引かれないために知っておきたい 男女で違う金銭感覚

男性と女性とで、一概には違う点を言い切ることはできませんが、性別によって金銭感覚にはおおまかな差があるようです。交際や、まして結婚ともなれば金銭感覚の一致は大きなポイント。では男女でどんな風に違うのでしょうか? 「金の切れ目が縁の切れ目」なんて言いますが、些細なことで摩擦を生まないためにもちょっと知っておきましょう。

目次

金銭感覚に関するアンケート結果では


20〜40代の男性に「金銭感覚についていけない女性のタイプ」についてアンケート調査を行ったところ……。「全身、ブランド物を身に付けている」「エステやジムなど自分の体に投資」「電車がある時間なのにタクシー移動」「外食先で値段を気にせずオーダーする」などの回答が得られました。

逆に女性から見ると「車やフィギュアなど趣味にお金を使いすぎ」「使っていない電化製品をつけっぱなし」「コンビニでどんどんお金を使う」「デートでケチ過ぎ」という部分で気になるという声が多数。

人目を重視する女性 内面のこだわりが重要な男性


女性がエステやジムにお金を費やすのは、いつまでも若々しくキレイでいたいためです。そしてその大半は、異性や人目を意識してのことではないでしょうか。だらしないスタイルよりも引き締まったほうが見栄えもいいですし、しわしわよりつるつるお肌のほうが魅力的。美しさを保とうと努力しているのに、日頃から女性の容姿にいろいろ口を出す男性が、これにダメ出しをするなんてちょっと酷。

男性が車やフィギュアにお金を使い過ぎるのは、そこに心のよりどころがあるからです。人それぞれのこだわりや培ってきた性格によるものですから、理解できない人には理解できないかもしれませんね。でもそれがあるからこそ心の安定が図れ、仕事のモチベーションが上がったり幸せでいられるのなら、少々の出費もいいのではないかな、と思います。

コンビニでどんどんお金を使うのと、タクシーをやたら使うというのは、要はどちらも「面倒くさい」から。お金を使う場所が違うだけで、やっていることはお互いさまです。責めることができるのは、自分が面倒くさがりじゃない人だけです。

外食先で値段を気にせずオーダー。男性としては「ごちそうする気だった」のかもしれませんよね? でもそんな時に女性がもしもバンバン高い料理を頼んだら、彼は財布が心配になってきます。割り勘ならいいですが、それでもプライドの高い男性としては、その様子を見てから「今日はワリカンで」なんて言い出せません。それに「値段を気にせずにオーダーする人なのだ」と思うと、「普段から金銭感覚はズボラなのだろうな」と感じさせるみたいですよ。一応、相手と同じくらいの値段を頼んでおけば、マイナス印象は避けられそうです。

雰囲気を楽しみたい女性 目的だけ達成すればいい男性


デートでケチ過ぎる。これはまさに男性と女性の大きな違いかもしれませんね。「映画を観に行こう」とあなたが持ちかけても、彼は「お金がもったいないし、家でDVDでもいいじゃん」とバッサリ。映画館の雰囲気やそこへ行くまでの過程も楽しみたい女性と、目的だけ達成すればいいという男性ではすれ違いが生じます。それに男性がたまに思い切ってお金をかけたサプライズ演出をしたら、女性側には的外れだったということも少なくありません。「なんでそこ?」と謎だらけの上に、これまた「お金がもったいない……」とガッカリ。これこそホントに価値観が一緒の人だと、スムーズなことこの上ありません。でもなかなかそんな相手が見つからないなら、普段から自分の金銭感覚や、「こうしてほしい」という欲求を伝えておくことが重要です。

いずれにしても度を超えれば、金銭感覚のズレ以前に生活そのものへの支障が出てしまいます。その線引き、お互いにどこで折り合いをつけるかという点だけでも話し合っておけば、摩擦は少なくてすむのではないでしょうか。後は多少不可解な金銭感覚でも多めに見てあげて、臨機応変に対処するのが一番。「これは許してもらったから、これは大目に見よう」という気持ちが大切です。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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