食の好みが合わなくても問題なし! 藤井隆&乙葉夫妻に学ぶ円満の秘訣

芸能界の仲良し夫婦のなかでも、特に微笑ましい藤井隆さん&乙葉さん夫妻。先日、結婚10年にして初めてテレビで共演し、夫婦円満の秘訣を披露しました。のんびりマイペースに見えて、芯のある二人の考え方は、これから結婚する方や結婚相手を探している方のヒントになりそう。まとめてご紹介します。

目次

「食の好み」は無理に合わせなくてもいい


まずは食の好みから。「結婚相手とは、食の好みが合うことが大事」「お酒は飲める同士のほうがいい」なんてアドバイスはよく聞かれますが、藤井夫妻はこの点、どちらも極端に合わないのだとか。藤井さんは中華や焼肉、お酒が大好きで、甘い物はあまり好きでないのに対し、一方の乙葉さんは和食と甘い物が大好きで、牛肉は食べられないし、お酒も飲めない。「一緒に暮らしていたら、徐々に合ってくるかな」と思っていたものの、10年経っても、まったく違うままだそうです。

そのため乙葉さんは、朝食など2種類作っているそうですが、「好みが合わなくても、特に困っていることはない」という二人。食の好みは合えば楽ですが、合わなくてもそれが直接不仲の原因になるようなことはなさそう。結婚を考える異性と「食の好み」が違っていたとしても、特段、気にしなくていいのかもしれません。

「仕事と家庭のバランス」は、お互いの意見を取り入れて


続いては、妻の働き方について。結婚生活においては、意見が衝突することも多いテーマですよね。藤井さんは、もともと「奥さんには仕事をやめてほしくない」という考えで、「せっかく仕事場で出会ったし、自分や家族だけで独り占めするのはもったいないので、オファーがあるならやってほしい」と思っていたそうです。一方、乙葉さんは家にいるのが好きな性格で、「仕事は辞めてもいい」と思っていたとか。子育て中ということも考慮して、現在はこの意見の間を採り、「ほどほどに働く」という状態に落ち着いているそうです。

仕事をする・しないによって、お互いの理想とする結婚生活が叶えられなくなると、夫婦の仲に大きく影響することもありますよね。のんびりした雰囲気の乙葉さんですが、早起きして午前中に家事を一気に片付け、午後は仕事に出たり、家でも仕事したりと、実はかなり“しっかり者”なのだとか。もしかしたら、藤井さんには「彼女だったらうまく両立できるはず」という信頼感があったのかもしれません。

ちゃんと「言葉」にして奥さんを褒める


続いては、妻を褒めることについて。藤井さんは、頻繁に乙葉さんのTV出演シーンを編集し、「ここが可愛かった」「あの感じが良かった」などと言葉にして伝えているそうで、乙葉さんはそれがとても嬉しいのだとか。藤井さんも、一時は「照れくさい」「気持ち悪いかな」と思い、控えていた時期もあったそうですが、言わずにカッコつけているほうが落ち着かないので、どんどん言うようにした、と語っていました。

妻を褒めるのが不得手な日本人は多いと思いますが、結婚何十年経ってもそんな愛情表現をくれる人が側にいたら、女性はずっと綺麗で、心穏やかにいられそうですよね。世の旦那様からは、時々「結婚してから妻が綺麗じゃなくなった」なんて不満の声を聞きますが、それってもしかしたら、褒め言葉不足も原因なのかも。綺麗でいて欲しいなら、藤井さんのように照れくさくても思いきり褒めてあげた方が、奥さんも”美”をキープするモチベーションや励みを得られるし、旦那さんもいつも美しい妻を見られて”一挙両得”ではないかと思った次第です(笑)。

お互いの行動は疑わない


最後に、信頼関係について。お酒が好きな藤井さんは、夜帰宅してから飲みに出かけることもよくあるそうですが、乙葉さんはそうした行動に対し、まったく何も思わないし、何も言わないのだそうです。「自分は早く寝たいから寝てしまう」とのことで、藤井さんに対しては「外では自由にしてもらっていて、家でほわんと楽しくしてもらっていたら、それで十分」だそう。「浮気など疑わないの?」と質問されても、「疑うってことは、つまり相手を信じていないということだから、よくないことだね」と二人して交際当初から話していたと語り、携帯電話も常に無造作に置かれていて興味がない、とのことでした。

お互いを心から信じあっていて、理想的な関係ですよね。前項のように、普段から藤井さんがたっぷりと言葉にして愛情を伝えてくれているからこそ、乙葉さんも自由な藤井さんの行動を、心の底から疑わずにいられるのかもしれないなと思った次第です。

以上、4つの秘訣をご紹介しましたが、二人は本当に微笑ましく、無理なく歩調を合わせながら人生をほのぼのと一緒に歩いている、といった印象。お互いに相手に多くを望まず、自分の希望を押し付けたりもしない、そんな謙虚な姿勢には学ぶところがとても多いなと感じました。円満夫婦を目指す方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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