ホントの料理上手って? 一人暮らしでうまく自炊を続けるコツ【イラスト】

新生活が始まって「よ〜し、がんばって自炊するぞ!」とはじめは意気込んでいたものの、「料理ってなんてめんどうなの?」「おしゃれなご飯やお弁当もなんてもってのほか」……とあきらめモードの人もすでにいるはず。
自分には向いていないのかも、と開き直るのはまだ早い! なにかを覚えるときに大事なのはコツと経験。これを読んでちょっとでもラクになるといいなぁ。

目次

無理はしない


最初はいろいろ思うんです。

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実際にやってみるとうまくいかないことだらけ。野菜は高いし、余って腐るし、洗い物はたまるし……そもそも面倒くさい! なんなのお母さんってすごい!! ってなる。
ぜんぶぜんぶは無理なんです。最初は“何かだけ”だっていいんです。
例えば「お米だけは家で玄米を炊く」とか「朝ごはんだけは家で納豆を食べる」だって、3食コンビニよりずっと立派。
お惣菜コーナーに頼ろうがインスタントみそ汁を活用しようが、カッコ悪くはありません。そもそも一人分だけをつくるって、逆に割高になることも多いですからねぇ。

先に処理して“小分け保存”を身につける


ラップに包まれた食材が冷凍庫に入っていたら料理してる子って感じがしませんか? 主婦じゃあるまいしそんなマメなこと……って思ったら大間違い! ひとり暮らしこそやるべきなんです。毎回まな板と包丁を洗わなくて良いならラクじゃない? 食材を腐らせずに済むならスーパーで買い物しやすくない? さぁ、レッツ小分け保存。

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――などなど、食材ごとにいろいろな保存方法があるので、自分にあったものはなにか調べてみてくださいね。
最初はこれも手間に感じるだろうけど、身につけるとその都度処理するよりもとってもラクです!

賞味期限が長めのものを上手に活用


小分け保存のお肉や野菜以外にも、2〜3日では腐らない“コレ”さえ買っておけば……というものが決まってくるとラクチンです。私だったらお豆腐、納豆、ハム、チーズ、こんにゃく麺などはだいたい冷蔵庫にあります。これで朝ご飯や、深夜のお菓子の誘惑を乗り越えられてます(笑)。

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ちなみに豆腐やハムはまとめて入っているものではなく、小パックになっているものを選ぶのがオススメです。高くても、投資だと思っていろいろと調味料を揃えてみるのも手です。同じ食材でも飽きずに食べられるちょっとした工夫が、自炊を続けるためにとても大事だと思います。


洗い物が少なくて済むように工夫する


包丁、まな板、フライパンを使うのが料理のルールではありません。食器を何枚も使うルールもありません。上記のように処理済みのお肉や野菜をうまく活用すればお皿一枚、レンジ一台でワンプレートご飯や丼飯をつくることだって可能です。食材を切る時も、キッチンバサミを使ったり手でちぎったりしても良いんです。固定概念をなくすといろいろなことがラクになります。めんどうな片付けは家族がいれば分担できるけど、なにせひとり暮らしはひとりですから……。自分がおいしいと思えるものをラクに作れるようにするのが、続けられる秘訣な気がするの。

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最後に……レトルトパスタは避けたいところ


そもそも自炊の利点はなにかを考える。
(1)添加物、塩分糖分の摂りすぎを避けられる(2)安く済む (3)花嫁修行になる
などなど。この利点を生かせないならいっそのこと外食のが良いじゃん? って私は思うのです。自炊でやりがちなのがレトルトソースのパスタ。安くて簡単かもしれないけど、栄養素や添加物を考えると定期的に食べるのは考えもの。いっそのこと牛丼チェーンのが安くて体によいのでは?! と思う。もしもパスタが大好きならば、野菜などを添えてぜひ栄養バランスの調節を。
(小鳥遊しほ)

この記事を書いたライター

小鳥遊しほ
イラストレーター兼コラムニスト。豊富な肩書きを活かし、料理や恋愛などのイラストコラムを連載中。 KADOKAWAより書籍「くまっているのはボクなのに。一問一頭 」河出書房新社より書籍「こまりくまブック」出版している。

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