正常位のとき「男子が困っている」あれこれ

正常位というごくありふれた体位でエッチをしたら、「正常」であるがゆえに、男子は楽チンだろうね~♪ なんて思うなかれ。
今回は、ありふれた体位であっても「すごく困っている」男子の証言を集めてみました。正常位で困っていたら、浮橋とか立ち松葉とか(ともに四十八手の体位の名前です)、もっと困ると思いますが……。
とりあえず証言をご紹介しましょう!

目次

1.彼女の髪を手で押さえてしまう


「正常位のときって、どこに手を着くといいのか、すごく困ります。彼女の頭のほうに手を着くと、彼女の長い髪の毛を押さえつけることになって、彼女が頭を動かしたとき『髪、引っ張らないでよ』と怒ります」(25歳・通信)
まぁ、怒られるでしょうね。
男子は、正常位のとき「上体をどうするのか」によって、こういう悩みが生まれたり生まれなかったりしますよね。
上体をちゃんと起こして正常位をする人は、場所によっては膝が痛いことになったりしますが(たとえば畳の上での正常位)。

2.腕の力を抜きたいのに……


「とくに酔っ払って正常位をしているとき、腕で自分の体重を支えるのがしんどくて、どうしたものかと思います。腕が疲れて、彼女にぼくの全体重を乗せると、彼女は『重たい!』と言って怒ります」(27歳・広告)
まぁ、怒られるでしょうね。上記1のアレンジパターンみたいなものでしょう。

3.暗がりだと穴の位置がイマイチ分からない


「暗がりでの正常位とか、冬の夜の布団をかぶったままの正常位とかって、微妙に穴の位置が分からなくて困ります」(23歳・飲食)
位置がイマイチよく分からないという彼氏をお持ちの彼女は、彼のアレを彼女のアソコにスリスリしてもらいつつ、入りそうな場所を探す……みたいなことをしてもらえばいいかと思います。この「スリスリ」のほうが気持ちいいという男子もいます。
つまり素股的なるもののほうが気持ちいいという男子……いるんですよね。

4.音の問題


「正常位のとき、彼女がもっと激しくしてほしいと言うので、激しくしたら、パンパン音が出ます。きっと隣の部屋に聞こえているんだろうなと思って、困ります」(25歳・建築)
高い音って、わりと近所によく響きますもんね。

いかがでしたか?
「正常」な体位のエッチにおいても、いくつかの不都合があることがお分かりいただけたかと思います。
それにしても「正常」って誰が決めたのか、不思議に思いませんか?
正常があれば異常があるはずですが、異常なエッチの体位って、なんでしょうか?
「鵯越(ひよどりごえ)の逆さ落とし」という、ものすごい体位がありますが(男子が女子のを舐めるときの体位です)、毎晩これをやっているカップルだっていなくはないでしょうし、それを異常と言うのもどうかと思います。
買ってきたネジのオスとメスのサイズが合わなかったというようなこと以外は、すべて「正常」な体位であり、そのすべてに欠損があると言えばある……だからカップルで思いやりを持ちつつ、創意工夫を重ねたほうがエッチは楽しいということかもしれません。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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