恋愛中の女性が占いにハマりすぎる理由

「片想いしている男性と進展はあるのかしら?」「現在、彼氏募集中……出会いの時期はいつ頃?」「未来のダンナ様はどんな男性?」……男女関係には様々な悩みが伴います。そんなとき、「占い」を利用する人も多いのではないでしょうか?

目次

恋愛中の女性が占いにハマる理由は何?


私たち女性は占いが大好きです。占いを試したくなる気持ちや、占い結果に一喜一憂する理由は一体どのようなものなのでしょうか? そこには、身体構造が大きく関係していると筆者は考えます。キーワードは、「遺伝子」です。占いと遺伝子……一見何の関係性もないように感じるかもしれませんね。

私たち女性が自分の遺伝子を残すには、妊娠・出産というプロセスを辿る必要があります。妊娠・出産は、生涯で何十回も経験できるわけではないので、パートナー選びの際、慎重になるのは当然ですよね。慎重になるということは、決断を下すにあたって、それなりに時間がかかるということ。その過程で、自分以外の意見を求めたくなるのでしょう。「自分以外の意見」に該当するのが、占いなのです。

占いにハマるのはよろしくない?


一部では、「占いにハマるのはよろしくない」という考え方もあるようですが、一概には言い切れないでしょう。アルコールが、適量は体に良いと言われているように、占いも、適量ならば、恋愛にポジティブな影響をもたらしてくれます。

たとえば、「片想いしている男性と進展はあるのかしら?」という問いに対して。占い結果が「進展はある」ならば、いまよりももうちょっと積極的にアプローチをする自信に繋がるでしょう。「進展はない」ならば、ほかの男性にも目を向けるきっかけになります。

「出会いの時期はいつ頃?」という問いに対して、占い結果が「出会いは来月」の場合。来たるべき出会いに備えて、今月のうちにオンナ磨きを頑張っておこうと、美容やダイエットに気合いが入ります。「出会いは年末」だとしたら、それまでは仕事等に意識を向ける時期と、気持ちを切り替えることで、毎日が充実します。

「未来のダンナ様はどんな男性?」の占い結果が、「語学が堪能な人物」だった場合。それならば英会話サークルに入ってみようとか、外資系勤務の友人に合コン開催をお願いしようとか、出会いに対する視野がひろがります。「ごく一般的な会社員」という結果なら、年収一千万以上希望などの無茶な条件を見直すきっかけになるでしょう。

ハマりすぎたら「占い断ち」で願掛けを


占いにハマり過ぎ、「我ながらヤバいかも……」というときは、「断ち物」をしましょう。自分の好きなものを断つことで、願掛けするのです。徳川家光の乳母・春日局は、家光が大病を患った際に、「自分は今後どれだけ大きな病気をしても薬は飲まない」と、薬断ちの願掛けをして、回復を祈りました。その結果、家光は回復し、三代将軍になったのです。これをアレンジしましょう。

「今日から1週間は占いに頼らない」など、占い断ちをすることで、「○○君からLINEが来る」とか「当たり合コンの誘いが入る」などの願掛けをするのです。ポジティブな気持ちで、ハマり過ぎてしまった占いから離れることができますよ。

良い結果は信じる、悪い結果は、「結果を覆してみせる!」と、反骨精神を燃やす、もしくは方向転換のきっかけにするのが、占いの健康的な活用法です。占いと上手にお付き合いして、ハッピーな恋愛運を引き寄せましょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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