「結婚式はしたくない!」という女子の本音

こんにちは、アラサー休日ライターのヤマグチユキコです。昨今、さまざまなところで「若者の○○離れ」という話題が取り上げられています。ビール離れ、海外旅行離れ、飲み会離れ、恋愛離れ、車離れ……など、“かつて若者だった”現・おじさま世代から、たびたび槍玉にあげられてしまう「若者」ですが、時代が変われば趣味嗜好、行動様式も変わるわけでして、その時代ごとに最適化しているだけなのでは、なんて思うわけです。

っていうか、「若者」って誰を指しているのでしょうか? というのは置いておいて……。

ここ最近「結婚式をしたくない!」という女子が増えている、という話を小耳に挟みました。もちろん、ウエディングドレスに憧れたり、こんなところで披露宴をやってみたい! 海外で挙式したい! などと、結婚式に対して明確なヴィジョンを持っている女子もいることでしょう。“増えている”と安易に語ることも危険ではあります。

とはいっても、女子の間で「結婚式をしたくない子が多いよね」と話題になるなら、その理由が気になりますよね。かくいう筆者も、その気持ち、ちょっとわかるのです。というわけで、「結婚式をしたくない」という女子にそのホンネを聞いてみました。

目次

1. 「お金がかかる」


・「普通に自分たちの給料と貯金を考えると、すぐにはできないという結論に至る。彼と話をしていても、『それなら、そもそもやらなくてよくない?』という流れになります」(26歳/メーカー)

2. 「SNSで自慢大会みたいになっているのがイヤ」


・「Facebookなどでいろんな人の結婚式の様子が見られる時代。どれだけお金をかけたか、どれだけ友達を呼んだか、どれだけ有名な式場でやったか……など、すべて可視化されていますよね。そうすると、自慢大会みたいになってイヤ。こういう戦いから逃れたいと思うので、結婚式をしたいと思わなくなってしまった」(27歳/保険)

3. 「友達を呼ぶ範囲を決めるのが面倒くさい。ネットでバレるのが面倒」


・「Facebookとかを見ていると、誰がどの子を呼んだか、とかがわかりますよね。自分だけハブられた、自分だけ二次会に呼ばれていない、とか。そういう風に思われてもイヤだから、友達を呼ぶ範囲を決めるのに困る。それに、結婚式をしたら写真を勝手にアップされてしまうので、それもイヤ。やるとしても、身内だけでひっそりとやりたい」(27歳/広告)

4. 「幹事をして裏側を見てしまったから」


・「ここ1、2年で5回くらい幹事をやったんですが、そうすると、『○○は自分勝手で人をパシリにする』『なんで仲良くないのに、こいつのために俺が幹事やるの?』『新婦側は友達少ないから、どうやって人集める?』とか、裏舞台を見てしまうんです。新郎新婦は幸せいっぱいでも、結構裏で悪口をいう来賓とかもいるので。自分の時に、同じことを言われる可能性があると思うだけで、結構ぞっとしてしまう」(26歳/化粧品メーカー)

以上のようなコメントがありました。確かに、Facebookをひらけば「こいつ誰や」みたいな1000%赤の他人の結婚式の写真が流れてくる、なんてことは日常茶飯事ですからね。

ある部分が誇張され、脚色され、オシャレに演出された他人の結婚式を、ナマナマしく見せられる。そんなことを日々経験していたら、ちょっと自分はそのゲームから降りたくなってしまうのかもしれません。とはいえ、人生で一度きり(であってほしい!)の結婚式。そこに夢を見るのも女子の性。

みなさんは、「結婚式」について、どんな風に受け止めておりますか?
(ヤマグチユキコ)

この記事を書いたライター

ヤマグチユキコ
WEBライター。ビジュアル系バンド、ジャニーズなどの音楽情報や、漫才、恋愛ネタ、コスメ、ファッションなどを幅広いジャンルを執筆。「野中すふれ」名義での執筆も多数。キャンドルをつけてリラックスするバスタイムが好き♡

関連記事