仕事ができてカッコイイ人のなかにモラハラタイプが多いのはなぜ?

「付き合っている彼(夫)にモラハラを受けている」という相談もかなり多く、その多くが「付き合う(結婚する)まではわからなかった」と言います。
特に多いのが「結婚・出産してから発覚した」というパターンですね。
女性が社会的に逃げられない状態になると、彼の本来の姿が出てくるというわけ。

モラハラ男に対して、最初からろくでもないイメージを持つ人は多いと思いますが、意外に彼らは、仕事ができてカッコイイという特徴をもちあわせていることもあります。
表でいい顔をする人は、ウラではだらしない場合が多いのですが、モラハラに豹変するにはいくつかの原因があります。
今回のコラムでは、モラハラの相手を作りやすい原因を挙げていきます。あなたの彼や旦那様に当てはめて、チェックしてみてくださいね。

目次

親が過干渉だった


過干渉とは、子供のすることに口や手を出し、望んでいないことまでしてしまうことです。もちろん幼いうちは車に飛び出すなどの危険は、手を出して制止するべきなんですが、自分で決断しなければいけない年齢になっても勉強や将来の職業、友達付き合いなどに口を出し強制されすぎると、子供は「親の意見=自分の意見」と思いこんでしまい、自分の気持ちがわからない傾向に陥ってしまいます。

ここまでならば、単なる「自分で決断できない、頼りない人」だけですみます。問題は「親の意見に従わないと、嫌な顔をされたりしたことがある」場合。
そうなると、失敗そのものより「親の言うことを聞かないから!」と責められた心のショックが残り、人に従うことが絶対であるというイメージを持ちやすくなってしまうんです。

そういうタイプの人は根がまじめであることがほとんど。
そのため、表の顔としてはバリバリ働き、信頼されるタイプの人が多いのです。

過去に、モラハラやDVをうけたことがある


これはよくあるパターンですね。

過去にモラハラやDVを受けたことがある人は、自分では意識していなくても「思い通りにならない相手は、貶めることでコントロールすればいいんだ」と、学んでしまうもの。
先述の過干渉も同じですが、小さい頃にモラハラやDVの環境があった人の方が、自分も同じ行為を繰り返してしまいがちです。

既に、このような人と付き合ってしまったら?


・相手の機嫌の悪さは、あなたのせいじゃない
・手を出されたら別れる

この2つを心がけることで、被害が最小限ですむでしょう。

モラハラやDVの被害に遭いやすい人は、責任感が強く、優しい人に多いもの。
このような人って、相手の機嫌が悪い時「私が悪いことをしたのかしら?」と自分と結びつけて考えすぎてしまうことがあるのです。

しかし、彼の機嫌は女心のようにコロコロ変わりますので、あなたのせいというよりむしろ、彼のせいなんですよね。

手を出されたら別れるというのは、結婚している場合は難しいかもしれません。
ただ、その時の音声を録音しておく、日付がわかるように日記に付けておくなど、女性センターに相談するなど、別れる準備をしておくのは大切です。
(橘つぐみ)

この記事を書いたライター

橘つぐみ
恋愛コンサルタント。1979年東京生まれ。大妻女子大学文学部卒業。既婚、2児の母。 2004年に「つぐみ恋愛相談所」を設立し、年間200件以上のカウンセリングを行う。恋愛テクニックだけでなく、「男選びは人生選び」をモットーとしたカウンセリング、勉強会が人気。著書に『野性の勘で恋せよ乙女!(講談社)』『最終彼氏の見つけ方(大和出版)』などがある。

関連記事