元彼からの連絡の意味って？ 男と女で違う元恋人への気持ちの違い

「男の人って、どうして別れてしばらく経ってから必ず連絡してくるのか」
「いろいろ気まずいことがあったにも関わらず、サラッと『友達になろう』とか言ってくるのは、どういうつもりなのか」
女同士の集まりでは、けっこうな頻度で上がってくる話題です。

筆者も以前はそういうことがあるたびに軽くイラッとしていましたが、ある時期から「もうそういう生き物なんだ」という結論に落ち着きました。

彼らが連絡してくるのは、特に意味がないことが多いようです。
昔、男友達としゃべっていて「夜にヒマなときは何をしているか」という話題になったのですが、彼はさらっと「昔の女の子に電話する」と言いました（ネットもスマホもない時代です）。
えーーーっ!?　女の感覚からしたら、ありえないこと。そのときは筆者も経験が浅かったので「なんてチャラいヤツなんだ」と思いましたが、別にチャラくなくても、そういうことをする人は多いことを後々になって知りました。

彼らはふだん女のように、身近な人としゃべることでストレスを発散させることをしません。夜にふと人恋しくなったとき、アタマに浮かぶのは信用できる数少ない男友達か、彼女がいないときは元カノくらいなのかもしれません。そこに「あわよくば、また……」という思いがあるのかどうかはわかりません（ケースバイケースでしょうか）。女ほど感情に振り回されることのない男性は、わりとそういうことができてしまうんだなと思います。

別れ方にもよりますが、女は終わった相手には「なんであんなヤツが好きだったんだろう！」という感情を持ち、次に好きな人ができたら過去の人はどうでもよくなります。別れた人とはよっぽどのことがない限りは、積極的に友達になりたいとは思わない。酔って「中学時代好きだった○○ちゃんがさ……」という話をするのは、100％男性です。女にとっては30過ぎてからの中学時代なんて、前世くらい昔のことだというのに。

なんとなく思うのですが、男性の心の中には「俺の理解者リスト」とか「俺のお気に入りリスト」というのがあって、一度つきあったり、好きになったりなられたりした相手というのは、永遠にこのリストに載り続けるのではないかと。そして年代物のワインのように、時々取り出しては味わいたくなるのではないでしょうか。女は新しい物好きですが、男性は自分の知っている世界の中でリラックスできる生き物、という気がします。

なので元彼から連絡がきた場合、そういう生き物なのだと割り切りつつ、イヤ〜な気分がしたらスルーすればいいし、「ま、いいか」と思えば返信してみる。そのくらいのスタンスで、あまり重く考えないことをオススメします。
（アオノミサコ）