見たくなかった…久々に再会した女子に男子が幻滅するポイント3つ

前回のコラムでは「女たちが同窓会で再会してときめく男性たち」について紹介した。テレビでもドラマや特集が組まれているように、いま“同窓会”がアツい。
気心の知れた仲間、楽しかったかつての思い出、そして再会……となれば、いくつもの恋のエピソードの誕生に事欠かないことは想像に難くないだろう。

今回はその“同窓会・男性バージョン”であるが、調査を進めるうちに女にとってはショッキングな事実が判明した。なんと男性たちは、同窓会で女子に会うと「ガッカリする」ことが多いようなのである! せっかくのワクワクドキドキの再会に、昔好きだった男子から「あ~、会わなきゃよかったなあ……」なんて思われたら目も当てられない。
男性達はかつての同級生女子のどこに幻滅するのか、そして女性側は久々の再会にあたり何に気を付ければ良いのか、そのポイントを探ってみよう。

目次

幻滅ポイント1.「老けた」


・「中学校卒業以来、一度も出席していなかった同窓会。30歳を機に軽い気持ちで出席していちばん驚いたことは……女の子たちが老けててよく分からなかったこと。付き合いの深さの違いもあるんだろうけど、野郎どもはなんとな~く分かるんですよ。たとえハゲてても太っても、『あ~、オマエ昔の面影あるな~』って。でも女の子たちはマジで誰だかわからないレベル……。『○○くん久しぶり~!』って親しげに話し掛けられても、『は? 誰だっけ!?』って感じですごい困った……。なんで女の人ってあんなに激変するの!?」(30代・製薬会社勤務)

……「そんなこと言われても」「アンタだって同じように老けたでしょ!?」という女性からの非難が聞こえて来そうだが、男性陣の心からなる本音がコチラ。十数年も歳月が経っていれば容貌が変わっているのは当然だが、化粧も知らなかった小・中学時代の頃とアラサーやアラフォーになった現在では、特に女のルックスは激変しやすい。せめて同窓会のときは「落ち着いて見えるいつもの仕事モードメイク」を止めて、若々しく見えるキレイな色味を取り入れたファッションと化粧で臨んだほうが、このような“被害”は少ないかも知れない。

幻滅ポイント2.「痛い女になった」


・「明朗活発で昔好きだった女の子が、同窓会の場で痛々しくなっててガッカリした。その子はもう結婚して子供もいたんだけど、『お受験が……』、『子供は絶対○○校に通わせるつもりなの~』、『旦那が稼いでくれてるから~』だの自慢ばっか。彼女は仕事してなくて、女子の参加メンバーはキャリアウーマンが多かったみたいだからなにか対抗意識を燃やしたのかもしれないけど……。『つまんない女になっちゃったなあ』ってなんか寂しかった。ゆっくり話すの楽しみにしてたけど、話をする気にもなれなくてそのまま帰った。彼女のことは淡い初恋として、イイ思い出のままでいたかったなあ」(30代・自動車関連)

――同窓会の場では「比較・競争」が発生しやすい。かつては同じフィールドにいたのに、いまは……という“格差”が、男や女たちの嫉妬心を煽り立ててしまうのは誰もが予測できるだろう。それがイヤで「同窓会に行かない!」という人もいるほどである。
「昔は同じ条件だったのに」という敗北感に打ちのめされ、ついつい「いま私は不幸なんかじゃないもん」「負け組じゃないし!」というアピールをしてしまいがちなのが同窓会であるが、それは避けたほうが無難である。初恋の男子と同じテーブルや近くの席でなくとも誰がどう聞いているか、どんなふうに彼の耳に入るかわからない。
「勝った!」「私はとっても幸せ~」とその場限りの自慢話は女を上げるどころか女を下げる。
それよりも元クラスメイトの誰かの胸のなかで美しい思い出として生き続けるほうが女としては結局“勝利”なのではないだろうか?

幻滅ポイント3.「喋らない女」


・「女性にありがちだけど、昔の仲良しグループ“だけ”で固まられると萎える。あとコッチが話し掛けてもロクに喋らない女! 席が隣になって『○○ちゃんだよね~?』とかコッチが気を遣って話し掛けても、『あぁ』とか『うん』『そうだね……』くらいしか答えないとか。たとえ昔話がなかったとしても、和気あいあいとできるのが同窓会のイイとこじゃないの? 仲良くする気がないなら最初から出席しないで欲しい」(20代・営業)

――コレも女子がついやってしまいがち。「昔の仲良し」と久々に会えるのは楽しい。元仲良しグループとは話もさぞかし弾むだろう。だが同窓会という場では「それ以外の人々」のこと疎かにしてはならないのである。「イタい自慢女」同様、久々の再会の場では誰があなたの言動を見られているのかわからないのだ。
それに昔全く喋ったことがない男子であっても、たとえ当時は嫌いだった男の子でも今こそ相手の良いところを引き出せたり見出せるのがオトナの女ではないだろうか。相手に興味を示し、質問したりいい聞き役になるのは皆んなで楽しみたいというオトナの配慮である。
「イイ女」として見られたいのならば仲良しにだけでなく他の参加者にも気遣いを示せよということである。

ルックスは若く、振る舞いは大人のものを


「久々の同窓会に挑む女のための心構え」をまとめると、

1.ルックスは若く、でもイタイ若作りはしない
2.幸せ自慢、仕事自慢、旦那や子ども自慢など……相手をゲンナリさせる発言はしない
3.誰にも適度に愛想よく話をし、オトナとしての振る舞いを

……ということになる。このうち1は難易度が高いとも言える。
人間であるからには生きていれば劣化は避けられない。特に「卒業後年月が経てば経つほど」ハードルは上がる。だが、2と3は女性側の心がけさえあれば達成することができる。たとえパッと見、ルックスでガッカリさせてしまったとしても、その後のあなたの態度次第で点を取り返すことは可能なのだ。

同窓生の男子に「この人誰だっけ?」とか「彼女老けたなぁ」と思われてしまったとしても、彼らは「一緒にいて気楽に話せる疲れない女」「熱心に自分の話を聞いてくれる女」に対しては高い評価を付ける。そうなれば「うんうんうん、そうだったよね~(笑)」と楽しく懐かしい会話を交わすあなたのキラキラの瞳と笑顔に、彼らは勝手に“かつての少女の面影”を見出してくれるものなのだ。それほどの「女を美しく見せる補正」は他にない。

どうぞ笑顔でいっぱいの楽しい同窓会の時間を過ごして欲しい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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