一方的に自分の話ばかりしてくる年上男子への対処法【漫画】

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仕事の関係などで無下にすることができない相手を前に、長い話の相づちを打ち続ける……こんなシチュエーション、たまにありますね。その後無事に解放されればいいのですが、「よく話を聞いてくれた!」とカン違いされ、好かれてしまうという悲劇もしばしば。

男性の多くは「自分の話を聞いてもらいたい」という願望があるようです。
俺の悩み、俺の夢、俺の愚痴、俺の武勇伝 etc……。好きな人や親しい友達の話だったら、よろこんで聞きましょうとも。こちらも聞いてほしいときは多々ありますし。仕事がらみの人なら、お互いを知るという意味でもある程度は聞く必要もあるかなと思います。でも興味ない話や仕事に直接関係ない話を一方的に延々と聞かされるのは、正直キツい。その時間とエネルギーの消耗を考えると、なんですか……金銭をもらってもいいんじゃないかと思うくらい。バーやキャバクラのような商売がなりたつのは、なるほど自然の理だなと思うわけです。

自分より若い女性を前にすると、無意識にホステス代わりにしちゃうオジさんは、どうしてこんなに多いのでしょう。
一方的に話し続けるオジさんと、話の内容には興味ないけど、その場をやりすごすために相づちを打ち続ける女子。両者は悲しいほどに食い違っています。

人間の一種の防衛本能として、「困ったときほど笑ってしまう」というのがあります。ムダに愛想がよく事なかれ主義の女子は、この「笑顔+相づち」のコンビネーションが、余計に相手をよろこばせていることに気づいているでしょうか。なんせこういうオジさんは、「余計なことは言わず、自分の話をすべてウンウンと聞いてくれる」生き物が大好きなのですから。

そもそも相づちというのは、「私はその話を理解してますよ〜。わかります、わかります。続きをどうぞ」という意味のリアクションです。心では逆のことを思っているのに、相づちを打ち続けたらどうなるか。それはそれはうれしくない未来が待っています。

この流れを分断するならば、勇気を出して相づちをやめてみる。そしてちょっとひと言はさんでみる。できれば反論ぽいことを。そんなこと無理ですって? いえいえ、全面的に戦えと言っているわけではありません。なるべく感じ悪くならないように、ほんのひと言ブレイクを入れるだけでいいのです。それが難しければ電話がかかってきたふりをして、1回席を立ってみてください。とにかく流れを断ち切りましょう。服屋さんや家電店などで、しつこい店員のセールストークをかわすあの感じです。こちらが嫌がっていることを、相手にうっすらとでもわかってもらわなければ。
酔って説教をしているオジさんに反論するのは危険行為ですが、愚痴やたわいもない世間話をしている相手には、少しくらいのツッコミは入れても大丈夫。アルコールが入っていなければ、危険はほぼないでしょう。

それにしても、たいして興味がない相手だからてきとうに流すことで好かれ、大事な相手だからこそ色々言ってしまうことで、面倒くさがられる。男女の会話の案配はまったくもってむずかしいです。
(アオノミサコ)

この記事を書いたライター

アオノミサコ
イラストレーター・漫画家。美容から神事、ディープスポット巡り等の漫画やコラムを執筆。著書『わがままセラピー入門』(KADOKAWA)が販売中。

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