言って後悔しないように! 「愚痴の多い女」にならないための心がけ5つ

人間関係のこじれ、忙しさなどで色々とストレスが溜まってくると、知らず知らず「愚痴の多い女」になってしまっていること、ありますよね。同じ境遇の相手ならば、お互いに吐き出してストレス解消になることもありますが、そうでなければ、愚痴は聞いていて気持ちのいいものではありません。

愚痴ばかり言っていると、同性異性問わず評判が悪くなり、恋愛方面にも悪影響。仏教でも、愚痴は「三毒」のひとつとされており、悪口や批判などは“口の中の斧”で、いつか自分自身の身を斬ることになりますよ――と戒めています。愚痴を言いたくなったときは、何かしらの発散法を持っておきたいもの。おすすめを5つ、ご紹介します。

目次

1.ストレスフルなときは、積極的に人に会わない


まずはこれ。ストレスが溜まっているときに誰かと会う約束をすると、高確率で愚痴を吐き出してしまいますよね。帰宅してから、「ああ、今日は愚痴ばっかり言ってしまった」「相手も楽しくなかっただろうな」「印象悪かったかも……」なんて後悔することも。そうなるくらいなら、ストレスの溜まっている自覚があるときには、積極的には人に会わないのもひとつ。どうしても誰かに喋りたい場合は、できるだけ同じ職場で似たようなストレスを抱えている仲間や、気兼ねなく愚痴を言える相手にお願いしましょう。

2.馬鹿話に徹するよう心がける


誰かと会って喋るとしたら、「馬鹿話」に徹するのもひとつです。時事ネタ、芸能ネタ、趣味ネタなど、自分に直接関わりのない話に終始していれば、愚痴を言わずに済むことが多いです。自分が好きなジャンルの話であれば、ストレス発散も助けてくれるので、たとえば「アイドル話」「野球トーク」「プロレスネタ」「マニアックな音楽トーク」などなど、何かしらの“テーマ飲み”にしてしまうのも楽しいかも!

3.携帯を持たずに散歩する


ストレスが溜まっていると、ついついメールやLINEで愚痴を送ったり、親しい人に電話したりしがちな人もいることでしょう。愚痴を言ってしまうときの勢いや毒舌はなかなか凄いもので、相手を引かせてしまい、言ってから後悔したことがある人も少なくないと思います。ということで、オフライン状態を作るのもひとつ。「イライラしているときは、携帯を家に置いて近所を散歩しにいく」という方法を実践している友人もいますが、連絡手段を持たずに出かけると、人間関係や仕事など“ストレスの元”からも解放されている気分にもなれるのでおすすめ、とのことでした。

4.好きなスポーツで汗を流す


汗を流すのも最適です。「ジムのクラスで踊りまくると自然とすっきりするし、疲れてすぐ寝られるので一石二鳥」という意見をくれた人もいました。早寝はするに越したことがないのですが、イライラしているときは、寝付けずに夜更かしして、よりネガティブな精神状態になってしまうこともありますよね。気持ちよく寝付くためにも、運動する習慣は有効でしょう。ただし、「義務」にしてしまうと余計にストレスが溜まってしまうこともあるので要注意。「絶対に◯キロ走る」「最低1時間泳ぐ」「痩せたい」「筋肉をつけたい」といった目標や目的意識を持たず、自分が本当に好きなスポーツを、ほどよく楽しめる程度でやるのがベストだと思います。

5.人生には色んな風が吹く。「動じない心」を身につける


最後はマインドの部分。仏教には、「人生には8種類の風が吹く」という教えがあります。8つの風とは、「利益風(=万事好調)」「衰風(=すいふう/うまくいかないことが続く)」「毀風(=きふう/陰で悪口を言われる)」「誉風(=よふう/陰で人に褒められる)」「称風(=目の前で褒められる。お世辞も含む)」「譏風(=きふう/目の前で悪く言われる)「苦風(=むしゃくしゃして失敗ばかり)」「楽風(=思いがけず誰かが親切にしてくれる)」。

日によって、これらの風が入れ替わり立ち替わり吹くのが人生だけれども、「八風吹けども動ぜず」の心を手に入れよう――と指南されています。「衰風」「譏風」「苦風」が吹くようなときでも、「今は悪い風が吹いているのだろう。でもしばらくすれば、また良い風が吹くから大丈夫だ」と心を落ち着かせられるようになると、必要以上に愚痴らない人間になれるかもしれません。

吐き出して楽になる感情もあるものですが、「あーまた愚痴ってしまった!」なんて後悔しがちな人は、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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