壁足ドンで美脚に!  デブ足コンプレックスから卒業する方法

「朝起きても、昨日の脚のむくみがとれていない……」
「脚がどんどん太くなっている気がする……!」

筆者も含め、自分のデブ足にコンプレックスを抱えている人は多いはず。
この大根足、ただのむくみだと思っていると危ないことが判明!
なんと「隠れ下肢静脈瘤」という恐ろしい病気の可能性があるんです。
そこで今回は、都庁前血管外科・循環器内科、東京バスキュラークリニック院長の長江恒幸先生にお話をうかがってきました!

目次

隠れ下肢静脈瘤ってなに?


「下肢静脈瘤」とは、脚の皮下の静脈が拡張し、浮き出てコブ状になった症状のこと。
血液は心臓から静脈を通って、身体のすみずみまで流れていくのですが、血液循環の悪い状態が続くと、静脈瘤になってしまう危険性があります。脚が重い、だるいと感じるほか、むくみやかゆみなどの症状が起こります。
一方で、表層にコブが現れずに、同様の症状が起こる場合があります。このような、見た目ではあまりわからない下肢静脈瘤のことを「隠れ下肢静脈瘤」と名付けました。
隠れ下肢静脈瘤のリスクが高いのは、筋肉量が少ない女性や、立ち仕事やデスクワークなどで長時間同じ姿勢でいることが多い人、また、便秘や腰痛などを持っている人です。
ある調査によると、むくみを日常的に感じている女性のうち6人に1人が「隠れ下肢静脈瘤」だと考えられているんです。

以下のチェック項目の中から2つ以上当てはまると隠れ下肢静脈瘤の可能性アリ!

□ 脚のむくみに左右差がある
□ 膝下から足首までの肌、とくにくるぶし周辺の肌が黒ずんでいる
□ 脚にしつこいかゆみ、湿疹がでることがある
□ 脚がつることがある

――あなたは大丈夫ですか? ここからは予防&美脚を手に入れるための方法をお教えします!

セルフケアで病気を予防! 美脚GET!



デスクワークの人


数時間に1回は足をイスの上にのせ、脚の負担を軽減させる。1時間に1回、足の指を動かし血流を促す。

立ち仕事の人


こまめに屈伸をしたり、着圧作用のあるストッキングなどをはいて作業をしたりして、血流を促す。

おうちでケア


・毎日ゴキブリ体操
ゴキブリがひっくり返って足をブラブラさせているようすに似ていることから名付けられた、ゴキブリ体操。仰向けに寝て、手と足をあげ、ブラブラさせます。
30秒から1分程度行うだけで、一気に血流が良くなり、むくみを改善。下肢静脈瘤の改善も期待できます。

・壁足ドンポーズで休憩
壁に足を垂直になるようにドンと立てかけて休憩するだけ、というもの。
筆者も自宅に帰ってからやるようにしているのですが、足のだるさやむくみが改善されるので、大変おすすめ。腰痛にも効果的ですよ!

・着圧ソックスをはいて就寝
着圧作用でむくみをとる靴下を、就寝時にはくのも効果的。最近では、スリムウォークブランドから就寝用タイプなどがでています。はいて寝るだけで、翌朝の足の太さがかなり変わりますよ! 

みなさんも毎日のケアで、隠れ下肢静脈瘤を予防! そして、むくみしらずの美脚を手に入れましょう!
(YUE/プロップ・アイ)

この記事を書いたライター

井関 唯絵
1988年9月20日生まれ。東京出身。 モデルとして、ショー・PV・雑誌などで活躍後、女性向けコラムライターとして、美容やグルメスポットの取材、恋愛リサーチ、編プロにて本の執筆、編集作業をしている。 2012ミスアースジャパンファイナリスト。ナッツマイスター。

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