もっとラブラブになるために、彼女が理解してあげるべきこと

年上男子が好きという女子に「なぜ年上の男がいいのか」と聞くと、たいてい「若い男子に比べて包容力があるから」とか「お金を持っているから」という答えが返ってきます。ネット上にもそういう証言がたくさんあるので、お読みになったかたもおいでかと思います。
それらの証言をもう少し深く見てみると、もっとラブラブになるためには彼のとあることについて理解を示すしておいた方が良いという結論に至ります。それはいったいなんなのでしょう?

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下積み時代がないと生きてゆけない男たち


男って、若いうちに下積みがないと、どうしてもそのあとの人生をうまく生きてゆけないようになっています。
男の子を産んだお母さんが「男の子は見ていて切なくなる」というのは、そういうことでしょう。
性差別的な表現と誤解しないでいただきたいのですが、女子は「蝶よ花よ」と育てられ、社会に出たあともそのように生きることができたとしても、男は「絶対に」そうはいかない。
やっぱり、女子が見たらダサく見えるような下積みをしないと、どうにもならないようになっている。

若いうちは、男はたいてい貧乏です


ということは、もっと彼とラブラブになるために、女子が理解を示したいのは、彼の仕事に関することであると言えるのではないでしょうか。
若いうちは、男はたいてい貧乏です。女子も貧乏かもしれませんが、男だって女子に負けず劣らず貧乏です。
あるいは女子がWワークをして、貧乏をどうにか補っている横で、男は残業代も出ない仕事をせっせとしています。
彼の仕事にまつわる経済的なことと、精神的なこと、このふたつについて、もっともっと彼女として理解を示してあげてはいかがでしょうか。

理解を示さなくてもべつにいいという意見だってあるはずです。
女子はいきなり金持ちの年上男子と結婚することが可能です。でもそういうのって、わりとすぐにダメになるケースもよくありますよね。
簡単に手にしたものは簡単に消えてゆくという、この世の真実は、おそらく太陽が西から昇るようになったとしても覆らないことなのでしょう。

女子が思い描く「理想の恋」を知っている男たち


女子が思い描く「理想の恋」「理想の彼氏」「理想の結婚」というのは、男性雑誌にも載っているので、男たちはそれを熟知しているはずです。
しかし、男は女子のように「一気に」「理想の自分」にたどり着くことができない。
みっともないかっこうで(とてもじゃないけど彼女には見せられないようなかっこうで)、一生懸命働いて、やっとお給料が5,000円上がるかどうか、というのが一般的でしょう。
30歳を過ぎなければ、社会の成り立ちが「よく」見えてこないというのが一般的でしょう。

だから女子たちが「完成された(あるいは完成されつつある)」年上男子を狙うというのは、理解できなくもないですが、年上男子だって、いつなんどき仕事がダメになるか分からない時代です。
彼の仕事に関することに理解を示しておくと、彼氏の年齢を問わず、もっとラブラブになれると言えます。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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