キーワードは意外性と特別感!? 20代男子の心に響く褒め言葉とは

「男は女のこういう仕草に弱い」「こうすれば男の気を引くことができる」など、世の女子たちの間で語りつがれる“恋愛テクニック”は数多あるが、これほどまでに女が信じ切っている一言もなかなかないのではないだろうか?

「男は褒めて落とすもの」
……人間誰だって褒められれば嬉しい。そういう意味では間違っていないが、今回私のもとに男性たちからこんな意見が寄せられたのだ。

「ただ褒めればイイってもんじゃない! ヘタな褒め方は逆効果!」
……確かに、心にもない褒め言葉はかえって人をいらだたせる。今回は20代男子性が“言われて嬉しい賞賛の言葉”をリサーチしてみた。参考にしてみてほしい。

目次

1.「頼りになるね」「意外と男らしいんだね~!」


・「職場の同僚と夏にバーベキューをした時のこと。重い食材や薪を運び、慣れない手つきで火を起こしていたら、ある女性に『○○くん、やっぱり男だね! 案外頼りになるね~!』と言われた。その場では照れくさくて『普段は俺、ダメですか~!?』としか返せなかったけど、内心では嬉しかった。それからその女性のことをちょっと意識しています」(20代・制作)

――「草食化が進んでいる」とか「男らしくない」とか言われがちな20代男子に有効な褒め言葉がコチラ。ポイントは“意外と”という一言を添えることである。20代男子は自分たちが男らしい外見やガッツを持ち合わせていないことを自覚している。だからこそ面と向かってズバッと「男らしい!」なんて褒めてしまうと「ウソだろ?」と、かえって疑われてしまうのだ。でも「意外に」とか「実は……だったんだね」と加えるとすんなりと受け入れてもらえる可能性が高くなる。このテクを忘れないようにしよう!

2.「そんなことまで任されるようになったんだ、すごい!」


・「自分とはまったく異なる業種に勤める彼女。だから、仕事内容を理解してもらうのは難しいだろうと、自分の話はいつも必要最低限しかしてこなかった。でもある時大きなプロジェクトを任せられたのがすごく嬉しくてそのことを話したら、『そんなに大きな仕事も任せられるようになったんだね、すごいな~!』と言ってくれて……。素直に心に響いた」(20代・薬品)

――こちらは若い男子の心に響く褒め言葉・ビジネス編である。
同業ならば良いが、この話のように「彼とは職場が別だから、なにをやってるかイマイチ分からない」なんて悩みもあるだろう。そんな時は「以前聞いたときとは違う彼の“成長ぶり”」を褒めるといい。若い男子の成長は著しいので、必ず賞賛ポイントは存在するハズ。たとえ業種が違っても「前とは違う彼のイイところ」を見付けるのはそう難しくないと思われる。

3.「あなたって他の男の人と違うね」


・「フラれた女友達を慰めてたときのこと。思ったことを言っただけなのに、彼女から『普通は“それは男が悪い!”って言うのに、あなたは私のダメなところもちゃんとと指摘してくれた。他の男の人と少し違う……。ありがとう、おかげで目が覚めたよ』って言われて何故かものすごくドキッとした。泣き笑いの表情もかわいくて、彼女が失恋から立ち直ったら『俺にしない?』って告白するつもりです」(20代・左官業)

――「他の男の人と違うね」というフレーズは、男性の「俺は特別!」という、うぬぼれ心をくすぐる反面、恋愛面にとっては諸刃の剣でもある。具体的な「他と違うポイント」をキッチリ指摘しないと、恋愛経験を積んだ男性たちからは「はぁ? 何が違うワケ?」「適当なこと言いやがって……」と、敬遠されてしまうのだが、まだ若くて純粋な心が残っている20代男子には、このセリフはとても有効なようだ。
ただし、言うまでもないが「あなたって特別!」というフレーズは一人だけに使わないとまるで意味がない(笑)。複数の男性に使用したい場合は、決してバレないようにしよう。

20代男子が喜ぶのは“意外性”と“特別感”


若い男性が心から喜ぶポイントをまとめると「意外性を打ちだしつつ、あなたは特別な存在だと思わせる」ことが大事だということだ。

若い男性はよほど成功しているごく一部の層を除き、恋愛でもビジネスでもまだ自信がないことが多い。だから真正面からのストレート過ぎる賞賛は、「この女、信用ならないな……俺の金でも引き出そうとしてるワケ?」「その言葉、誰にでも言ってるんだろ」と彼らに疑いの心を植え付けてしまう。
だが、そこをほんの少しひねって「一見頼りなさそうに見えるけど、ホントはたくましいんだね」と“半分真実”を盛り込むと、たちまち心に響くフレーズとかわる。
そして人は誰だって他とは違う特別な存在だと感じたいもの。男性は特にその傾向が強い。“あなただけの良さ”という特別感を思わせ、自信を持たせてあげることができれば、若い彼のハートはあなたの意のままになるかもしれない。
次回は”アラサー男子への褒め言葉”を検証する。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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