酒好き女子&お酒が飲めない男子がうまくいかない理由とは

素朴な疑問です! 「お酒を飲む男性&お酒が飲めない女性」のカップルは比較的うまくいっているように見受けられますが、「お酒が飲めない男性&お酒を飲む女性」のカップルは難しいように見受けられます。その理由は、一体どこにあるのでしょうか?

目次

男性はお酒を飲めて当然!?


これはあくまでも筆者の個人的見解ですが、私たちのなかに「男性はお酒を飲めて当然!」という漠然としたイメージがあるのではないでしょうか? そのため、お酒を飲む女性にとって、お酒が飲めない彼氏は、「どうして飲めないの?」と、理解しがたい存在なのでしょう。

一方で、「女性は、お酒を飲むとしても『嗜む程度』」という、これまた漠然としたイメージが付きまとうのかもしれませんね。つい先日も、お酒を飲まない知人男性から、「同棲中の恋人が、酔っ払ってしょっちゅうタクシーのお世話になるのが理解できない」と、愚痴を聞かされました。

双方、「漠然とした古いイメージ」が頭にこびりついているため、円満な交際が難しいのでしょう。

「自分が」楽しみたい男心


また、男性と女性では、「感覚」が違うのかも……という気もします。冒頭で述べた、うまくいっている「お酒を飲む男性&お酒が飲めない女性」の、男性側に着目してみましょう。男性側は、相手女性がウーロン茶だろうとオレンジジュースだろうと、全く気にしていないんですよね。気にせず、ビールだとか焼酎だとか日本酒だとか、自分の好きなお酒を飲んでいます。「自分が、お酒を楽しみたい」という感覚なのでしょう。

好きな人と一緒に味わいたい女心


対して「お酒が飲めない男性&お酒を飲む女性」の女性側は、「自分が大好きな『お酒』というものを、好きな人と一緒に楽しみたい」という感覚なのでしょう。そのため、相手が飲まなければ、「じゃあ私もソフトドリンクにしておこうかしら」となるわけです。そして、大好きなお酒が飲めないことにフラストレーションが溜まっていくのでしょう。

デートのメインステージは飲み屋であってほしいのが本音


「お酒が飲めない男性&お酒を飲む女性」のカップルが難しい理由がなんとなく見えてきましたね。打開策はないのでしょうか? 個人的には、「ない!」と思っております。ドライブデートを楽しむだとか、カフェデートを楽しむだとか、ノンアルコールでのデートプランも確かに存在しますが、お酒を飲む女性は、お酒が飲みたいんですもの! ドライブやカフェも、たまには良いかもしれませんが、メインステージは飲み屋であってほしいのです。

相手が飲まなくても、気にせず飲む!


とは言え、お酒を飲む女性が、お酒が飲めない男性を好きになることもあるでしょう。運命の神様のイタズラってやつですね。その場合は、デートプランを変えるのではなく、考え方を変えましょう。「相手が飲まなくても、気にせず飲む!」と。「相手に合わせてソフトドリンク」とか、「相手に合わせてカフェ巡り」を続けると、「合わせてあげている」という上から目線になりがちです。

上から目線を調整するには、「私のほうこそ、合わせられなくて申し訳ない」という項目を設けると良いですよ。洋楽が好きな男性に対しては、「J-POPしか聴かないので、洋楽の話題に合わせられず申し訳ない」とか、スポーツが趣味の男性に対しては、「文化部出身で運動音痴のため、ゴルフデートに合わせられず申し訳ない」とか。あなたが無理に合わせなくても、彼は気にせず洋楽を聴くでしょう。ゴルフにも行くでしょう。「合わせること=愛」ではないのです。

3度のメシよりお酒が好きな筆者の場合、「お酒が飲めない男性を好きになること」が、そもそもないんですよね。もしかしたら、男性という存在以上に、お酒を愛しているのかもしれません。そう考えると、お酒が飲めない男性を好きになった際は、「お酒よりも愛すべき存在を見つけたのだ!」と、ポジティブに解釈できます。「彼ったら1滴も飲めないのに、私を夢中にさせるなんて、罪なオトコね!」と、明るく捉えましょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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