金銭感覚以上に大事!? 「時間感覚」の合う相手と恋が続きやすい理由

恋愛では「金銭感覚の一致」が大事とよく言われますが、「時間感覚の一致」も欠かせないな……と思うこの頃。時間感覚が異なる相手との恋愛は、なかなかうまくいきにくいですよね。たとえば、片方が「たった1週間しか経っていない」と思っていても、相手からは「久しぶり」「寂しい」なんて連絡が来たり。はたまた、片方が「知り合ったのは2カ月前、もう遠い過去だ」と切り捨てていても、相手側は「ついこないだ知り合った人」だと思っていたり。こうした食い違いがなく、「なんとなく時間感覚が合うな」と感じる異性がいたら、それはかなり見逃せない相手かもしれません。

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連絡のタイミングが一致する相手は相性がいいかも!


時間感覚が合うかどうか、一番わかりやすいのは“連絡”のタイミングでしょう。「そろそろ話したいな、と思っていたら連絡が来た!」といった一致が起こりやすい相手とは、時間感覚が合う可能性が高いです。

逆に「ちょっと連絡が多すぎてしんどいな」「返事が遅い!」と何度も思ってしまうような相手とは、時間感覚が合っていないと考えられます。無論、完全一致する相手は滅多にいないでしょうし、お互いに合わせる努力も多少は必要ですが、極端に「時間感覚」が違ってしまうと、両方にストレスが溜まりやすく、破局も迎えやすいと言えるでしょう。

「フローの時間」を味わっている人は、時間が早く過ぎている!?


「時間感覚」を左右する要因としては、以下のようなものが挙げられます。

(1)コミュニケーションの必要量の違い
(2)せっかちな性格か、のんびりな性格か
(3)恋愛への興味関心度
(4)日々の過ごし方

(1)〜(3)は言葉どおりです。人とコミュニケーションをたくさん取らないと寂しい人、せっかちな性格の人、恋愛への興味関心度が高い人ほど、異性にコミットしようとするペースは早くなるでしょう。

そして(4)日々の過ごし方にも、時間感覚は大きく関わっています。以前の記事(漠然と「幸せになりたい」ではダメ!? 幸福感が増す生き方とは※関連リンク参照)でもご紹介しましたが、「フローの時間」を多く味わって生きている人のほうが、日々の時間が早く過ぎている感覚があります。「フローの時間」とは、何かに超集中・没頭している瞬間のこと。仕事でも趣味でも何でもいいのですが、自分の熱中できるものに時間を多く使って生活している人は、そうでない人に比べて1日が“あっという間”に感じています。そのため、異性との連絡で間隔が空いていても、「そんなに空いていると感じない」という現象が起きてきます。

連絡が「遅い」と思っているのは、自分だけかも!?


ということで、気になる異性や恋人ができたときは、「相手の時間感覚」をまずは観察してみましょう。「連絡が遅い」と思うことがあっても、「こちらに関心がないのだな」と即座に判断しないで、様子見をしてみてください。もしかしたら「連絡が遅い」と思っているのはこちら側だけで、相手は「普通のペース」だと思って連絡してきている可能性もあるからです。

しばらく観察していると、「あ、この人は3日に1回くらいがちょうどいいと思っているんだな」「2週間に1度くらい、恋愛モードになるみたい」「休日直前にまとめて連絡してくるのだな」といった相手のペースが分かってきます。

当然ながら「好意の量や関心度」も連絡ペースに影響はしますが、交際に漕ぎ着けようと必死になっている“緊急時”だけを見て判断してしまうと、後から「こんなに放置されると思ってなかった!」とか、逆に「もうちょっと落ち着いて付き合いたいのに……」などと後悔することも。ある程度、“通常時”の時間間隔を見せ合い、「この人となら大丈夫そうだな」と確信してから付き合った
ほうが、長続きはしやすいかもしれません。

時間感覚が合う相手とのやりとりには、お互いにあまり無理がなく、頻度が少なくても安心感があります。逆に合わない相手だと、「寂しい、疲れる」などのストレスや不満が溜まりやすいです。あまりにそう思うときは時間感覚の合う別の相手を探したほうが、幸せな関係を得られることもあるでしょう。

連絡手段が発達した時代で、人々の趣味嗜好も多様化している分、恋愛における時間感覚が合うことは必須ですよね。ぜひこんな観点からも、「ベストな相性」を見出してみてはいかがでしょうか。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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