…もう限界! 女が彼氏との別れを決意する瞬間

「この人とこの先やっていく自信ないかも……」
「もう、限界かな……」

彼の何気ない行動や態度にムッとし、怒る瞬間はあっても、一晩たてばそんなことを忘れられるなら危機感のない健全なカップルだ。
けれど一旦「こんな彼氏、ありえない……」「もうダメかも」と思ってしまったら、たとえすぐには別れないにしてもその感情は後々までひびくものではないだろうか?

今回は「男との別れを決意した瞬間」についてリサーチしてみた。

目次

1.人としてありえない面を見てしまったとき


・「彼と一緒にニュースを見ていたときのこと。画面には私と同じくらいの若い女性が遺体で見つかったという事件が流れた。現場がわりと近所だったので、『やだな、怖いね』と呟いたら『殺される方だって悪いよ。どーせ男を誘うようなヤリマンだったんじゃないの~?』だとか、『お前みたいなブスは襲われねえよ』っていう返事が……。私のことを全く心配してくれないのもショックだったけど、何よりも全く面識のない被害女性を罵れる彼の性根に心が冷えきった。その後フェードアウトしたけど、何一つ後悔はない」(20代・物流)

――彼氏との別れを決意するナンバーワンは「この人はクズ!」「心根が腐ってる男」と痛感したときである。
他にも「公衆マナーを平気で破る」「タバコのポイ捨て」「ツバを吐き捨てる」など、人としての非常識さ、低レベルさを垣間見た時に女性は「彼とはもう別れよう……」と感じるようだ。

2.マザコンぶりを見たとき


・「2年間付き合った彼と結婚話が整い、新居を決める段階になったときのこと。忙しい仕事の合間をぬって私の方から『ココは?』『こんな物件はどう?』と色々探してきたのに、なぜか彼の様子がおかしい……。理由を聞いてみたら『だってこれ2人用のアパートだろ? これじゃお袋と一緒に住めないじゃん。3人で住めるヤツじゃないと……』だって! どうやら彼の中では勝手に彼のお母さんと同居することが決定されていたらしい。それまでもいくつかマザコン予兆はあったけど、目をつぶってきた。でもこの“物件事件”がキッカケで婚約は解消。あのまま結婚していたら……と思うとゾッとする」(30代・経理)

――女たちが男の“マザコンぶり”を嫌うのは、ただ単に“いい年をして気持ち悪い”……という理由だけはない。
母親の言いなりの男性は結婚後もさまざまな重大事に自らの意思ではなく「おふくろの意思」「おふくろのやり方」を強硬に主張しそれがトラブルの元になるのが目に見えているからだ。結婚後に“夫のマザコン問題”がキッカケで離婚さえしてしまうカップルも少なくない。

3.「未来予想図が違うな……」と感じた時


・「友人の紹介で知り合った彼は、ものすごい子供ギライだった。電車の中やレストランでちょっとでも子供が騒いでると舌打ちするのはいつものことで『うるせえなあ! ガキなんか連れて来るなよ!』ってマジ切れすることもしばしば……。それでも自分の血を分けた子なら可愛がるはず……と思い、ある日『自分の子どもなら可愛いと思うでしょ?』と聞いてみたら『俺は子供なんて面倒くさいモノ欲しくない!』だって……。もしかしたらなんかのトラウマがあるのかもしれないけど、結婚して子供を持ちたいと考えてる私の手には負えないと思いお別れしました」(20代・美容関連)

――結婚して子供を持つことだけが正しいとは限らない。けれど「俺、子供作る気なんてないから……」という男性を引き当ててしまったと気づいたとき、「この人と付き合い続けても時間のムダ」とつい思ってしまうのが女心ではないだろうか? “人生の目的”がかけ離れた二人が一緒に居ても悲劇しか生まれない。「この人と私は未来予想図が違うなあ」と感じたときは、潔く彼から離れるのも手だろう。

結婚前だからこそ“見て見ぬふり”をしてはならない


上記に掲げた項目の他にも、さまざまな理由で「この人、大丈夫かな」「別れた方がいいのかな」と女性が感じる瞬間が訪れることもあるだろう。
そんな時は、その感覚を無視してはならない。

「この先やってゆけないかも……」
「なんか自信ないかも……」
「もうダメかも……」
と感じる心には必ず“それまでに積み重ねられた根拠”がある。
“見て見ないフリ”をしてきてしまった彼の悪習、癖や思いやりのなさ……そんな知らず知らずのうちに積み重ねられた「証拠」が、あなたに「この人は要注意!」と警告を発しているのだ。そのシグナルを無視する者、見て見ぬふりをする者は決して幸せになれない。
「見て見ぬふり」をするのはもっとあとのこと、結婚してから……のことだ。
結婚する前こそ”目を逸らさず”きちんと相手を見極めるに限る。

トーマス・フラー(イギリスの神学者)の言葉どおり「結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ」ということなのである。
結婚する前にしっかり目を見開いて生涯その人と暮らしていけるかをよく観察することが大事であり、そして結婚生活をうまく続けるためには、逆に相手の悪い所や欠点には目をつぶるくらいのゆとりを持つことが大切ということ。

結婚前に相手のことを「見て見ぬふり」をする女性は、恋の勝利者にはなれないのだ。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

関連記事