普通の女がモテ男を射止めるには イケメンから選ばれるための方法

「大物独身俳優」の福山雅治の結婚がこの世の女性たちに衝撃を与えたことは、まだ記憶に新しい。「仕事も手につかない……」「早退します!」など、職場や日本経済への影響もさることながら「特にファンとかじゃなかったけれど、やっぱりショック……」だとか「ものすごーく驚いた! ずーっと独身だと思ってたのに!」なんて声も。いわゆる“福山ロス”“ましゃロス”の大きさを物語っているのかもしれない。

福山雅治とは言わないけれど、「やっぱり素敵な男性と結ばれたい……」「モテるあの彼を射止めたい!」という願望を抱いている女子も決して少なくはないハズ。今回のコラムは「普通の女子のためのモテ男攻略法」である。ちょっと身の程知らずな願い……いや、志を高くを持つ人の役に立てば幸いである(笑)。

目次

一番人気をゲットした女子に学ぶ成功法って?


・「イケメンなのに腰が低く、仕事もめちゃデキる同僚のある男性は、当たり前だけど社内で一番人気だった。そんな彼は女性の噂も絶えず、元カノはみんな私より美人で有能な人たちばかり……。それでも、どうしても彼と結婚したかった私はひたすら“彼にとって常に居心地のイイ女”になることに専念! 自分は絶対でしゃばらず、関係を持ってからも『私家事得意だから……』と料理や掃除で彼を支えた……。するとある日、『嫁さんにするならオマエかな』と念願のプロポーズをされました! 今はパートタイム勤務しながら家事育児はぜ~んぶ私が担ってるけど、本当に好きな男性と結ばれたから幸せです」(32歳・パート)

――この「サクセスストーリーのヒロイン」である女性は、失礼ながらいわゆる目鼻立ちが整った“美人”ではない。ただし愛嬌があり好感のもてる「雰囲気美人」である。彼女の“成功例”から、世のフツーの女性たちがモテ男を落とす方法を学んでみよう。

ポイント1.モテ男から“癒やされる”ことを期待してはならない


モテ男の周りに美女が集まるのは当然のこと。ただ彼女たちはイケメンと付き合えても所詮“元カノ”。……つまり結果的にはフラれているというわけだ。美人で仕事もデキる女性というのは自己主張や意思がハッキリしていることが多い。キャリア志向も強いので、「結婚したからって仕事辞めるなんて考えられない」という傾向も大アリなのではないだろうか。だが“一番人気のモテ男子”が欲しているのはあくまで「俺を支えてくれる女」であり、「私が私が!」と第一線で活躍する女性ではないのである。

モテ男子と結婚したいのならば、「男女平等」や「対等に支え合う関係」などの夢を抱くより、むしろ「彼の人生のサポートは私がする!」くらいのほうがうまくいくだろう。

ポイント2.彼にとって“都合のイイ女”になりきるべし


このモテ男をゲットした彼女は、交際中何度となく彼に浮気されたそうだ。女にとってはハラの立つ話ではあるが、モテる男にとって女性は選び放題、比べ放題。
女性と関係を持つのは「出された食事を食べる」くらいのこと、複数いる彼女は“お試し期間”……なんてことも少なくないのだ。

女性がよりどりみどり……ということは、一番人気の男たちは決して女に妥協しないし、女性に媚を売ったりしない。
言い換えればすぐに次の女が控えているので、ちょっとでもイヤになったらあなたのことなど放り出すことだって可能。そんな彼から“選ばれる”ためには、彼にとって居心地のイイ女……つまり“都合のイイ女”になりきらねば、ごく普通の女に勝ち目などないのである。

彼が他の女と寝ても慌てない、騒がない。浮気されてるのがわかったとしても悔しさを押し殺し、にっこりしながら彼のための炊事洗濯に精を出す……。そんな“鋼の根性”を持った女こそ「モテ男をゲット!」できるのだ。

ポイント3.結ばれたあとも、「彼はなにも変わらない……」と覚悟すべし


見事モテ男と結ばれたあとも、油断してはならない。独身のときはチヤホヤされていた女性が結婚したとたんに男性陣が波が引くようにさっと去ってゆくのとは対照的に、人気のある男性は結婚後もますますモテる。モテるからこそ一番人気男子は結婚後も自分を譲ることはしない。彼らは独身のときと変わらないのだ。

モテ男子と結婚した上の例の女性が「共働きなのにも関わらず、家事育児はぜんぶ妻がやっている」ことに満足しているように、「彼に掛かる負担は私が受け止める」くらいの決意がなければ、「他の女たちも大好きなあの彼」を落とすのはかなり難しいだろう。

“あの彼”を射止めたければ、女子アナを参考にすべし


「全女子憧れの男性」と本気で結ばれたい女性は、“女子アナや人気タレントと野球選手の結婚”を参考にすると良いだろう。
女性アナウンサーという超・花形職業に就く彼女たちは、結婚後も仕事を続ける人もいるにはいるが、「夫のサポート」という完全裏方にまわるタイプの人も多いのは知っての通りだ。夫を支える妨げにならない程度の仕事をしながらブログを書いて夫の活動や活躍を紹介したり、勉強したり資格をとって夫の選手生命を支えたり……。一般人とはかけ離れた華々しいキャリアを持つ彼女たちさえ“自分を捨て”、ひたすら夫のために尽くすのだ。
女からモテて仕事ができる男性は、それくらいの覚悟がある健気でひたむきな女性を妻に選ぶのだとも言える。

イケメンは決して恋愛を頑張らない。頑張る必要がない。
相手の替えがいくらでもきく彼らにとってひとつの恋に執着する必要などないからだ。

「彼にとってメリットのある女」になれない限り、ごく普通の女性が“イケてる男子”と結ばれる確率はかなり低いとも言えよう。

「そんなのやだ」「彼にだってサービスしてもらいたい」とか「対等な恋愛がしたいよ……」という女性はムリせず身の丈にあった男性を選んだほうが幸福になれるだろう。

逆に「私の使命は彼の仕事を支え、彼の能力を伸ばすこと」と思えるもの最高に幸せな愛の形であり、たぐいまれな才能のひとつである。自分の資質にあった幸せな恋をしてほしい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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