女子が言う「やさしい人がタイプ」に隠された本音は!? 好みの男性像を語る時のコツ

「どんな人がタイプ?」と聞かれた際、「やさしい人」と答える女性は本当に多いですよね。今年春に行われた調査では、なんと99%の女性が「やさしい男性が好き」と回答しています(恋愛・婚活マッチングサービス「pairs」調べ、会員女性1540名対象、2015年4月実施)。

でも、女性の言う「やさしい人」っていまいち人物像が見えにくく、男性陣にも「無難な回答」「本当にそうなの?」なんて思われることも少なくない様子。実際に「やさしい男性」がめちゃくちゃモテているかと言われれば、そうとも限らないからでしょう。女性が言う「やさしい男性がタイプ」にはどんな本音が隠されているのでしょうか。

目次

「やさしい人がタイプ」発言、その真相は……!?


上記調査では、「やさしい男性」とは具体的にどんな男性なのかについても質問がなされていますが、細かく内容を見ていくと、3つの“理想像”が透けて見えてきます。

(1)「人格」の優れた男性


「子どもやお年寄り、家族を大切にしている」「好き嫌いや損得を考えず、人と接することができる」「大人数でいても、一人でいる子に気を配っている」「困っている人を、自分から助けにいける」「勇気のある人」など。やさしいと言っても“優男”ではなく、リーダー格な一面もある人格の優れた男性、という感じですね。

(2)過度に甘やかさない男性


「叱るときは、しっかり叱ってくれる」「甘やかすだけの人は無理」「良いことは褒め、悪いことはしっかり怒ってくれる」「励ますところは励まし、叱るところは叱ってくれる人」など。やさしいと言っても、決して「甘やかしてくれる男性」ではない様子。なんだか理想的な“上司”のようなイメージでもありますね(笑)。

(3) 「私」や「女性」を大事にしてくれる男性


「自然と紳士にエスコートやリードしてくれる」「さりげなく車道側を歩いてくれる」「女の子扱いができる」「私の思っていることをちゃんと聞いてくれる。同調してくれる」「私が言った事を覚えている」「女性が大変だな、と思っていることにも気付いてくれる。心配したり、声をかけて様子を見てくれたりする」「気持ちを察してくれる」など。こちらは「女性の気持ちに気づいて行動できる」というのがポイントと言えそうです。

「やさしい人」というと、なんとなく「人がよくて、いつもニコニコしている」「ちょっと優柔不断なところもある」――そんな人物像を浮かべてしまいますが、女性が望む「やさしい人」は、かなり違う男性像であることが読み取れます。公共の場では、分け隔てのない勇敢なリーダーで、気遣いも細やか。女心にも理解があり、サポートもしてくれる男性……と考えると、かなりハードルが高い印象ですが、これは男性たちが言う「理想の女性像」の現実味のなさと、そう大差はないのかも(笑)。ともあれ男性陣は、女性の言う「やさしい人がタイプ」発言は、ただ“やさしい男性”を指してはいないことを、心得ておくといいかもしれません。

男性には“具体的”に言ったほうが伝わるし、話も膨らみやすい!


とはいえ、「好きな男性のタイプは?」と聞かれたとき、「やさしい人」って無難で答えやすいですよね。男性に「自分はそういう男性じゃない」と思われてチャンスを減らすリスクを避けて、無難な回答をする女性も少なくないのかもしれません。でも正直、その答えでは相手に何も伝わらないし、話も膨らまないような気がします。自分なりの個性はある程度出したほうが、“その場限り”で終わりにくく、仲も深まっていきやすいのではないでしょうか。

「やさしい人」と言うくらいなら、例えば前項のように「家族を大事にしている人」「私がつらい時に、親身に心配してくれる人」「おしゃべりだから、話をたくさん聞いてくれる人がいいな〜」なんて具体的に言ったほうが、男性も絶対にわかりやすいはず。その後、男性側に好意が芽生えれば、あなたを喜ばせたいと考え、そんな男性であろうと頑張ってくれることもあるかもしれません。

「やさしい人」のほか、「面白い人」なんて回答の場合も、ぜひひと工夫ををしてみては? 例えば「疲れて帰ってきた夜に、バラエティを見て一緒に大声で笑える人!」なんて言ったほうが、一緒にいるイメージも具体的に湧きやすいですよね。「じゃあ、どんな番組が好きなの?」「最近ハマっているお笑いの人は?」などと話も膨らませていきやすいので、「話していて楽しい子だな」と好感を持ってもらえることもあるかもしれません。具体例を即答するのが難しければ、事前にいくつか考えておきましょう! ぜひ今後の出会いやデートの場で活用してみてくださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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