ラブラブ写真をSNSにアップ…その行動に彼氏が思う本音とは

前回の記事では「SNS上で過剰にラブラブアピールするカップルは長続きしない」という都市伝説を検証した。本当に幸福な女性は、周りが引くようなバカップル投稿などしない。そこには彼女たちのひとりよがりながら悲痛な叫びがある……という内容である。

では彼氏は、女性がアップする「自分たちカップルに関するに関するつぶやき」や「ツーショット写真」をどう思っているのだろうか?

男性の意外な本音に、女性からすればちょっと居心地が悪いかもしれないが、「写真一枚で破局」なんて悲しい事態を避けるために、その“投稿”をする前に、彼女にラブラブ投稿される男性の心理について考えてみてほしい。

目次

1.「ホントは止めてほしいけどそう言えない」


・「彼女が俺とのデート写真をアップしてくれたの、最初は嬉しかったんです。『ああ、楽しんでくれたんだな~』って。俺もアルバムみたいに眺めてたし。でもそれが毎回毎回ってなると……かなり負担。写真撮って皆に公開するならあまりショボイとこには連れて行けないし……もしかしてソレが狙いなの!? っていう疑いも出てくるし。
でも嬉しそうに他の人とコメントのやり取りしてる彼女を見るとなにも言えなくなる」(35歳・薬品会社)

――今回一番多かった答えがこちら。男性はある意味、女性よりも虚栄心が強い部分がある。「彼女、こんなに俺のこと好きなんだ~」といううぬぼれ心を最初はくすぐられても、回を重ねるごとにうんざりする男性が多いことが分かる。「でも、彼女が可哀想だしな……」という男性たちの寛容さに甘えきっていては、いつか来る別れは避けられない。いくら仲の良い恋人でも、「この写真載せていい?」とひとこと尋ねるのがベターだろう。

2.「恐怖のあまり逃げた」


・「好きになった年上の彼女はバツイチでシングルマザー。そのことを隠さない素直さに好感を持ったし、子供のことも彼女のことも自分なりに受け入れるつもりでいた。でもある日彼女のツイッターの写真を見てドン引き! 俺と彼女の娘と彼女とのスリーショットで、下に『papa and mama,and musume』って書いてあった! 俺はその時、プロポーズどころか将来の話すらロクにしてなかったのに……。仮に将来そうなるとしても、まだちゃんと覚悟の出来てない俺の背中を押すような彼女の陰湿さに嫌気が差して、彼女からソッコーで逃げた。あの画面、今でも思い出すとゾッとするよ」(28歳・製鉄加工)

――この女性はもしかしたら彼には直接言えない結婚願望をSNSを利用して伝えたかったのかもしれない。けれどこの手の「面と向かってキッパリ言わない」で煽るようなやり方は男性たちから最も嫌悪されるのである。
もし、まだ結婚話も出ていない男性とあなたとのツーショットが上げられ、その一枚に「婚約者と」な~んてキャプションが付いていたとしたら? ……そう想像すると、あなたもこの男性の恐怖が分かるだろう。将来に関わるような話は決してSNS上でしてはならない。
それは直接すべき事柄で、さもなければ男性を怯えさせてしまうだけなのだ。

3.「アピールされればされるほど冷めた」


・「美人だった元カノは、SNSにやたら自撮りが多かった。更新頻度も高くて一日数回に及ぶことも……。もちろん俺も頻繁に登場したわけだけど、『それって事実と違うじゃん?』てことが多くて冷めた。
彼女の下らないワガママが原因でケンカになって、ブスッとして謝りもせず帰ったくせに、『ケンカはいつも女の私の方から謝るのがポイント……男性ってすぐ拗ねちゃうの、そんなとこが可愛い』とか、自分上げで捏造するし。自分大好きな女ってホント疲れる」(31歳・商社)

――人の目に触れるSNS上ではつい自分を飾りたくなるもの。本当は大したことのない事柄をさも凄いように飾り立ててみたり、自分の手柄を自慢してみたり……。だが寛容な男性でも、「俺を踏み台にした自分上げ」だけは決して許さないのだと言うことを覚えておこう。そして「こんな投稿、彼氏は見ていない」なんて安心していたとしても、廻りまわってあなたのついた小さなウソが彼の耳に入ることだってあるかもしれない。”作り話はバレる”と肝に銘じ、真実を投稿するのが幸福への近道だ。

男性達は女性の“自己愛”を嫌悪する


自己愛とは誰にでもあるモノである。もちろん男性にだってあるし、それが美に気を遣わなければならない女性となればなおさらだろう。けれど、男性と女性の「自己愛」は違うのだ。

あなたの周りで“SNSラブラブアピール”をする人たちを見てみて欲しい。圧倒的に女性が多いのではないだろうか?
それは女性にとって「イイ恋愛をするのがイイ女」という思い込みや「モテる女、愛されている女は価値がある」という感覚が蔓延していることによるのだろう。
男性の自慢は仕事だったり出身校や学歴に関することが多い。

それに変わってのモノが「ラビラブぶりをアピールすること」「ツーショット写真を披露すること」ではないだろうか?

しかしそのアピールは確実に彼を遠ざける。
男性は「自分はしないことを決して理解しようとはしない」ものだ。

またたとえ女であろうと、男であろうと
男性は「自分大好き」な人間に容赦しない。
「私が、私が、私が」という自分を前面に掲げた「彼はオマケ、ホントに見て欲しいのは私」、「他人に見て欲しいだけのラブラブ写真」の投稿など男性にとってはウンザリなのだ。

もしあなたが「最近ちょっと彼のことをSNSに載せすぎてるな」と感じたならこれを機に彼に聞いてみよう。

「ねえ、私があなたとのことをSNSに投稿するの、どう思ってる?」と。

……甘い秘密はふたりきりで共有してこそより濃密さを増すもの。あなたがすべきは他人に彼とのプライバシーを暴露するのではなくて、「誰かに話すのが惜しいほどの記憶」を彼と作ることなのだ。便利なSNSが、あなたと彼との間に溝を作る原因にならないことを祈る。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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