友達と同じ人を好きになってしまったら…あなたは諦める? 諦めない?

「えっ? あなたも彼のこと……好きなの!?」

……“女から見て魅力的な男”なんてそうそう何人も存在するワケじゃない!
広いようで世間は狭い!
同僚、SNS上の友人、趣味のサークルなど“同じような行動範囲の女友達”と「いいなぁ……と思う男」まで被ってしまった……なんてことも多いのだ。

今回は「友達と同じ人を好きになったらどうする?」である。
女は恋と友情のどちらを取るのか見て見よう。

目次

1.諦める!


・「あまのじゃくな私は、“みんなが好きな人”“モテる男”をよく思わないタイプ(笑)。“私だけが良さを知ってる男”っていうのが好きで、“他の女子も目を付けてる”ってなると冷める……。応援してたマイナーな歌手や俳優も、ブレイクするとどうでもよくなるんですよね(笑)。だから“親友と好きな人が同じ”ってなったら即興味が失せますね。私だけの男を探しにゆきます!」(30代・音楽関連)

・「学生時代なんて、友達と好きな男子とか好きな先輩とか、しょっちゅう丸被りしてた……。そんな時私は『じゃ、私やめるわ……』と真っ先に諦めてた(笑)。自分の容姿に自信がなかったせいもあるけど、狭いコミュニティで女同士がごちゃごちゃ揉めるめんどくささのほうが耐えがたかった……。誹謗中傷なんてされたらサークルにいられなくなるしね」(20代・総務)

……「自分は身を引く派」の意見がコチラ。二つ目の声は「失恋の苦しさ」より「友達と男を取りあう煩わしさ」が勝る場合、女は自分の恋を諦める……ということなのだろう。
「“諦められた”ってことは、そこまで好きじゃなかったってこと」「男とはすぐに切れるけど、その子とは一生友達でいたいって思える相手だったから……」などの回答もあった。
男や恋愛よりも、友情や今の環境・居場所が大事だとジャッジするとき、女は友達を優先できるのである。

2.諦めない!


・「中学生じゃあるまいし……友情と恋はぜんぜん別でしょ。実際に親友と同時にある上司を『いいな~~』って思っちゃったことがあるんだけど、その時も諦めるなんて考えもしなかった。ただ抜け駆けとかはせず、『私も○○さんのこと好きだから!』と正々堂々と勝負宣言。黙って影でコソコソ動きまわるより、それが彼女に対する友情だと思ったから……。その男性は結局、私たち二人のどちらでもない別の女性を選んで結婚しちゃったんだけど、彼の結婚式の日、二人で朝まで飲み明かしたのも今ではイイ思い出です」(30代・食品関連)

・「大人になったら“友達のために”恋を諦めるなんてできないと思う! いい年になってからの恋愛には結婚やら家庭やら色んなものがのしかかってるから、簡単には引けない! それに身を引いた時に『あんたのせいで私は』って、その友達のことメチャクチャ恨んじゃいそうだしね……。だからかつて友人と男の取り合いみたいなことになっちゃった時、私は最後まで恋を諦めたりしなかった。結局私は彼と結婚できて、その彼女とは音信不通になっちゃったけど……後悔はぜんぜんないですね」(20代・イベント)

……今回のリサーチで、圧倒的多数だった声がコレ。
「諦めるなんてできない」「やっぱいざとなれば友情より恋を取っちゃうかも……」という回答がほとんどを占めた。
「彼氏が欲しい」「恋人が欲しい」だけの学生時代の恋愛とは異なり、年齢を重ねてからの恋には“結婚・出産・家庭”といったものがまとわりつく。「結婚したい!」「子どもを作りたい!」「家庭を持ちたい!」と願うそれらを犠牲にしてまで優先するような友情など、そうたくさんは存在しない……ということなのだろう。

迷ったら……○年後の「未来の自分」を思い浮かべよう!


今回のリサーチでは友情より“恋愛優先派”に軍配があがったが、現実には「恋も友情も大切にしたい……」「友達を苦しめたくない……!」と今まさに煩悶している女性もいることだろう。もしもあなたが、そのような難しい状況に立たされてしまった場合「10年、または20年後の自分」……を思い浮かべてみると、“後悔しない選択”ができるのではないだろうか?

“未来のあなた”が“今のあなた”を思い出したとき、どちらのセリフがより胸に迫るだろうか?

・「ああ、あの時、彼のこと諦めなければよかった……。そうすれば、いまごろ私は……」
・「あんなつまらない男のために大切な友達を失ってしまった。いま思えばぜんぜん大した男じゃなかったのに……」

……「男のせい?」「友達のせい?」このどちらを感じてしまうだろうか?

その時好きな彼を選ぶにしろ、長続きしそうな友情を選ぶにしろ、この二つのうち“より胸の痛まない選択”が現在のあなたにとっての「答え」ではないだろうか。

しかし、一番の正解は、「誰かのせいにしない道」……。
「すべては自分の下す判断」「自己決定」が招くことだと割り切る強さを持つことだ。

“恋と友情を両立できる人”は、“誰のせいにもしない人”なのだ。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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