男性が言う「今度どっか行きたいね」の真意は? デートを実現に導く3つのポイント

気になる男性や彼氏から「お花見とかしたいね」「GWどっかに出かけたいよね」なんて言われたら、普通、女性は「うれしい、デートに誘われた!」と舞い上がってしまいますよね。コーディネートを考えたり、髪を切りに行こうと思ったり、すぐに気の早い準備をし始める人もいることでしょう。しかし、寝ても覚めても、デートは具体的な話になってこない。「あれはどうなったの?」と聞いてみたら、「あれ、そんなこと言ったっけ!?」「あーもうちょっと待ってて……」などと乗り気じゃない返答。男性によくある、こんな発言の真意を男性陣に取材してみました。

目次

男性の「提案」は、実現の「約束」ではない!?


男性陣曰く、提案をしているその瞬間は、「行きたいと本気で思っている」のだそう。しかし、いざ実現させるとなるとスケジュール調整もしなきゃだし、いろいろ考えて計画しなきゃいけないし……となってきて、だんだん億劫になってしまうのだとか。「この仕事を片付けてから考えよう」「そのうちでいいや」と後回しになっていき、そのうちに忘れてしまっている、なんてこともあるそうです。

「〜したいねっていうのは、まだ“約束”じゃなくない?」なんて意見もありましたが、女性からすれば、気になる男性や彼氏にそんな嬉しい提案をされたら期待してしまいますよね(笑)。中には最初から“口だけ”のつもりの男性もいるでしょうが、そのあたりは他の言動からも見抜けるはず。叶わないとしても、本気で「デートしたいな」と思って発言しているならば、その気持ちだけは喜ばしく聞いておいてもいいのかも。その上で“聞き流し上手”になると、不要な落胆は避けられるでしょう。

具体的には、「行きたいね」「行こうよ」レベルの提案の場合は、「そうだね〜(心の声:実現したらいいな〜程度で思っておこう)」「行けたらいいね(心の声:ま、気分で言っているだけかもね)」などとあまり真に受けないでおく。そうすれば、無駄に気持ちを振り回されないですし、男性を憎らしく思わなくて済みますよね。万が一、実現したときの喜びも大きいでしょう。

「約束を破った!」と責めると、関係悪化することも


誘われたと思っていたデートが実現しないと、女性は「この盛り上がった気持ちをどうしてくれるのよ!」とイライラしたり、「約束を守ってくれないってことは、私に本気じゃないんだ……」と落胆したりしがちですよね。でも、この段階で「なんで?」「約束したじゃん!」と男性を責める形になると、関係が悪くなってしまうことも少なくありません。夫や彼氏であればそこまで深刻にはならないでしょうが、まだ交際前の場合、女性に責め立てられると、男性は「この人とはやっていけそうにないな」と恋心が萎んでしまうこともあります。

中には罪悪感から自問自答し始め、「なぜ俺はデートを実現させようとしないのか」→「そうか、きっとそこまで彼女のことが好きじゃないんだ」なんて結論を導き出してしまう男性も。それは女性にとっても嬉しくないことのはず。男性が本気で日程を提案し、本気で誘ってこない限りは、こっちも本気で取り合わない。そういう風にしておいたほうが、お互いにとって健康的ではないかと思います。

なお、こういった”希望的提案”発言をする男性かどうかは性格的な部分もありますので、「軽い口約束でも破るような男性はイヤ」「気分で適当な発言をする男性は疲れる」などと思うならば、別の相手を探したほうが幸せかもしれません。

時間の猶予が大切!? デートを実現に導く3つのポイント


こんな面白い意見もありました。「1カ月先くらいの約束ならば、頑張ります……(笑)」というもの。その彼曰く、仕事も忙しく、つかの間のプライベートの時間にもやりたいことは沢山ある。近すぎるデート日程を提案されると、その予定を積極的に組み込む気にならない――とのことでした。

この意見は参考になりそうですね。「そんなやる気ない男なら、もうええわ」と呆れる女性もいるでしょうが(笑)、相手がまだ100%の恋愛モードではないときに、「なんとか接点を増やしたい、会うことで仲良くなっていきたい」と思うなら、自分から上手に会える機会を誘導していくのも、女性側の腕の見せどころかも。男性だって恋に夢中になれば一時的に女性を誘いまくることもありますが、関係が落ち着くと、“釣った魚に餌はやらない”状態になってしまうことも多いですよね(笑)。平常モードだと恋愛が後回しになる男性は少なくないので、いずれにせよ、うまくデートに誘いだす術は身につけておいて損はないと思います。ポイントは以下3点。

男性とのデートを実現させるコツ


(1) 相手の「提案レベル」の話は、穏やかに聞き流し、約束とまでは考えない
(2) 自分から誘うときは、日程に余裕を持たせる
(3) 「約束は守って当然」という態度ではなく、「連れて行ってくれたら嬉しい!」という気持ちをポジティブに伝える

気になる男性や彼氏に「デートに誘われたはずなのに!」「なぜ実現しないの!?」なんて思うときは、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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