彼の独占欲に火をつける「謎の水曜日」テクとは

"「この女性には何か謎がある」「すべてを知りたいのに、あと一歩のところでスルリとかわされてしまう」と思うと、男性は興奮します。それこそが男性の求める喜び!"

――『たった1人の運命の人に「わたし」を選んでもらう方法』(滝沢充子/青春出版社)からの引用だ。本書から、男性の独占欲をたぎらせる上級者向けの恋愛テクニックを紹介しよう。

目次

1.男性はミステリアスな女性に惹かれる


そもそも会って間もないうちに自分のことをすべてさらけ出してしまうのはNGだ。お互い秘密も何もなければ、友情くらいは芽生えるかもしれないが、なかなかその先にはいけない。

"最初からあなたのすべてを教えてしまうと、何が何でも自分のものにしたいという欲望を薄めてしまいます……。"

好きな相手のすべてを知ってしまうと、なんだか冷めてしまう……ということもあると思う。それは「彼女のことを知りたい」という欲求が満たされてしまうからなのではないだろうか。
男性をずっと引きつけておくには、何か謎の要素を残しておくことが重要である。

2.男性のドキドキを刺激する「謎の水曜日」とは


では謎の要素を残す方法とは。本書によると、「謎の水曜日」をつくることだと紹介されている。
例えばある特定の曜日(水曜日以外でもよい)と時間、絶対に電話に出ないようにすること。

"それが繰り返されると、男性は「自分の知らない秘密があるあなたにある」ことにドキドキしていきます。"

確かに男性は妄想力にあふれる生き物。自分が知らない彼女の姿を想像しながら、「なぜこんなにも気になってしまうんだろう……ひょっとして、これが恋心?」と思ってしまうことはよくある。
なおこのテクニック、ポイントとしては「謎がある」と男性に気付かせることだそう。そのため不定期であっては効果がない。曜日と時間は必ず固定し、レギュラーで続けることが重要だ。

3.秘密を作っても、不信感を抱かせるのはNG


「謎の水曜日」にはもう一つポイントがある。それは、"事前に理由を言わないこと"。
もし「水曜の夜は電話に出られないから」などと前もって言われたりしたら、男性は距離を置かれているように感じてしまうものだ。
また、秘密を作ったことを気付かせることができた場合も、返し方によっては相手へ不信感を抱かせることになる。「ごめん、教えられない」ではなく、「料理教室に通っている」「○○の練習をしている」など、嘘でもいいから答えを用意しておくことが必要だ。
重要なのは、彼より優先しているものがあるということを印象づけること。私自身も、妻との付き合い初めのころ、休日は何をしているのか尋ねたことがある。「趣味でイラスト描いたりゲームしたりしてます」と返ってきたので、「よし、ならその時間を俺とのデートの時間に変えさせよう」という独占欲が沸いたものだった。
ここまでいけば、彼の心は掴んだと言って間違いない。

今回紹介したのは、あくまで上級者向けテクニック。普通は嘘までついてやるものではない。ドキドキよりも不信感を抱かせることの方が多いからだ。
自分の演技に自信がある女性は、その実力を確かめる意味でも、やってみるといいかもしれない。
(平原 学)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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