しくじり女子に足りないのは割り切り力!? 結婚するのに不要な3つのプライドとは

前回の記事では、“婚活をはじめた女子がつまずきやすい、挫けやすいポイント”についてお知らせした。
努力のわりにちっとも成果が出ないことにげんなりし、結婚への道をリタイアしてしまう女子はとても多い。
本日のコラムではその「婚活の苦しみ」を乗り越え、見事ゴールインに至った先輩たちの意見をまとめてみた。いまめげている女子は参考にしてほしい。

目次

1.私は商品! と割り切った


・「お見合いパーティなんかだと、大量の男女が並んで、ベルトコンベア式に話をするのが定番。それってなんか“工場の検品”みたいでイヤになることがありますよね(笑)。そんなときはもう『私は商品なんだ!』と割り切るようにしました。『結婚相手としてはちょっとトシがいってるけど、安定した職があって料理が上手い』とか『常識をわきまえたしっかり者!』みたいに“私を妻にすることのメリットとデメリット”を押し出すようになったとたん、何人かの男性に誘いを受け、今の夫に決めました! 婚活に割り切りは絶対必要だと思う」(37歳・公務員)

――婚活システムに反感を覚えるのは、ごく自然な感情ではある。けれど考えてみればこっちだって男性を『この人って夫として適切?』『年収は? 将来性は?』な~んて品定めしてるのだから、ある程度の不快はお互い様なのだ。
誰だってはじめての商品を手に取るときはそこに書かれたラベルをよく読んでから購入を決めるモノ。それならばキッチリと自分のアピールポイントを前面に出したほうが、あなたに合うパートナーを見つけられるのだ。

2.婚活に伴うイタイ出費はペナルティ


・「婚活にかかる出費ってホントにキツい! でもコレは『若い頃になにもしてこなかった罰』『さっさと夫をゲットできなかったペナルティ』だと思って諦めた(笑)。若くして玉の輿に乗った友達をうらやんだこともあったけど、そういう子たちって学生時代から男ウケする服装だとか仕草だとか、“男をオトすための努力”をちゃんとしてた。昔の私は彼女たちのそういう“女としての正当な努力”を見下してバカにしてたから今さら高い金を払ってるんだ、と言い聞かせてます(笑)」(34歳・金融)

――もちろん、若くして結婚すればイイってものではない。けれどいま婚活に必死になっているあなたは、この彼女のエピソードがどこか心に突き刺さるのではないだろうか?

「男、男って騒ぐなんてバカらしいっ、もっと大事なことがあるでしょ!」
……若い頃にそう感じたことがある女性は婚期が遅れる確率が高いもの。けれど若くして男からチヤホヤされ周囲が羨むような結婚をしている女性だって裏では何らかの「努力」をしているのだ。ただその彼女の「男をおびき寄せる方法」「夫を得るための方策」があなたには「何さ、女の武器なんか使ってさ」と、卑劣なモノに感じただけなのだ。
「いま婚活にかかる出費は男研究に遅れた授業料」と思い切ってしまったほうが、精神衛生のためには良いだろう。

3.ちっとも成果が出なくても欲張らず、目標を絞り込む


・「婚活って宝くじみたいなもの。イイ成果を得られるのはまれだけど、手を出さなきゃ絶対に当たらない。でも考えてみれば若くて価値があった頃でさえ結婚相手を見付けられなかった女が、トシ食ってからそんな簡単に“理想の夫”を見付けられるハズもない(笑)。女性は出産期限があるからどうしても焦るけど、私は『たとえ子どものいない人生でも、気の合うパートナーが見つかればいいや~』って視点を変えたら今の彼と巡り合えました。あれもこれも、と欲張ると婚活はうまくいきません」(36歳・食品関係)

――「婚活とは基本長丁場のモノである」と肝に銘じるべし。そして「目標を絞り込む」ことはとても有効ではないだろうか。
「カッコ良くて年収が高くて、優しくて誠実で、そんな彼とできれば恋愛っぽく結婚して、35歳までに子供を産みたい~」なんて都合の良い願いなど、美貌と若さを持った女性でもない限りもはや叶わない。
「相手の安定収入」か「誠実さ」か、「○○歳までに子供を産む」など自分の希望のどれかひとつでも実現すれば御の字である。願望や目標はひとつだけに決めたほうが、成婚率は高まるのだ。

プライドは捨てるべし


婚活に挫けてしまう女子に足りないのは「割り切り力」と「プライドを捨てる力」である。

「結婚相手として適しているかどうか」を見極める婚活には、さまざまな屈辱がつきまとう。ルックスの美醜から始まって、キャリア、家事能力、子供を産む能力……。普通なら「そんなことを聞くのは差別的」とされる項目で、あなたの女としての「評価」が平気でなされ、価値を決められてしまうのだ。
婚活の苦しみの根本はそこにあるのではないだろうか。

けれど、婚活とは本来「男女が互いを査定しあい、夫として妻として相応しいかを見定める」システムだ。その仕組みに憤慨するということは、体重計に自分からのっておいて、表示された体重が気に入らないからといって怒り出すようなもの。
それならばその不快を避けるには……「もう永遠に体重計にはのらない」か「自分が変わる、ダイエットをする」しかない!

婚活にいちばん不要なのは「私がこんな評価であるハズがない」という女のプライドである。
「自分は男性からみたらこんな風に見えるんだ……」「私って婚活市場においてはこういう位置づけなんだ」と自分を冷静に受け入れられる者のみが“結婚”に辿り着けるのだ。
一時のプライドが大事か、将来の夫が大事かよく考えてから「婚活」にのぞもう。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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