発見! 元彼と復縁しやすい一発逆転の法則とは

彼から突然別れ話を切り出されたら、気が動転して泣きわめいてしまいそう! ところがこれってNG行動だって知っていましたか? もしもあなたがまだ彼とやり直したいと思うなら、そこは別の対応をするのが賢明。それではどんな対応をすればいいのでしょうか? 一発逆転の法則をお教えします。

目次

ピーク・エンドの法則とは


アメリカの心理学者ダニエル・カーネマンなどによって提唱された人間の思考方法のひとつ。私たちは自分自身の過去の経験を、そのピーク時にどう感じていたか、それがどう終わったのかだけで判断するという法則があるようです。ピークの時と終わりの時、以外の情報はあまり思い出されないということ。

ある実験では、1番目のグループに大音量の騒音を聞かせ、2番目のグループには同じ騒音を聞かせた後に少しましな騒音を聞かせたところ、2番目のグループのほうが不快さは低かったという実験結果に。(ウィキペディア)

それを恋愛に置き換えると、ダラダラとしたデートだとしても、例えばとっておきのプレゼントを渡すというピーク場面をどこか一カ所作ります。その後またダラダラとしたデートを重ね、最後別れ間際に最高の笑顔を見せる。するとダラダラしていた時間は記憶に残らず、このデートは最高だったと相手に感じさせることができるわけです。「終わりよければすべて良し」と言いますが、さらにピーク時の印象も上げておけば完璧。もちろん逆にも作用するので、どんなに楽しい時間を過ごしても最悪の場面が一カ所あり、さらに別れ際もケンカになったとなれば、このデートは最悪、というわけ。

そこで別れ話から復縁に持っていくには


別れ話を切り出されたら、感情的になって「せめて理由を教えて」とすがったり、「どうして!?」とわめきたくなるでしょう。そこをグッと堪えて。すでにピーク・エンドの法則で言う、エンドの場面です。ここで印象をよくしておけば、彼が復縁してくれる可能性はグンと高まるということ。素直に別れの言葉を受け入れ、潔く引き下がるのもいいですし、「これまでいろいろとありがとう」とだけ伝えて終わります。とにかく彼に不快な思いをさせないことが、エンドの好感を上げるコツ。

または、「私は別れたくないけど、でも仕方ないね」と笑顔で手を振りましょう。「私は別れたくない」という意思を軽く伝えると、意外とその言葉が彼の頭の中をグルグル回り、罪悪感と共にあなたがいい女だったような気もしてきます。そこにピーク時のあなたの笑顔や、素敵な場面が思い出されればピーク・エンドの法則はバッチリ! 復縁への足掛かりになりますよ。あなたは黙って待つのみです。
 

ピーク・エンドの法則では時間は関係ない


ピーク・エンドの法則では、時間が関係ないことも実験結果で出ていました。例えばAはとても冷たい水に、手を1分浸します。Bは同じ冷たい水に、手を1分30秒浸します。その代わりBは残り30秒、水の温度を1℃上げた水に手を浸しました。「どちらの実験をもう一度行いますか?」と尋ねると80%がBと答えたのだそう。冷たい水に手を浸している時間は同じ、さらにたった1℃しか上がっていない水に、しかも30秒浸し続けたのに不快だったのはA。最後に心地よいと感じたほうに軍配が上がったのです。

ですから交際期間の長さに関係なく、エンド場面の好感度のほうが復縁には作用しがち……ということになりますが、この辺りはどうなんでしょう? 別れを切り出されたあなたのほうが、(10年も交際してきたのに……)と感情的になりやすいかもしれませんね。情も移っているでしょうし、ご両親にも紹介したのに、と言ったあなたの感情を抑えられなくさせる要素が詰まってくるのは、長い交際のほう。そして感情的になり、ついバッドエンドへと運んでしまう可能性が高めです。ここでグッと堪えて素敵なエンドで復縁を望むか、思い切って長過ぎた春に終止符を打つのか、しっかり自分と相談してくださいね。「終わりよければすべて良し」ですから。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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