恋愛は月収に支配されている? お金と恋愛の関係

あなたの恋愛を支配しているものを述べよ……な~んて言うと、すごくむずかしい大学の小論文の試験みたいですが、誰の恋愛も、月収に支配されています。
月収20万円の人は、20万円にふさわしい人に囲まれて暮らしているので、突飛な人ではなく20万円に見合った人と恋をしているというのが、一般的でしょう。
月収20万円という、少々息苦しい生活をしているなかで、まれに、幼馴染と付き合うことになって、その幼馴染はちょっとした金持ちとなると、周囲は騒然とします。お前だけいい恋愛をしやがって、とか、そんな隠し玉を持っていたの!? みたいに。なるほど、多くの人が、「支配されているもの」から自由になりたいのでしょう。

転落するのも、これまたはやい


あるいは、月収20万円の昼間の仕事をしているOLが、Wワークで夜はキャバ嬢のバイトをしており、総額で40万円の月収だとすれば、40万円にふさわしい男が寄ってきます。
若い女子で月収40万円といえば「かなり稼いでいるほう」なので、ちょっとばかり稼ぎのいい男に見初められて……ということになったりします(が、転落するのも、これまたはやい)。
若い男子で言えば、ざっくりと300万円くらいの年収が平均らしいので、これまたざっくりと手取りで20万円くらいの月収です。昨今の若い草食系男子は、20万円しかなかったら、恋愛どころではないし、車だって買わないし……ということでしょう。

話が飛ぶようですが


話が飛ぶようですが、若い男子の車離れについて、車業界に40年以上いる人の話を紹介したいと思います。
若い男子は、スマホに金がかかる、車よりゲームに楽しさを見出している、一極集中ではなく趣味嗜好が分散しているので、車だけを見ない……いろんな「分かったような」世論がありますが、お話をお聞きした人は「どうであっても、お金があれば若い人は車を買うよ」と言います。
そこには、理屈では割り切れない「世の中の風潮」の問題があります。日本がもっと景気がいいころは、20歳を過ぎたら車を買うということが「なんとなくの常識」だったそうです。
1万円札が道に落ちていても拾わない人が多いという異常な時代の空気が、そういう「なんとなくの常識」を支えていたし、若者でもオートローンを組みやすいという当時の金融制度が「なんとなくの常識」を支えていました。

お金に支配されない恋愛


お金があるのかないのか、ということに、恋愛が支配されるのは、あるていど仕方のない話です。キャバ嬢みたいに無理をして稼いで、いい男をゲットしても、転落するのもはやいというのでは、それこそ話にならないからです。
でも、お金に支配されていないかのように暮らすことは、きっと心がけ次第で可能かもしれない。こう言うと、月収20万円で高級焼肉店にも行ったことのない若い人が、分かったような顔で「そうだよね」と言うので、あまり言いたくないのですが、でも可能かもしれない。
つまりお金ではなく、知恵が恋愛を(ひいては人生を)支配しているという考え方。
全財産が200円しかないときに、埼玉から東京に行くのとおなじです。200円でどうやって移動するのか?
知恵のある人は、いくつかの答えを即座に言えると思います。即答できる人は、きっとお金に支配されない自由な恋愛をしているのではないでしょうか。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作詞家・広告プランナー・コピーライターを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』編集部よりMVP賞を4回受賞。現在、連載を9本を抱える

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