「あの男だけは許せない!」元彼がとった信じられない別れ際の態度3選

「あの男と別れられてホント良かった。スッキリ~!」なんてこともあるだろうが、ひとつの関係が終わるその時には、いつだって痛みが伴うもの。

タダでさえつらいその別れ際。「終わるなんてヤダ、離れたくない……!」と泣きじゃくるようならまだ良い。その涙はあなたが相手の男性をいかに好きだったかという証。張り裂けそうな思いをしてもいつか立ち直ったあかつきには青春の1ページになるのだから……。

けれどそんな終わり方ではなく、「この男だけは、絶対に許せない!」――こう叫びたくなるような男性との最後を迎えたことはないだろうか?

今回は「男が別れ際に取った許せない言動」について女性にリサーチしてみた。男性たちの「信じられない捨て台詞」エピソードに一緒に怒って欲しい。

目次

1. オマエみたいな馬鹿女


・「それなりに安定した企業に勤めてた元彼は、何事にも自信満々な奴だった。何かにつけ『そんなことも知らないの?』『お前ってバカだよなあ』という俺様的態度に疲れ果て、ある日別れを切り出したところ奴が吐き捨てたのは、『お前みたいな低レベルな女、俺だから我慢して付き合ってやってたんだよ。俺に捨てられたらお前なんか一生独身だろうよ。せいぜい惨めな人生を送ってくれよ』だって……。あんまりにも悔しかったからその後必死に婚活を行い、優しい夫をゲット! 私はいま幸せな生活を送ってるけど、奴はまだ独身で、出世街道からも外されたらしい(笑)。正直ざまーみろ !って思う」(30代・専業主婦)

――別れ際の一言にはその人の人格すべてがにじみ出るものだ。たとえプライドを傷つけられ、腹が立ったにせよ、かつて愛した女を「低レベル」だの「バカ」だの罵ることは、その男性自身の品格を著しく下げることに他ならない。このたぐいの捨て台詞にはどんな温厚な女性でも怒りを覚えるだろうが、それでもその後の発奮材料になったことと、未練が一切残ることなく別れられたことはこの彼に感謝すべきなのかもしれない。

2.今まで使ったデート代返せ!


・「やたら私を束縛したがった元彼。そのわりに自分は好き勝手し放題、おまけにエッチもガサツで、いい加減嫌気が差して別れ話をしたら『じゃあ、今までお前に使った金返せ! さもなきゃ訴える!』と何かペラペラした紙の束をイキナリ突き付けられた……。なんとソレは、今までのデートで彼が支払ったレシートの山! そんなモノをいちいち取っておいたセコさと薄気味悪さに心底ウンザリし、『訴えたきゃ訴えれば? こっちも弁護士雇うよ』ってキッパリ言い放ってその場を去った。何かされればホントに対抗するつもりだったけど、その後彼からは音沙汰ナシ。こんなセコイ男は後にも先にも現れないと思う」(20代・航空会社勤務)

――どんな女性もドン引きする例ではないだろうか。一番許せないのは「そんなにお金を使うのがイヤだったならばその場で言えばいいのに、ネチネチと後出ししてきた」という点だろう。そんな男の陰湿さに、女は「ああ、器の小さい奴……」と激しく幻滅を覚えるのだ。この手の男性は自分以上に強い人物には歯向かわないことが多い。わけのわからない脅しをされたら、この女性のように毅然とした態度をとるのがいいだろう。

3.ママに言いつけてやる!


・「結婚話が出たところで半同棲してみた元彼。共働きなのに家事はぜんぶ私に丸投げで、あまりにもだらしない生活態度と、それを改めようともしない甘ったれた態度に嫌気が差して別れ話に……。そしたら、彼ったら体をブルブル震わせ『おふくろに全部言いつけてやる!!』だって……。『お母さんと私たちのことは別でしょ?』って呆れながら言ったら、『おふくろに、おふくろに……すべてを話す!何とかしてもらう!』と繰り返し叫ぶだけ。この人、今までの人生でイヤなことや問題が発生したときはこうやって全部お母さんに尻拭いしてもらってきたんだろうなぁ~と、彼の甘えた根性に納得がいった瞬間だった」(30代・英文事務)

――自分と彼だけのプライベートな問題に、関係のない第三者を巻きこもうとする行為などはなはなだしい。……ましてそれが彼の母親だなんて、本当に最悪だとしか言いようがない。週末にデートするだけの間柄では、こんな本性をうまく隠しとおせる男性も多い。もしも結婚を考えている男性がいるならば、結婚前に彼の正体を探るためその男性と同棲してみるのも手かもしれない。

怒りを忘れられない場合の対処法は?


男性から許せないほどヒドいことをされた、または言われた場合でも、何らかの決着がつき、それはもう過去の話で心の平穏を保っているならばいいだろう。
だがいままさに現在進行形で、「あの男のこと、絶対に許せない……!」と恨みを抱えた女性も中にはいることだろう。

そんな時に有効なのが、「ムリをして忘れないこと」である。一生許せないのならば、生涯許せなくてよい。あなたを傷つけた男のことなどそう簡単に許してやる必要などないのだ。「怒り」は自分自身の心を傷つけ、ひどく消耗させるものだが、同時に「なにくそ」と頑張るためのこの上ないエネルギーにもなりうる。

「あんな男のひとことに、私の人生をこれ以上ムダにさせてはならない!」
「この先を台無しにされちゃたまらない」
「絶対にあんな奴よりイイ男をつかまえてやる……!!」
普通の生活において、そんな燃えたぎるガソリンを与えられる機会などそうはない(笑)。男への怒りに己の身を滅ぼされてはならないが、うまく使えば“怒り”はあなたの人生の起爆剤となるのだ。
どうか男との許せない別れ際を有効活用して欲しい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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