同窓会ラブは思い出補正!? 地元の集まりや同窓会に今すぐ参加すべき理由

お盆や夏季休暇、帰省や連休に合わせて同窓会の招待状が送られてくることが多いこの時期。
これまでなかなか参加出来なかったけど都合をつけて“久々の同窓会”に参加したあなた。
「嘘、あれが○○君なの……!? なんか、ちょっとカッコ良くなってる……?」
な~んて胸高鳴らせることもあるかもしれない!

同窓会を蔑ろにしてはいけない!!
だってそこは意外な“恋の宝庫”だからだ! 同窓会には恋のエピソードがたくさん転がっているのである。
先日フジテレビ系列で放映された『TOKIOカケル』でも、「同窓会で同級生からこんなことを言われて交際が始まった」「こんな再会があって幸せになれた」という“幸せエピソード”を募集したところ、なんと500通以上もの応募があったのだというから驚きだ。

「実際そんなことあるの?」
「それってテレビドラマのなかだけじゃない? 現実はそんな上手くいくハズもないし……」

そう疑問を持つ女性もいるだろう。
だが今回改めてリサーチを行ったところ、驚くべき事例が浮かび上がったのでぜひみて欲しい。あなたも今すぐ「同窓会」に行きたくなるかもしれない!

目次

同窓会で夫を見つけた私


・「同窓会なんて大嫌いだった。キャリア比較、彼氏・夫の有無、子ナシ子アリの違いで、表面上はニコニコしてても奥で女の嫉妬が渦巻く。でも、くじ引きでムリヤリ幹事に決定し、心底ウンザリしながらも準備をするハメに。気乗りしなかったけど、決まっちゃった以上必死に動いた。加えてもうひとりの幹事の男子の協力もあって、当日はどうにか大盛況。任務を終えほっと胸を撫で下ろしていると後日、その男子からメールが……。『同窓会は終わっちゃったけど、○○とはずっと連絡を取り続けたいな。だって俺、オマエが幹事だって聞いたから、引き受けたんだぜ』と告白が! どうやら昔から私のことを“ちょっといいな~”と思い続けてくれてた上、再会した私の幹事ぶりや責任感に惚れこんでくれたみたい。彼の人柄は会のやり取りをする中で分かってたし、もちろん返事は“OK!!”。結局そのまま結婚に流れ込み、今度子供も生まれます。もう同窓会がキライだなんて絶対言えない(笑)」(30代・産休取得中)

――なんて微笑ましいエピソードなのだろう。
同窓会で久々のご対面、再会となると、一番の不安は“それまで会わなかったぶんの年月をどう埋めあわせれば良いの?”ということ。特に「卒業してから初めての参加」なんてことになれば、ヘタすりゃ10年以上も会っていないこともあるはず。いくら昔はいいな~と思っていたところで、お互いの“今”の姿を「ステキ!」と思えるとは限らない。けれどこの事例の中の彼と彼女は、同窓会の手配という共通の目的に突き進むうち、それぞれの“現在の姿”を知ることができた……それが「成功」のポイントだろう。
“人が嫌がることを積極手に引きうけやっていればそれを誰かが見ていてくれる”ということかも!?

あの一夜を忘れない


・「大学卒業後、久しぶりに開かれた同窓会に参加した私。懐かしい顔ぶれに、一瞬であの頃に戻ったような気がして、すごく楽しい時間を過ごせた。翌日は休みで気分が高揚してたこともあって、昔の仲良しグループと二次会、三次会を重ねるうちについうっかり終電を乗り過ごし……。そのまま飲み続けるうち、最後に残ったのは酒の強い私と、酒豪の彼。深夜営業の店も追い出された午前2時、酒の勢いもあって『これからどうする?~。どこか泊まってく~?』ってふざけて言ったら、彼は大真面目に『お前さえ良ければ』と……。お互いに恋人がいるのはわかってたけど、懐かしさと『ここでサヨナラしたらもう会えないかも』って切なさが重なって、そのまま彼と朝まで過ごした。『……実はずっと好きだった』『ほんと?私も(笑)』なんてまんざらでもなく恋人ごっこをしたけど……正直すごーく良かった(笑)。それから彼とはいい友人関係が続いている。あの夜のことは“アラサーの青春?”って思えるような宝物」(30代・サービス企画)

――同窓会で夫や恋人を見付けられれば最高なのだろうが、たとえそうでなくとも”胸キュンの晩““思い出の一夜”を作れる可能性はある。……ただしそれにはいくつかの条件が必要だ。
自分と相手の彼の思いが同じくらいでなくてはならないし、朝になったら「それじゃ、またね!」と明るく別れられるような関係でなくてはならない。どちらかの思いが強くなり揉めることになったら最悪である。
もし同窓会ラブを楽しみたいのならば、
(1)信頼がおける男性
(2)カラッと別れられるような相手
(3)口がかたくて周囲に絶対言いふらしたりしない……この3つをクリアした男性を選ぼう。その夜限りでキッパリ終わらえる自信がなければ、“恋人ごっこ”にまでは及ばずただ明るくお酒を飲んでいたほうが無難だろう。

同窓会の魔力とは?


同窓会とは誠に不思議な空間である。
何年も会っておらず、また若かった当時はロクに口を利いたことのなかった同級生とさえ、「わ~元気ィ~? いま何してるの?」と気軽に打ち解けられる空気であることを否定する人はいないだろう。

その気楽さ、なつかしさが男女を近づける。他愛ない思い出話に花を咲かせ、「あの時はああだったよね」というノスタルジーに、“若返ったような気持ちにさせられ”……。そのなかで女はふとこう思うのではないだろうか。

「ああ、“今の彼”もステキだな……」

世の中には「思い出補正」という言葉がある。
ホントは大したことなくても、美化される。「“個人的な思い出”がまとわりつくモノは、その人にとっては良く見える」現象をあらわした表現だ。「同窓会で出会ったかつての同級生」にこの“思い出補正”が掛かっているのは避けられない。素敵に見える彼はシンデレラの魔法のように、12時を過ぎて同窓会の会場を出たら“タダのおっさん”に戻ってしまう場合がほとんどなのかもしれない。それはもちろん、あなた自身も同様だ。
けれど上のエピソードのように、「家に持ち帰っても変わらずキレイに見えるガラスの靴」のような思い出が作れることもお忘れなく。
同窓会という“マジック”は偉大なのだ。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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