地方男子や地元に戻る予定の彼と付き合うときの注意点4つ

インターネットや交通機関の発達により、遠方の男性と恋仲になる女性も増えている昨今。地方在住の男性と付き合ったり、自ら地方男性と婚活をしたり、都会に住んでいても「最終的に地元に戻るつもりの男性」と付き合ったり……ということもありますよね。こうした恋愛が順調に進むと、最終的に「相手の地方に嫁ぐかどうか」という選択をすることになりますが、実際にその地に骨をうずめるとなると、色々と気になる点も出てくる様子。経験者の意見を4つご紹介します。

目次

(1)相手の「地元仲間」「地元文化」に馴染めるかどうか


ある地方の有名な夏祭りに出かけ、その地の男性と知り合ったAさん。お祭り後も彼は新幹線で会いに来てくれたり、自分も再びその地を旅行したりして交流を深めていました。しかし、場の流れで彼の地元仲間と一緒に飲む機会があり、その際に彼女は「ここでやっていくのは無理かも……」と思ってしまったのだとか。地元仲間との付き合いの深さや、自分が育ってきた価値観とは違いすぎる点に腰が引けてしまったそうです。

地元の人や文化に本当に馴染めるかどうかは、非日常のイベント時や旅行中にはわかりにくいもの。「旅行中は素敵に見えていたものが、一生住むとなると、急に違和感を覚えてしまった」とのことで、旅行で知り合った場合、惹かれるその気持ちが“旅行マジック”ではないかどうか、少し時間をかけて見極めたほうが良さそうです。

(2)親や親戚との「濃い関係」をやっていけるかどうか


続いては、婚活を通じて地方在住男性と知り合い、結婚前提で交際を始めたFさん。親に紹介すると言われ、彼の実家に泊めてもらうことになったそうですが、旧家だったためか、何十人とご近所さんや親戚が集まってきて、家の中は慶弔時のような賑わいに。遠慮や気兼ねのない事もたくさん言われ、すっかり気後れ&気疲れをしてしまったFさん。「うちは親戚づきあいがほとんどなく、私にはこの距離感で近所と付き合っていくのは無理だと思ってしまった」とのことで、最終的にこの縁談はお断りしたそうです。必ずしもではないですが、地方は都会よりは人間関係が“濃い”ことが多いので、それが自分に合うかどうかはしっかり考えたいポイントですね。

(3)友達を自分から作っていける性格かどうか


続いては、SNSを通じて知り合った地方男性と結婚したRさん。結婚後の彼女を悩ませたのは、友達が近くにいないこと、だったそうです。結婚3年目に子供を産んで、ようやくママ友ができたと言いますが、それでもまだ完全に気を許せる友達はいないとか。「私が消極的なのが理由なんですけどね」とのことでしたが、縁もゆかりもない地に嫁ぐ場合、自分が「社交的な性格かどうか」「既存の輪に入っていける性格かどうか」は考えたほうがいいのかも。友達ができるかどうかは、その土地の“住みやすさ”の大きなポイントになりますよね。

(4)文化・エンタメの少ない場所で満足できるかどうか


最後は、「好きなライブに出かけられないのが一番つらいことだった」と語る、都会生まれ都会育ちのSさん。旦那さんのUターンに合わせる形で地方に移住したものの、「専業主婦が家をあけて遠征するわけにもいかず」、しばらくはネットでレポートを読み漁っては思いを募らせていたとか。ネットが発達したと言っても、毎日何かのイベントが行われている都会に比べれば、地方はどうしてもそうした場や機会は少なくなりがちですよね。「趣味欲」が強い人は、一番気になる点かもしれません。現在は新しく夢中になれる別の趣味も見つけたそうで、また「子供を産んでからは、育てやすいいい場所だなと思い始めた」という満足感も語っていました。

以上、4つの例を紹介しましたが、どちらがいい悪いというわけではなく、地方と都会、どちらにもそれぞれの“よさ”があるので、最終的には「希望」と「相性」の問題になるでしょう。地方男性と付き合う際には、「自分がどんな環境で一生を過ごしたいか」、そして「慣れない場所でも、自分はそれなりにたくましく生きていける性格なのかどうか」、この2点をしっかりと考えてみるといいと思います。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

関連記事