奥手男子がいつの間にか惹かれてしまう3ステップの恋愛テク

男として生まれてきて、今年で30年目突入の筆者。本命だった相手とは、一度もうまくいったことがない。奥手すぎて、本命相手だと緊張してしまうのだ。そんなとき相談に乗ってくれた友達関係の女性との方が、案外深い仲を築けてしまうこともあった。

今や奥手な草食系男子の方がメジャーと言われてしまう時代。そんな男子を、いつの間にかホレさせてしまう3ステップの恋愛テクニックを紹介していこう。

目次

1.連絡先を交換した当日に連絡はNG! 2、3日置くべし


飲み会などで連絡先を交換して、すぐその日のうちにメールやLINEを送り会ったのに、その後すっかり連絡が途絶えてしまったという経験は誰もがあるだろう。これも相手に本命と思われていない証拠だ。

会った当日に連絡するのは礼儀と考える方もいるかもしれない。しかしまだ記憶の新しい時期にそんなことをしても、男性にとって、さして印象は変わらない。「どうせ社交辞令」と受け流す場合もある。

印象に残すには、記憶が薄れ始めたその2、3日後。そのとき「先日は楽しかったです。また飲みましょう! 次、いつがいいですか?」と連絡してみるのが効果的。ぽっと、そんな連絡がくれば、男性にとっては当日あまり印象に残っていなくても、好意的に感じられる。自分が女性に覚えられていたという嬉しさがあり、次の機会まで具体的にうかがわれていることで、社交辞令ではないとわかるからだ。

ただ、そう短いスパンで飲み会を開催するのは骨が折れる。2人きりで食事でもいい。ハードルが高いと思われるかもしれないが、女性からの誘いを断る男性はそう多くない。不安なら、友達を誘うのもアリ。ともかくまだ本命までの関係ではない以上、なんとしてでも次の機会につなげることが大事だ。

2.一緒に食事をするときは、相手にオゴらせることで次につなげよ!


さて、それでは無事次の機会につながったとして、お会計はどうするか問題が発生する。最初の出会いの合コンの場でも起こることだが、そのときは人数も多いし、流れに任せればよい。2回目以降のプライベートな食事での振る舞いこそが、相手に深く印象を持たせる。

そこで筆者が提案するのは、まずは思い切って男性にオゴらせてみる、ということだ。もちろん、オゴるのが当然という態度を取るのはNG。本命の相手以外に、なかなか男性はオゴってくれない。ここは、うっかり財布を忘れてしまった、お金が足りなくなったなど、うまく誤魔化してみよう。

もちろん、「相手から金をだまし取れ」というわけではない。たいせつなのは、また次につなげること。一旦支払いするのは保留にして、「ごめんね、次の機会は私がオゴるから」という約束を結ぶべし、ということである。

筆者にも、学生時代こうやって何度もいっしょに食事を繰り返した女性がいた。「今日は俺が出す」「今回は私が」と交互に支払いをしていれば、オゴるのもさほど負担に感じなかった。そしてプライベートな時間を重ねるうち、本命じゃなかったはずなのにいつの間にか……というわけである。

3.高価なものはダメ! プライスレスなアイテムでハートをつかめ


大切なプレゼン前、試験前日、運動系サークルの試合前……などなど。勝負事に挑む男性へ応援のプレゼントをあげることは、好感度を一気に上げる絶好のチャンスである。

けれど、いきなり高価なものを渡しても相手を困らせるだけだ。また、軽く食事に誘うという選択肢も悪くはないが、なるべくプライスレスなのがいい。お金をかけると、人はつい見返りを求めてしまうもの。一方、求めないなら相手に「都合のいい女」として扱われる危険がある。

ちなみに筆者は、就活生だった当時、就職試験の前日に応援メッセージが印刷された、名刺サイズのカードをお守りとしてもらった。いま、妻である女性からだ。残念ながらその試験は2次面接で落とされてしまったが、お守りのカードは、今でもたいせつに財布の中へ仕舞ってある。プライスレスでもこんなに特別なプレゼントなら、「あなたのことを想っています」という気持ちがちゃんと伝わってくる。

以上、筆者自身が「コロッ」といってしまった3ステップのエピソードを紹介してきた。

奥手男子というものは、案外2番目、3番目以降の女性には気を許す場合が多い。あなたが相手の本命でなかったとしても、めげずにアタックを重ねることがたいせつである。

そしてここぞという勝負事の際に、「じつは私の方が、あなたのことを想っていた」という気持ちを気づかせてあげれば、わりと簡単に相手の心は動くかもしれない。自信をなくすことなく、上記のテクニックで根気強く攻めてみてはいかがだろうか。
(平原 学)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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