勝ち組バリキャリ女子になるために重要なポイントとは

ここ最近、様々なシーンにおいて、「バリキャリ女子」という言葉を耳にする機会が増えてきました。バリキャリ女子とは、「バリバリのキャリアウーマン」を略した造語です。恋愛至上主義の女性が多いなか、キャリアに生き甲斐を見出す彼女たちは、充実感に満たされているように見えますが、なぜか満たされず、日々悶々としているバリキャリ女子も存在します。その理由は、「評価」です。

目次

認められたい欲求はあって当然!

  
恋愛至上主義の女性にとって、「男性から愛されること」が最優先事項であるように、バリキャリ女子にとっては「仕事で評価されること」が最優先事項です。両者に共通するのは、他者から認められたいという欲求。そのこと自体は、決して悪いことではありません。人間とは、どういう形であれ、他者と関わって生きていくものですからね。認められない環境下よりも、認められている環境下のほうが、過ごしやすくて当然です。

スキル不足はスキルアップへの闘志となる

  
「認められている」という実感が弱いと、そこに「満たされない思い」がわきます。バリキャリ女子が、「自分は認められている」と実感できないのは、仕事のスキルが原因でしょうか? ほとんどのケースは、そうではありません。もちろん、スキル不足で低評価を受けるケースもあるでしょうが、バリキャリ女子はそこでいちいち落ち込みません。むしろ、「もっとスキルアップせねば!」と闘志を燃やします。よって、己のスキル不足が原因で、「仕事しても満たされない」とボヤくことはないのです。

不満の理由は「仕事だけで評価されない」

  
バリキャリ女子がアンニュイな表情を浮かべるのは、「仕事のスキルだけで評価してもらえない」というシーンがほとんどのように見受けられます。「仕事の実力的には充分な私! にも関わらず、評価が低いのはなぜ?」と、くだを巻いているバリキャリ女子をちょくちょく見かけます。おそらく「仕事の実力的には充分」というのは、決して自惚れではなく、事実なのでしょう。では、なぜ彼女たちは評価されないのでしょうか? その答えは、「愛嬌」です。

勝ち組勢には「愛嬌」がある!

  
バリキャリ女子として、確固たる地位を構築している勝ち組勢は、みな一様に「愛嬌」を大事にしています。彼女たちは絶対に、「仕事のスキルだけで評価して!」だなんて言いません。愛嬌も、仕事をしていくうえで超・重要な要素だとわかっているのでしょう。愛嬌は、いわゆる「必須スキル」ではありません。しかし、「オプションスキル」としては、強力な武器になります。

もう何年も前の話になりますが、当時筆者が勤めていた会社に、とりあえず3カ月の契約で派遣社員の女性が入ってきました。彼女は、仕事のスキルとしては充分だったのですが、3カ月後に契約更新されることはありませんでした。彼女の後釜として入ってきた女性は、仕事のスキルとしては前任者よりも明らかに低かったです。ですが3カ月後、契約は更新されました。筆者は、人事に直接関わったわけではないのですが、前任者には愛嬌がなく、後任者は愛嬌たっぷりでした。要するに、そういうことなのでしょう。

飲食店にたとえればわかりやすいはずです。「味は絶品だけど店員は愛嬌ゼロ」って、せっかくのお料理なのに美味しく頂けないですよね。仕事で美味しい思いをするためには、愛嬌が大事ですよ。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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