自然消滅かも…… 音信不通の彼氏への思いを断ち切るコツ

最近、「付き合ってはいるけれど一カ月以上会わない」という、いわば“自然消滅寸前カップル”が増えているらしい。
忙しくて会わないことが「離れてても平気なくらい信頼関係にある」とか「心は繋がっている」のであればいいが、二人の関係が淡白すぎるならば要注意だ。

「もう付き合っているかいないかさえ分からない」「連絡の途絶えた彼のことをうまく断ち切ることができない」――今日はそんな女性のための「彼のことを思いきるためのコラム」である。どうか新年をスッキリした気分で迎えて欲しい。

目次

1.自分の中で「彼氏・彼女」の定義を決める


・「友達の紹介で知り合った彼と“せっかくだから付き合ってみる?”ってことになり、三カ月……。お互い仕事が忙しいこともあり、二カ月めくらいから何となく疎遠に……。デートどころかLINEも途絶えがちになり、今じゃもうとても”彼氏だ“とは言えない状態に。悲しかったけど自分の中で『メールしても無視する人は彼氏じゃない』『一カ月以上も会わなくても平気な人はもう彼氏じゃない』と割り切った。未だ彼からは連絡ないけど、私の中ではもう見切りをつけてます」(20代・団体職員)

――“自然消滅寸前彼氏”は「私のこと、もう好きじゃないの?」「わたしたち、どうなるの?」なんて問い詰めたとしても、その悲痛な声にすら返事を返さないことがほとんど。
自分が傷つくのは避け、フェードアウトを狙う彼らがいかにも修羅場になりそうな女の懇願を無視するのはある意味当然なのだ。

そんなとき女にできるのは、心のなかで「自分の恋人の定義を定める」こと!
「LINEを3日返してくれない人は彼氏にあらず」だとか、「コレだけ真剣なメールを無視するヤツなんて恋人じゃない」とか、あなただけのマイルールを決めてしまえばいいのだ。つれない恋人を思いきるのは自分の気持ち次第。キッパリとした恋のルールを作ろう。

2.この先のことを想像してみる


・「『忙しい』を理由にぜんぜん会ってくれない彼。最初は私もガマンしてたけど、誕生日を無視されたのはさすがに落ち込んだ。このままだとクリスマスだって怪しい……。“これから年末に向けて彼の仕事はもっと忙しくなるよなあ” ”“来年のバレンタインとかホワイトデーとかのイベントも無視されそう”って先のことまで想像したらなにか馬鹿らしくなってきた。それで『忙しそうだね、ごめんもう会わない』ってメールを最後に私のほうから別れた。カレからの連絡を待ち続けて悶々とした年越しをするよりこうして良かったと思う」(30代・イベント)

――女子にとって想像力は自らを守る武器になる。男は現実に直面しないかぎり想像を働かせることはあまりないが、女はつねに「もしも」を考えることができるのだ。「もし今の状態が続いたら……」「この先もずっと彼が変わらなかったら……」という問いの先にある答えは“タダの推測”ではなくてたいていの場合“現実”になるもの。予測できる未来に耐えられそうにないと感じたら、キッパリと身を引くことができるのだ。

3.好きな人を別に作る


・「ホントに悪いなとは思ったんだけど、いつも既読スルーの彼氏にウンザリして、合コンに行っちゃいました。私は浮気とか絶対イヤ派だったんだけど、『私を放置しとくってことは好きにしてイイってことだよね~?』って折り合いをつけた(笑)。そこで『あ、この人いいなぁ』って感じの人と出会えていまは片思い中。他に思い人ができると連絡のくれない今カレのことなんてどうでもよくなった(笑)」(20代・web編集)

――“あやふやな関係の彼”を思いきる究極の方法がコチラ。たとえ両想いにならなくったってよい。実際には付き合う可能性すらない相手だってかまわない……。
とにかく「彼以外に心奪われる男性」ができれば、女は今カレに冷淡な態度を取れるもの。あれだけ彼の態度に苦しめられていたのに、同じことをされても落ち込まなくて済む。「ふーんそれで?」「構ってくれなくてむしろ好都合!」なんて感じてしまえるものだ。

「連絡がないというのはこっちの好きにしてイイってこと」
「放置されているのは勝手にしてもいいということ」
これは“恋の格言”ではないだろうか。
縛られていないなら好きに動くことができるのだ。自ら早く自由になろう!

一生涯待っても、彼は連絡を寄越さない


男性は気のある女性にならどれだけ忙しくとも連絡をよこす。
極端な話、たとえ仕事で徹夜が続いたって、「どうしても落としたい!」「どうしても会いたい!」と思う女性にはコンタクトを欠かさず取ろうとするものだ。

「忙しいから」「いまはちょっと」を一カ月以上繰り返す彼というのは、あなたにさほど関心はない。
たとえ彼が本当に仕事で身動きが取れない状況だったとしても、その男性はイザというとき「あなたよりも何よりも仕事を優先する人」である。

仮に彼と結婚したらどうだろう?
家族や家庭になにがあろうとも「家族よりも業務最優先」……。あなたの話に耳を傾けてなどくれないのだ。
そんな結婚生活に耐えられるほど、あなたは強い人間だろうか?

メールもLINEも返してこない彼を、一生待ったところで進展はない。意気地なしの彼がフェードアウトを狙っているのならば、これ幸いにと、女は“おさらば”すべきである。

あなたの真剣なメールにちゃんと応えてくれる男性、あなたの不安な心とちゃんと向き合ってくれる男性と出会えることを心から祈っている。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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