早めに言ってよ!? 男性が大事なことをギリギリまで報告しない理由

「もっと早く言ってくれたら良かったのに……!」
こんなふうに思わされることってありますよね。もちろん、言われるのが早かろうと遅かろうと、その内容が変わらないのは百も承知ですが、宣告されるタイミングによって、こちらの心持ちもだいぶ変わってくるものです。

目次

デート開始早々に、「今日はゆっくりできない」ってどうよ?


女友達A子の愚痴です。いや、愚痴だなんて言い方をしたら、A子が可哀想! 筆者が聞く限りでは、A子がそう感じるのも当然と思いました。皆様にも、きっと共感頂けるはず! 先月、彼氏とのデートにて。顔を合わせてから、「ごめん、今日はこの後、男友達と忘年会だから、あまりゆっくりできない」と言われたとのこと。

A子は決して、男友達と忘年会をするなと言っているわけではありません。むしろ、常日頃から、彼氏の交友関係には理解あるタイプでした。しかし、二人きりでゆっくり楽しめると思っていたデート開始早々、「実はこの後に忘年会が……」と言われたことで、一気にテンションが下がったと言います。そりゃ、そうですよね。

お泊まりできないなら、もっと早く言ってほしかった!


A子よりも、もっと悲惨なのがB子です。B子のケースは、彼女の誕生日において。平日で、お互いに明日も仕事が控えている状況とはいえ、誕生日です! 年に1回しかない誕生日です。B子は、当然お泊まりの流れになると思っていました。シティホテルのスイートルームだなんて、多くは望みません。普段のお泊まりデートも、B子の一人暮らしの部屋がメインでしたから(尚、彼氏は実家暮らしとのこと)。

素敵なレストランで食事し、誕生日プレゼントも贈られ、そして店を出た二人。「うちに泊まっていくでしょ?」と、彼氏に寄り添ったB子に対して、返ってきたのは、「明日の会議用の資料を家に置いていることだし、今日は帰るよ」と。会議用資料が置きっぱなしなら、そりゃ仕方ないかもしれませんが……もっと早く言ってほしかったですよね。

デート前にゴチャゴチャ言われたくない男心


なぜ男性は、もっと早くに言ってくれないのでしょう? 上記2ケースに対して、周囲の男性たちに意見を求めたところ、圧倒的に多かったのが、「言うとゴチャゴチャ言うじゃん!」という意見。せっかくのデート前にゴチャゴチャ揉めてギクシャクするよりは、ギリギリまで黙っている選択肢をチョイスするとのことでした。

なんとなく早く帰りたくなった男心


これは想像でしかありませんが、「実は忘年会も会議の予定もなかったのでは?」と推理する男性も! デートの約束はしたものの、なんとなく早く帰りたくなった……そのため、顔を合わせてから、「この後、用事が」と、でっち上げを行なったかもしれないと。ドタキャンされるよりはマシかもしれませんが……。

そもそも、「罪の意識」がない!?


「限られた時間しか過ごせないことに、罪の意識を感じていないのでは?」という意見も挙がりました。まさか女性側が、「ゆっくり楽しみたい」とか「お泊まりしたい」と願っているとは、これっぽっちも思っていなかったと……。自分が、後に用事が入っていることで頭がいっぱいだったのか、女性側の感情まで、考えなかったのかもしれませんね。

早めに言ってくれない理由は、想像するしかありません。理由を追及するよりも、大事なのは、顔を合わせてからがっかりさせられるパターンを回避すること。「○日は、その後に用事入っている?」とか「その日は、お泊まりしたいなぁ」と、言葉で伝えるのが、なんだかんだでシンプルイズベストのようです。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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