今年こそ結婚したい女子必読! 男が「結婚に気持ちがかたむくとき」とは?

今年中に結婚したい女子のみなさんは、ネット上にある「男子が結婚を意識してしまう女子の言動4選」というようなタイトルのコラムを熟読なさっているかと思います。
今回は、そういうコラムに書かれてある内容をもう少し深く、丁寧に見ていきつつ、「男が結婚に気持ちがかたむくとき」について迫りたいと思います。

目次

男と仕事と結婚


社会に出た男にとって、なにがもっともしんどいかと言えば、言うまでもなく仕事です。
若いうちは、とても彼女に見せられないようなダサいかっこうをして、とにかく仕事を覚えなくてはならない。仕事を覚えて、あるていど稼ぎを安定させないと、結婚どころではない――こういうことではないかと思います。

あるいは新卒で入った会社がどうも肌に合わず、転職をしたいと思っている彼の場合は、事態がもっと深刻なはずです。
自分が生涯をかけてやりたい仕事って、なんだろう? と「自分探し的に」ぼんやりと考えている彼の場合は、もっともっと事態が深刻であるはずです。

社会と折り合えるとき


女子もおなじかもしれませんが、自分と社会(仕事)とがうまく折り合えないと、生きている心地がしないものです。

だから、男子が結婚を意識するときというのは
・自分なりに、自分の今の仕事でどうにか生きていけると思えたとき
・いわゆる「自分探し」的に職を探していても、彼女が自分の生き方を応援してくれているのがわかったとき

のいずれかではないでしょうか。

出世したら結婚する男と「月収100円」で結婚する男


芸能人でわりとよく見るのが、男のほうが出世したときに結婚するパターンです。
お笑い芸人さんのなかで、売れない時代(お給料が100円の時代)からすでに結婚していた、というケースは、「彼女が自分の生き方を応援してくれているのがわかった」から、早々に結婚したのでしょう。

ネット上には、女子向けの恋愛コラムがたくさんあります。
そういうコラムを集めているアプリもたくさんあります。
でも男子向けのそれは、極めて数が少ないものです。
おそらく男たちは、電車に乗っている暇な時間にツムツムをしているのではなく、自分と仕事の折り合いを(自分と社会との折り合いを)どうつけるべきか、すごく考えているのだろうと思います。
それは綺麗事だよ……と言うのであれば、彼に「結婚したら主夫になってもいいよ」と言ってあげるといいように思います。
あなたにそれを言う覚悟があればの話ですが。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

関連記事