上司との不倫、学校の先生や従兄弟と…? 人には言えない禁断の恋

「悪いことだってわかってる、でも、止められない……」

映画や小説ではよくお目にかかるけれど、現実ではそんなに遭遇しない……それが「禁断の関係」「許されぬ恋」というものではないだろうか。「そんなことホントにあるの~?」「作り話じゃないの?」と思っている人も多いだろう。
しかし今回リサーチをしてみたら意外と「ただならぬ秘密の恋」をしている女子はいたのである(笑)。

今回は「実は身近にあった禁断の恋」を集めてみた。

目次

1.会社の上司と……


・「入社したての頃、会社のお偉いさんと不倫してました。彼は私の面接担当で、最初から私が好みだったみたい(笑)。部署は違ったけどなにかと私のこと気にかけてくれる彼は、社会人になりたての私には神様のような存在だった……。そのうち仕事帰りにホテルに通う仲に……。30歳近くになってようやく彼のズルさがみえてきて、『いつまでもこのままじゃいけない!』と一念発起して転職、引っ越しもして彼との関係を断った……。あのままだったら結婚もしてもらえず、ずーっと“飼い殺し”にされてたんだろうな~と思うとゾッとする」(30代・IT関連)

――「禁断の関係」ナンバーワンといえば“会社の上司との不倫”。会社の上司が独身であれば「社内恋愛」という名目でしかないのだが、相手が既婚者であったなら、たちまち許されぬ関係となる。
この女性のように自ら関係を断ち切る勇気や行動力があれば良いのだが、そうでなければ狭い空間で生まれた恋は毎日顔を突き合わすだけにズルズルと付き合いを続けることとなり、「一番いい時期に私の時間は奪われた……」「私の青春返して!」と恨みつらみのモトとなる。

2.学校の先生と……


・「絶対誰にも言えないんだけど……中学生の頃、先生と関係を持ってました。今なら彼が倫理に欠けるロリコンだって分かるけど(笑)、当時のその先生は優しくて格好良くて、女子生徒の憧れの的。そんな彼と親しくなれて、他の子に対して心の中ですっごい優越感を持ってた。卒業と同時に先生との関係は終わったけど、彼はその後も生徒に手を出し続け、それがバレて学校は大騒ぎになったらしい。その時私はもう大人になってたから、『な~んだ、みんなにも同じことしてたのか』と納得がいった瞬間だった」(20代・匿名希望)

――冷静に考えて、「卒業後に……」と、約束するならばともかく「在学中教え子に手を出す教師」というのは信用もおけない。だが思春期の女子の目からみれば大人である先生はカッコいいヒーローである。また「クラスの他の子より先に自分が大人になったという」優越感も生まれる。
だが、実際関係があってもなくても、学校への先生への想いというものは大人になれば「なんであんなヒトが好きだったんだろう……?」と冷めることがほとんど。
発展途上中と成長した後では「男への見る目」は変わるのである。

3.従兄と……


・「兄弟がいないせいもあり、従兄弟のお兄ちゃんに強い憧れを持っていたわたし。当時はその“お兄ちゃん”のことが大好きで大好きで、実は関係をもってしまったこともあったのですが、“それ”が悪いことだなんて全く思わなかったんです。むしろいいことしてもらってるんだ、と思ったくらい……。
でもアメリカにホームステイした時、友達にそのことを話したら……『信じられない! なんで親に言わなかったの?』『その人は逮捕されるべきよ!』ってすご~く怒られた。いとこ婚が法律で許されてない州もあるアメリカでは冗談で済まされないことだったのかもしれない……。それからは『あれは犯罪行為だったんだと』と認識を改めました」(30代・匿名希望)

――日本の法律ではいとこ同士でも結婚が可能だ。しかし実際「いとこ婚の結婚式」や「いとことの恋愛」となれば、「えッ、そうなの……!?」と怪訝な顔をする人もかなり多いのではないだろうか?
近親者との関係というのは世間から見れば禁忌という認識があるようだ。

普通の女子は“タブー”には手を出さないほうが無難!?


「ただならぬ恋」は、許されない行為だからこそ燃え上がる、という側面がある。

また社内不倫……特に女性が独身者で相手が既婚者との恋は、安易にはじまりやすいのにどっぷり深みにハマりがちだ。
……その「禁断の関係」にはありとあらゆるリスクが襲い掛かり、結果、あなた自身を深く傷つけてしまうこととなる。

「私は人から白い目で見られようとなんと思われようと構わない」
……と言い切れるだろうか?
ごく普通の精神力しか持たない女性は、そんな「禁断」には近寄らないほうが無難である。
「タブー」に打ち勝てるのはよほど強い人だけだ。
世間からの嘲笑に耐えられ、たとえ職や仕事、名誉を失ってでも「彼との愛を貫きたい!」「なにがあっても後悔しない!」と言える人でない限り、簡単に手を出さないほうがいい“禁忌”なのだ。

それに「ただならぬ恋の相手の彼」は、その“禁断フィルター”がなければ、タダの嘘つきのつまらない男かもしれない……。
「してはならない恋」だからこそ、その相手がよく見えているだけなのではなかろうか……。
「タブーを犯している」という意識こそが、あなたを燃え上がらせているだけではないだろうか?

……たとえ「禁断」という刺激がなくとも、ドキドキできる相手を見つけて欲しい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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