片思いは3回目までが勝負! 両想いになるためのスリーセット理論

素敵な人と初めて会ったときや好きな人との初デートなどは、とにかく緊張して自分らしくふるまえないかもしれません。でもそこで「焦らずにボチボチいこう」なんて思っていたら、終わってしまいますよ! 好感度を高めるには、スリーセットで決めないとダメ。スリーセット理論をマスターして、三回で相手の心を惹きつけましょう!

目次

人の印象は三回で決まる


心理学ではこれを「スリーセット理論」と呼んでいます。人の印象は三回でほぼ決まり、四回目以降その印象はなかなか覆りません。ですから好きな相手には、三回の間にあなたを素敵な人だと印象付けなければいけないのです。そしてまずなんといっても、第一印象でのインパクトが重要。これを「初頭効果」と言いますが、そこでどう思ったかが強く記憶に残り、その後に影響するようです。しかもこの特性は、男性のほうが顕著なようですね。男性は女性に比べて一目惚れをしやすいと言われていますが、それはまず視覚で相手を選ぶから。極端な話、第一印象で○か×かを判断していることもあるくらいです。最初が肝心なのです。

二回目は確認


二回目は一回目で抱いた印象の確認をする時間。確認ですから、「真面目そうでいい子だ」と思ったけれど、本当にそうだろうか……と思いつつ、さらに内面も探ろうとします。好印象ならいいですが、もしも一回目で「がさつな感じだな」などマイナス印象を抱いた場合。二回目では内面を探り、優しい一面を垣間見たとします。でも一回目の印象が強烈に頭に残っているので、「優しそうだけど、きっとそう見せているだけだろう。本当はがさつなはずだ」と、最初の印象をぬぐえないのです。

三回目で最終的な確認


やはり三回目も確認です。総合的な確認なので、フラットな気持ちで判断するのではなく、すでに一回目の印象をベースに二回目、三回目が肉付けされていく感じ。しかしあきらめてはいけません。最初と同じくらい重要なのが最後、いわゆる三回目の印象でもあるのです。これを「新近効果」といい、ここで受けた印象がずっと相手の頭の中を駆け巡ります。なのでこれ以降、印象が覆ることはなかなかありません。でも、新近効果でもしも好印象を与えることができれば、それが忘れられず第一印象を覆す可能性はあります。

一回目>三回目>二回目


重要度でいけば、このような順になります。ですから一回目で「緊張する」とか「ゆっくりいこう」などと悠長に構えている暇はありません。全力で最高の自分を見せる必要があります。しかも一回目では内面など二の次ですから、服装や髪形、笑顔や言葉遣い、声のトーンといったところにポイントを。異性が好きなベタなマニュアル通りでいいので、きっちり意識して作り上げていきましょう。三回目もあきらめてはいけません。ちょっとミスったとしても、最後の最後、別れ際で最高の笑顔を見せるだけでも、半分以上帳消しになるはず。今までなかなか恋を獲得できなかったのは、あなたの魅力を見せるのが遅かっただけかもしれませんね。まず最初に見せないとダメ。

もしも失敗してしまったら


スリーセットでうまく相手に好印象を持ってもらえず、失敗してしまったら……。この場合はとりあえず相手の前から姿を消し、あなたの悪い印象の記憶が消えるまで時間を置いてください。そしてその間に全く違ったイメージを身に着けます。そこで再度登場! 見違えるようなイメージチェンジを図っていれば、相手はリセットボタンを押し、またスリーセットの一回目がスタートしますよ。

最初と最後が肝心。これを頭に入れて、初対面で最高の印象を与えてくださいね。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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