長続きしなかった女性たちの共通点は、“よそ見ばかりしていた”こと


「本当に幸福で彼に夢中な女はSNS上で過剰なアピールなんかしない」
……今回の調査に協力してくれたある女性がぽつりと漏らしたこのひとことにはとても重いものがある。

「私、こんなにも幸せなの」
「私、これだけ彼に愛されてるの」

スマホや携帯画面に溢れる過剰なアピールは、“そうありたい”と願う彼女たちの悲痛な叫びなのかもしれない。
鼻につくほどの「恋人との仲良しアピール」の中にあるのは「男性に愛されて幸福な私」であって、決して「私と彼との幸せ」ではない。
その男性のことを本当に思い、彼との二人の時間を何よりも大事にしたいという視点さえあれば、彼女たちのような失敗はどれも避けられるものばかりだろう。実際、自分ばかりを見すぎて、肝心の彼には“よそ見”ばかりだった……それが彼女たちの敗因ではないだろうか。

周囲をドン引きされるほどのラブラブ投稿の中に存在するのは「私が、私が」という一人称だけで、最愛の人であるべき彼は“私の幸福”を引き立てるためのアクセサリーでしかない。男性は女性が思うよりもずっと、“その女が自分を真に愛しているか”を嗅ぎ分けそれを見破るものである。
世間にさらし者にされた上、そんな屈辱的な状況に長く耐え続けられる男性などいないのだ。

それでは「晒し者にされた男性」たちは実際どんな感情を抱くのだろうか? 男性は彼女と自分の“投稿”をどう思っているのか? 次号ではそれをお伝えしたいと思う。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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