愛がなくとも彼女と別れられない男子の本音4選

村上春樹さんの小説にいまいちリアリティを感じないという人のなかには「村上さんの小説に出てくる主人公って、いつも苦労せず彼女を手にしている」と言う人もいます。
いかにして女子とエッチするかに、幼い頃から命を燃やし続けてきた男子にとっては、リアリティとはそういうもののようです。
さて今回は、愛がなくとも別れない男子のホンネに迫りたいと思います。
さっそく見ていきましょう!

目次

1:ほかにセックスする相手がいないから


「ぼくは今の彼女のこと、あんまり好きではないんですが、ずっと別れないままです。別れたらセックスする相手がいなくなるからです」(28歳・IT)
あまり世間では大きな声で言われていないようですが、セックスをする相手をキープしておくために、別れない……こういう女性だってわりといます。

2:一応かわいいから


「彼女のことを愛しているわけではないんですが、一応かわいいから、付き合っておこうかなと思って、ずっと一緒にいます」(25歳・人材紹介)
一応かっこいいから、今の彼氏、ずっとキープしとこうかな、という女子もいますよね。

3:ほかの男に持っていかれたら嫉妬するから


「ぼくが彼女と別れない理由は、ほかの男に持っていかれたら嫉妬するからです」(27歳・広告)
嫉妬するじぶんが嫌いという人って、わりと多いように思います。嫉妬するじぶんに落ちぶれてゆくくらいなら、一応、愛してない相手をキープしておこう……う~ん、愛ってなんなんでしょうと思わされますよね。

4:別れたら金がかかるから


「別れたら、セックスをするのに風俗店に行くしかないので、愛がなくともずっと一緒にいます」(27歳・イベント制作)
冒頭の例示1のアレンジパターンみたいなものでしょう。

ここのところ、人の下半身に関する取材をしていたので思うんですが、男女ともにセックスをする相手をキープしておくとか、セックス難民になることを恐れているとか、そういうことって、確実にあるといえます。
つまり、「付き合うってなに?」とか「愛と恋のちがいってなに?」というような純粋な(というか牧歌的な)命題に悩むのは、中学生か高校生までで、オトナになれば、セックスから逆算して男女関係を考える。
これが、オトナのあり方なのかもしれません。
もちろん、それは、セックスしたがりのスケベ野郎ということではありません。
それぞれに抱いている、生きてゆく上での苦しみや哀しみが、自然とそういう思考回路にさせるのだろうと、取材を通して、そんなことを思ったりしました。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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