共感するのは逆効果? 落ち込んだ彼氏への上手な励ましの方法

女性は相手の心に寄り添いたいと思うことが多いですから、落ち込んでいる男性を見ると、すぐにでも励ましたくなるのではないでしょうか。ところが、それではかえって相手の男性を怒らせてしまうこともあるそうです。メンタリストで男女脳にも詳しいDaiGoさんの著書『男女脳戦略。』(ダイヤモンド社)から、落ち込んだ男性を励ます効果的な方法をご紹介します。これで意中の相手の力になって、さらにあなたの好感度もあげてしまいましょう。

目次

女性は共感してもらえれば落ち込みから回復する


女性が落ち込んだときは、誰かにそのことを打ち明けたくなる人がほとんど。それは打ち明けて、共感してもらいたいからです。自分と同じ境遇の映画を観て涙したり、失恋したら失恋ソングを聞くのもそう。これは「同室の原理」といって、登場人物のセリフや歌詞に自分の気持ちを代弁してもらうことで、安心感が得られるんですね。同じ思いの人や理解者がいる、というだけでとスッと霧が晴れるように気持ちが楽になるのです。

男性は失敗を隠しておきたいと考える


男性が落ち込んだときは、自分ひとりで考えて解決法を探ろうとします。落ち込むということは、何かミスや失敗をしてしまったから。まずそのミスや失敗を誰かに話すというのは、弱点をさらすようなものです。できれば隠しておきたいし、誰にもそこに触れてほしくありません。これは女性と大きな違い。話したくないのですから、無理に聞こうとすると相手を不機嫌にさせてしまう可能性があるのです。

女性目線で考えてはダメ


女性は相手の気持ちに共感しているつもりが、男性にはそれが憐れみに思えてしまうのだそう。あなたが本当にやさしさから励ましているのだとしても、「心のどこかで笑っているのでは?」「バカにしているのだろう」と思ってしまうんですよね。だから素直に受け止められません。何も話してくれないなんて寂しいですが、ここは1日から2日は見守ってください。それと「声をかけないと、冷たい人だと思われてしまう」ということもないので、グッと我慢しましょう。

1、2日経つと、彼の様子も元に戻ってくるのではないでしょうか。そこで声をかけるのですが、やはり女性の癖でつい共感しようとしてしまうのはいけません。「わかる、わかる」「話を聞かせて」なんて言えば、「何がわかるんだ」とまたもや機嫌を損ねてしまいます。ひとりで解決した彼はもう前を向いて歩いていますから、問題をもう一度掘り起こすのはナンセンス。それよりも、「次はこんなチャンスがやってきそうだね」と、これから先にありそうな明るい話題を持ちかけましょう。

いかがでしたか? 落ち込むととにかくその気持ちを誰かと分かち合いたくなる女性に対して、男性はひとりで何とかしたくなる、という大きな違い。特に恋人同士の場合だと、女性はなんでも話してもらいたくなります。そのために、少しでも不穏な空気を感じると「どうしたの?」「なにがあったの?」「なんで話してくれないの?」と質問攻めに。それがまたもや男性を窮屈にさせ、「面倒くさいな」と閉口させてしまうんですよね。

また、女性は落ち込んだとき、誰かに共感してもらうためにとことんまで泣いたりわめいたりすれば、スッキリすることが多いはずです。失恋などでも女性のほうが吹っ切れるのは早く、男性のほうが意外と引きずるという話をよく聞きます。これも男性はひとりで解決しようとするために、抜本的な解決策が思いつかなかったり、プライドの高さからミスを認められないところもあるようです。素直に励まされれば元気が出るのに、それを突っぱねるのですから困りもの。でもそれだけ繊細で真面目、自分を信じている力が強いのかもしれません。そんな男性の性質を理解して、落ち込んでいたら共感するより黙って見守るようにしましょう、
(鈴木ナナ)

参考:『男女脳戦略。』(DaiGo著/ダイヤモンド社)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

関連記事