ムリなら諦めるのが正解!? 女が叶わない片思いからの卒業を決意した瞬間

「あー、もうムリかも……。彼のこと諦めたほうがいいかな……」
……どれだけまっとうな理由があったところで、「好きな人を諦める」ことほど女にとってツライことはない。だからこそ女性はありとあらゆる“言い訳”を自分に与えてでも恋にしがみつこうとするのではないだろうか?

「だって好きになっちゃったんだもの、仕方ないじゃない!」
「誰にも迷惑かけてないし、思うだけなら自由だよね」

今回は“……にも関わらず”女たちが恋を断念した瞬間についてお届けする。彼女たちが恋する想いを手放したのは正解だったのか、そうでないのか……あなた自身も一緒に考えてみてほしい。

目次

1.なかなか連絡が来ないとき


「入社したときからひそかに思いを寄せていた同期の彼と、いつかは付き合えることを夢見てた私。少しでも彼に近づきたい一心で“同期会”なるものを作り、ことあるごとになにかと口実を設けて誘ってたんだけど……。他の同期からは『お~いいね!』なんて返事がすぐ来るのに、肝心の彼からの返事はいつも一番最後。『いま忙しい~? ごめんね』と催促してみたり『……デートの先約でもあるの? 何なら彼女とか連れてきてもイイよ~!』なんて軽~い感じで探りを入れても『ん~別に~』みたいに素っ気ない言葉が何日か後に返ってくるだけ……。さすがにコレは脈ないな、って感じて最近じゃ諦めモード」(20代・製薬会社)

……女を地味~に凹ませるのが「誘ってもなかなか快い返事が来ない」「連絡が来てもその返信がものすごく遅い」という男性からのこの行為。
「きっとなんかあったんだよね」「いまは忙しいのかも……」なんて自分で自分を慰めたところで、その回数を積み重ねれば確実に女の心に傷はつく。“男はどれだけ忙しかろうが好きな女のことはほっとかない”なんて恋の通説も相まって、「もうダメ……」と“リタイア”してしまうのもムリもない。

2.好意を伝えてもはぐらかされたとき


「自分好みのタイプで、どうしても落としたい2才年上の男性がいるんだけど、その人は私が“好き好き光線”を発しても『え? 俺なんてホントつまんない男だよ……』『あはは、ま、そのうちね』と適当にはぐらかされるばかり……。だからこの前は思い切って『あ、もう終電なくなっちゃう……』って飲みの時間を引き延ばそうとしてみたら、『じゃあタクシー代払うよ~』ってホントに5000円渡された! “私って5000円払ってでも一緒にいたくない女なの?”ってさすがに思い知らされた……しばらく立ち直れそうにない」(30代・企画)

……「連絡がなかなか来ない」のが地味なボディーブローなら、直接顔面にパンチを浴びせ掛けられるような男の行動がこちら。自分の想いを相手に伝えるというのは心臓が飛び出しそうなくらいドキドキもの。
「今度ここ行きませんか!」「もっと話てたいな~」なんて表面上では明るく軽~いノリで言ってみるも心の中は真剣そのもの……。
遠回りでもガチな告白をテキトーにはぐらかされては女の心は砕け散る。そして残るのはただただ後悔……。「あんなことしちゃって恥ずかしい……」「好かれてもいない相手に言い寄っちゃった……」という羞恥心なのだ。

3.彼が結婚してしまったという投稿をみたとき


「彼に彼女がいるのはまだガマンできた。『付き合ってても別れることもある……』と自分にはまだチャンスはあると励ましてきた。でも、SNS上に投稿された『俺達結婚しました!』っていうウエディングドレスとタキシード姿の写真をみたらもう全てがおしまい……。私の数年に及ぶ長い片思いは、その瞬間にこっぱみじん」(30代・団体職員)

……女にとって最もキツイ事態がコレ。“彼の結婚”はハンマーでアタマを叩かれるような衝撃を受けるだろう。しかも幸せそうな二人の写真などを見せつけられてしまったらさらに残酷度はアップ……。
「私がいつかそうなりたかった立場を他の女が獲得してしまった」「私がどんなにあがいてももう彼と結ばれることはない」という“嫉妬と喪失”という二重の苦しみを無情にも受けなければならないのである。
「これ以上追えば不倫になってしまう……」「既婚者を追いかけるなんてモラルのない女と思われる」という罪悪感や世間体も加わって、諦めるしかなくなるのだ。

“諦める恋”“手放す恋”こそがあなたをヒロインにしてくれる


「彼は心のどこかでは私のことを憎からず思っていたのに、その気持ちに気付かず別の人と結ばれてしまった」
「彼が本当に愛していたのはあの女性じゃなくて私だったのに、運命のいたずらで何かが狂ってしまった」

……そんな悲恋話のヒロインなど、ドラマの中ならともかく現実にはめったに存在するものではない。「お互い本当は思ってるのになかなか結ばれない」ことなど殆どありえない事態……だからこそ、女は小説やドラマの「女にとって都合のいいすれ違い」に対して夢中になり感情移入してしまうのだ。

返信や連絡がなかなかこない、誘ってもはぐらかされる、アプローチしても邪険にされる、
そんな男性はあなたのことなど眼中にない。
彼にとってはあなたは脇役どころか、ただのエキストラ、通行人……。

つまりあなたが今から“諦める恋”は「それで大正解」なのである。

”手放す恋”はこれからあなたを主人公にしてくれる男性と出会える最大のチャンスなのだから……。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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