男はみんな「ロリコン・マザコン・ドスケベ」!? 現実を知ってこじらせ女子から脱却する方法

タイトルだけで共感してしまった。『そもそも男ってやつは皆、ロリコン・マザコン・ドスケベなのです。 女子をこじらせる前に知るべき男の真実30』(二松まゆみ/SmartBooks)

程度の違いはあれ、男というものは誰しも「ロリコン・マザコン・ドスケベ」の要素を持っている。これは、それらを認めた上で、いかに男を手玉に取るかという方法が記された一冊だ。

巷に溢れる診断記事を読みダメ男をあげつらってる時点で、すでに女をこじらせてしまっているのかもしれない。そこから脱却してモテ女に近づくための方法を、本書から紹介していこう。

目次

1.男はマザコン――時には叱り、癒してあげるべし


"彼と母親は、彼があなたと出会うはるか以前から親子として暮らしてきたのですから、依存関係があるのは仕方のないことです。"

例えば、イケメンだけど服はいつも母親に買ってもらっている、いつも優しいけれど料理に関しては母親の方が上だと言って譲らない……などなど。そういったことに目くじらを立てていても仕方がない。

彼がマザコンなら、パートナーである女性も、母親のように振る舞えば愛されるということだ。

具体的には、男性が有頂天になっているとき、気を引き締めるために叱り、親身になってあげること。仕事で疲れて帰ってきた男性を笑顔で迎えるなど、女性が持つ包容力で癒してあげることをこころがければよい。

もちろん、彼の母親に真っ向から勝負を挑まなくていい。"ほとんどの男にとって、母親という存在に深い意味はない"のである。比べられたからとそれを超える必要はない。あなたなりの方法で勝つことがたいせつなのだ。

2.男はロリコン――おねだりやカワイイいたずらが効果的


"年下の可愛い女の子を守りたい、庇護したいという願望は、男のプライドの根幹です。"

例えばアイドル、アニメのキャラクターなど、男性が若く可愛い異性に激しく惹かれてしまうのは、一見キモイことだと思われてしまうだろう。けれどそれは、自分がヒーローになって守ってあげたいという欲求の上に成り立っているのだ。

男性のこの欲求を満たすには、必ずしも年下女性でなくていい。おねだりやちょっとしたいたずらなどで彼の琴線に触れることができれば、見た目で変に若作りしたりする必要はない。

具体的には「食べた~い」と甘い声を出して食べ物をねだったり、彼の横で無防備に寝たふりをしてみたり。つい「守ってあげたい」と思ってしまうような振る舞い方ができれば、どんな男性のハートも掴めるだろう。

「ロリコン」という特性は、先に述べた「マザコン」とは相反するように思えるかもしれない。けれどどちらも男性の欲求であれば、両方叶える必要がある。そしてそれができるのは、彼の母親でも妹でもなく、恋人であるあなただけなのだ。

3.男はドスケベ――男らしく歓迎すべきこと


男性がドスケベになったのには生物学的にも理由があるのだと言う。そのうちの一つとして本書で挙げられているのは、人間のメスが子を育てるために発情期を隠すよう進化したためだということだ。

エッチな本を読みさえすれば、男性はすぐ発情できてしまう。これを多くの女性は理解しがたいと思えてしまうかもしれない。けれどこれは、男性の方が、女性の不定期的な発情期に合わせた結果なのだ。

もちろん社会的なルールはあるから、その規範を超えたスケベは許されない。けれど多かれ少なかれ男は誰しもスケベであるという事実は理解を示す必要がある。

その上で夜の営みに関しては、男性の欲望を叶えてあげればよい。ただ求められるまま際限なく行えば、女性にとって不愉快な要望も多々出てくる。締めるべきところは締めつつ、叶えられない部分は演技でも言葉で言ってあげて、妄想で補ってあげれば十分だ。

ダメ男の文句ばかりを言ってなかなか彼氏ができない女性のみなさんは、ここまで言われても「なんでそこまで男に合わせなきゃいけないの!?」と不満に思うだろう。しかしそれは、単に女子をこじらせてしまっているだけのことなのかもしれない。

"男女同権と言っている女子、ちょっと肩の力を抜いてみませんか?"

一旦、「そもそも男ってやつは皆……」と考えられるようになれば、男性づきあいは意外とラクなものである。男性に「合わせる」のではなく、その特性を理解し、「手のひらで転がす」ための手段として、ぜひ本書の教えを身に付けてほしい。
(平原 学)

写真はアマゾンより『そもそも男ってやつは皆、ロリコン・マザコン・ドスケベなのです。 女子をこじらせる前に知るべき男の真実30』(二松まゆみ/SmartBooks)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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