一度ハマると抜け出せない! 恐怖のセカンドバージンスパイラル

ふと気付けば、恋人がいない年数が片手を越えてしまった……というあなた。指折り数えたその手でそのまま自分の頬をひっぱたいて欲しい。目を覚ませ!
――と言うのは冗談だが(本当にひっぱたいてしまった方、ごめんなさい)、ぐずぐずしている場合ではない。あなたは世にも恐ろしいセカンドバージンスパイラルに既に片足を突っ込んでいるかもしれないのだ。
恋するのを「焦れ」というアドバイスはきっと正しいものではないのだろう。もちろん焦ってくだらない男と関係を持ってしまえなんて言っているのではない。言いたいことはこれだ。「ただ待っているのは怠惰ではないのですか?」ということ。
ぜひ一度じっくり自分の現状を見つめなおしてみてほしい。

目次

ただ待っていては抜け出せない!


焦っても恋がネギを背負ってやって来ないのは、おそらく多くの女性が気付いていることだろう。そもそも恋とネギは、焦ろうが待とうが幸せの絶頂にいようが、なんの関係もないということには多くの女性が気付いているだろう。つまりネギは本当に何の関係もなくて、「焦りたくない」という言い訳に甘えて、恋を怠けていなかったか、問うているのだ。
出会いは自然であって欲しい。そう言いつつあなたの窓は閉ざされてはいなかっただろうか。いつか出会うでしょなんてタカをくくって、パッと見の地味な可能性は最初からお友達フォルダにねじ込んではいなかったか今一度考えてみてほしい。

数年ぶりのセックスは地獄


ここで焦りを知らない皆様に恐ろしいお知らせがある。
個人差はあるので何年くらいでその状態になるのかは分からないが、数年ぶりのセックスが挿入できない程痛いという噂を聞いたことはないだろうか。残念ながら本当です。一度経験があるから我慢もできるが、そこはその大きさのものが入る場所ではありません!と突っぱねたくなる痛さ。
まさにセカンドバージンである。ブランクがあると人は色々なことを忘れる。体も思った様には動いてくれない。痛みもショックだが、いい大人なのに恋を知らない子供のようなぎこちない自分にショックを受け、更に、またもや、またしても!恋愛から遠ざかってしまう。不の連鎖にはまり込み抜け出せなくなった状態。私はそれをセカンドバージンスパイラルと呼ぶ。

セックスがうまくいかないと更に自信を失い恋心も萎縮してしまう。失い続けて、もはやミジンコのようなささやかな自信しか持ち合わせていないSVS(セカンドバージンスパイラル)の女性は、簡単なメール一つ送るのにも震えていることだろう。

だから男達よ。もしもあなたが身も心もカチコチに萎縮したセカンドバージンの女性を相手することがあれば、いつもよりちょっとだけ優しく抱いてやって欲しいのだ。そして女としての機能がきちんと動作しているか不安でたまらない彼女を求めてほぐしてやってほしい。自信を取り戻しさえすれば彼女達は猿の様に輝くはずである。
合コンへ行けだの婚活しろだのと言うつもりはないが、心のスイッチをOFFにしたことすら忘れ長い時間が過ぎてしまったのならば、女子のみなさん、手遅れになる前にいいかげん動き出してみてはいかがだろう。
(本木たま)

この記事を書いたライター

本木たま
放浪癖のあるフリーライター、コラムニスト。恋愛に関する記事を執筆中。最近ハマっているのは神楽坂の小路散策。

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